2008年夏、「ヲタク」家族を乗せたKCブリッジ号は夕方6時過ぎに
プサン港に入港した。
△色の塗り替え作業が進む釜山大橋
日の長い夏だけあって、「ヲタク」家族を迎えた釜山港はまだまだ
明るかった。
△博多航路を走るニューカメリア号
新参者のKCブリッジ号が接岸する場所は、ニューカメリア号の後方。
ターミナルビルの真反対にあたる一角だ。
△接岸したKCブリッジ号からターミナルを望む
どうやら大阪航路を走るパンスターラインとの共用だ。接岸された
目の前にはパンスターラインのコンテナが積まれていた。
△釜山港に入港したKCブリッジ号でポーズを取る末っ子
この日の乗客はほとんどが韓国人で、数的には小中学生の
団体客が大半を占めていた。
埠頭に着地した乗客たちは、その場所で移動バスを待つ。
韓国旅行にロマンチックな情緒を求める人は、このコンテナの山の
お出迎えには興ざめしてしまうかもしれない。
△臨時の移動バスは、普段、ターミナルと釜山駅間を走るシャトルバス
コンテナやトレーラーの間を縫ってバスが向かう先は、高速船
コビー用のゲート入り口前。
その後はターミナルまで通路を歩く。後は入国手続き。他の船と
変わらない。
ターミナル内に設置された釜山銀行の電光掲示板(写真)を
見ると、「ヲタク」家族が韓国に入国したのは午後7時過ぎだった
ことが分かる。
何はともあれ、このKCブリッジ号なら、フェリー船でありながらも、
朝、のんびり家を出て夕方には釜山に着く。
△ターミナルを出るタクシーのフロントガラス越しにカシャリ
北九州市近郊に住む「ヲタク」家族にとってはなかなか魅力的な
船だ。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報アジア
△門司港西海岸
2008年夏の訪韓では、就航したての「MOJI LINE」(門司-プサン
航路)を初めて利用した。
△モジラインのターミナル
ターミナルは外見も内部もずいぶん貧弱だ。
渡船のターミナルと言っても誰も疑わないレベル。海の物とも
山の物とも分からない門司-プサン航路の現実が、こうした施設に
反映しているのだろう。
近くで見るKCブリッジ号は、かなり大きく見えた。ニューカメリア号
(博多)やはまゆう号(下関)に比べずいぶん古い船だが、
まだまだ現役で十分、活躍できそうだ。
備え付けの乗船ゲートがないので、大きな荷物を持った客は少々の
苦労を覚悟しなければならないだろう。ただ、重い荷物は係員の
人たちがちゃんと運び上げてくれるので心配はいらない。
△関門大橋(写真右手が北九州市門司区)
出航までの時間、船のデッキをうろつきながら関門大橋と
下関の海峡ゆめタワーをデジカメに収めてみた。
△海峡ゆめタワー(山口県下関市)
KCブリッジ号の出航は正午。
(終わり)