福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

李承晩と対馬

2008年07月03日 |   〇竹島問題等

誤解を恐れずに言えば、「ヲタク」は、最近、竹島(独島)問題を
韓国の「国内問題」の産物として見る視点を強めている。

机上の空論と言われればそれまでだが、韓国の「国内問題」が
解消に向かえば、竹島(独島)の日本領有の正当性(韓国領有の
不当性)を韓国社会も認めざるを得なくなると考えているのだ。

「ヲタク」がここで言う韓国の「国内問題」とは、過度に非合理な
民族主義や複雑な対日感情などを指している。

ところで、竹島(独島)問題の直接の生みの親とも言える李承晩
政権は、独自の論理を元に竹島(独島)のみならず対馬に対する
韓国の領有権をも公式に主張していた。

しかし、結局、竹島は実力で占拠する一方、対馬への実力行使は
しなかった。

当時、GHQの占領下にあった敗戦国・日本の政府は、独立した
旧植民地の露骨な領土的野心にどう対処しようとしていたの
であろうか?

闇の中に眠っているそうした政府の努力に関わる内部資料の
一部が、東京神田の古書店の手に渡っていたと言うから、
少々驚いた。

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■ "日, 대마도 한국령 주장때 위기의식 느껴"
日本、「対馬は韓国領」の主張に強い危機感
(連合ニュース 7月3日)

지난 1948년 이승만 당시 한국 대통령이 대마도(일본명
쓰시마)에 대해 한국의 영유권을 주장했을 당시 일본
정부가 위기의식을 갖고 적극적인 대응책을 검토했음을
보여주는 자료가 발견됐다고 NHK방송이 3일 보도했다.
1948年、当時の李承晩大統領が対馬に対する韓国の領有権を
主張した際、日本政府が危機感を持ち積極的な対応策を検討した
ことを示す資料が発見されたとNHK放送が3日、報じた。

대마도의 영유권에 대해서는 이승만 대통령이 1948년과
1949년 한국령이라는 주장을 폈으나 당시 일본 정부에서는
특별한 대응을 하지 않은 것으로 그동안 알려져 왔다고
NHK는 전했다.
李承晩大統領は1948年と49年、2度にわたって対馬に対する
韓国の領有権を主張
したが、これまで、当時の日本政府は特別な
対応を取らなかったとされてきた。

그러나 1948년부터 1949년에 걸쳐 대마도에 관한 다양한
문서를 담은 책자에 따르면 '국경 쓰시마의 방위와 개발에
관한 건'이라는 극비문서에 "만약 유엔이 승인하면 일본
영토에서 제외된다"는 등으로 언급돼 있는 등 외무성
담당자가 한국령 주장에 대한 대응책을 검토한 흔적이
있다고 NHK는 밝혔다.
しかし、1948年から49年にかけての対馬に関する様々な文書を
綴じた冊子の中から「国境対馬の防衛と開発に関する件」という
当時の極秘文書が発見され、その中に「もし国際連合が承認
すれば、日本の領土から除外されてしまう」などの文言があり、
外務省担当者が韓国側の主張に対する対応策を検討したことが
うかがえる
と、NHKは報じた。

NHK에 따르면 도쿄(東京) 간다(神田) 고서점가에서 찾아낸
이 자료는 당시 일본 정부가 대마도의 한국령 주장에 매우
위기감을 갖고 있었음을 보여주는 것으로, 전문가들은
"당시의 일본의 한반도 정책을 재조명할 수 있는 계기가
되는 자료"로 평가했다.
NHKによれば、この資料は、東京神田の古書店街でみつかった
もので、当時の日本政府が対馬領有権をめぐる韓国側の主張に
強い危機感を持った
ことを示しており、専門家らは「当時の日本の
朝鮮半島政策を見直すきっかけになる」と評価している。


(終わり)

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□ 元ネタとなったNHK報道(NHKホームページより)

7月3日 7時5分

終戦後の昭和23年、韓国の当時の大統領が長崎県の
対馬は韓国領だと主張した際、日本側は特別な対応を
しなかったとされてきましたが、実際には対応策が検討
されていたことを示す資料が新たに見つかりました。専門家は
「当時の日本の朝鮮半島政策を考え直すきっかけとなる
資料だ」と話しています。

この資料は、東京・神田の古書店が入手したもので、昭和
23年から24年にかけての対馬に関するさまざまな書類を
とじた2つの冊子からなっています。書類には外務省の
用紙が多く使われ、当時の政府の担当者が現地調査などを
通じて集めた情報をまとめた資料とみられています。終戦後の
対馬をめぐっては、昭和23年と24年、当時のイ・スンマン
大統領が韓国領だと主張する発言をしていますが、日本側は
特別な対応をしなかったと考えられてきました。しかし、「国境
対馬の防衛と開発に関する件」という極秘印の押された
書類には「もし国際連合が承認すれば日本領土から除外
させられる」などといった文言があり、日本の担当者が
大統領の発言について対応策を検討していたことがうかがえます。
戦後の日韓関係に詳しい佛教大学の太田修准教授は
「日本側の対応はそう単純なものではなく、非常に危機感を
募らせていたと言える。当時の朝鮮半島政策はまだまだ
不明な点が多く、日本側の政策を考え直す1つの手がかりに
なる貴重な資料だ」と話しています。


・・・・・・・・・

(終わり)

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