韓国が旅客船セオル号の事故以来、国家がフリーズしたようになっている。たかが事故とか、交通事故より死者数は少ないとか、比較されはするが、結果的に事故の誘因となる余りのも奥のことが発覚して、国家そ
のものが大きなダメージを受けている。
たかが事故と言われるが、日本でも阪神淡路大震災や東日本大震災で、この国の形は大きく変わった。それまで国家や社会が疎かにしてきたことから、より一層事態は悪化することが悲惨な結果を招いているからである。
アメリカの場合も、9.11で大きき変容した。より一層暴力的になったのではあるが、世界を混乱させることになった。アメリカは凶暴になったといえる。
韓国は今回の事故で、若い命を多数失ったことに加えて、船長以下の事故対応が全くないどころか、船室に待機させたことが悲劇の質を深刻にさせている。
過積載も船体の改造も、世界一と言われる競争社会で起きた結果と言
える。少々が辞任したところで、遺族の憤懣は留まることを知らない。大統領に直接責任があるとは思えないが、言質を取られたりと、彼女が下手に反論できない状況にはある。
そういえば20年以上前に、百貨店が倒壊したこともあったが、またまたビルが傾いて騒ぎになっている。セオル号の改造もそうであったが、建築基準などが行われていないのではないか。中国までもないがわいろの横行が、不正を助長しているのではないか。
韓国は国全体が鎮魂の様相を呈し、消費の落ち込みも甚だしいようである。国家の転機を図るにはいい機会であると思うのは、少々過酷であろうか。北朝鮮やFTAなどの過積載で舵を切る国家の復元力が試されている。