日本語と韓国語は同じくウラル=アルタイ語系の膠着言語であり、
文法構造はよく似ている。お互いに外国語としては、非常に学び
やすい言語だと言えよう。
しかし、当然のことながら、より自然な韓国語(日本語)を身に
着けようとすると、発音以外に文法的な面でもいくつもの落とし穴が
待ち構えている。
文法構造が似ているがゆえに、相互に違っている部分にまで、
母語で働く法則を無意識に当てはめてみたり、安易な直訳で
通じると思ってみたり、似ているが故の失敗を犯してしまうことが
多々あるのだ。
今日、翻訳の練習に挑戦した記事の一部だ。
「毎日新聞が実施した世論調査で、米国、中国、韓国の3カ国に
対する親近感を聞いたところ、米国に対して「親しみを感じる」と
答えた人が65%に上ったのに対し、韓国は4割強、中国は
約3割にとどまった。」
この「で」、「ところ」、「に対し」という文章のつなぎの部分で
けっこう悩んだ。当然、安易な直訳ではおかしな韓国語に
なるだけだ。
結局、僕は次のように訳してみた。
”마이니치신문이 실시한 설문조사 결과, 미국,중국,한국 등
3개국에 대한 친근감을 묻는 질문에서 미국에 대해 "친근감을
느낀다"고 답한 응답자가 65%에 달한 반면 한국은 40%대,
중국은 약30%에 그친 것으로 알려졌다.”
要は、後ろの文章をより自然に展開していくために、最初の「で」の
部分を「결과/の結果」に置き換えたのだ。 ← 応援のクリックをお願いします。