BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

虚構推理 第10話 『虚構争奪』 感想

2020-03-15 15:33:34 | 虚構推理
あれー、おかしいなぁ。

小説はそれなりに終盤も面白かったのだけど、映像にすると、全然ダメだ。

( 城平京 『虚構推理』 感想 )

演出そのものがどうみていちゃちい。

そもそも、鋼人七瀬の顔を潰された姿が映像的にはNGだよな。

琴子の「虚構推理」の過程を逐一、映像で説明していくのは、その意図とは完全に逆に、小説の面白さを損なってしまっている。

あのあたりは、まさに、なんか琴子がもっともらしいことを立て続けに提案していく様、畳み掛けていく様子が、「虚構推理」という虚構を本物の推理のように錯覚させていくところにあるのに。

それを、その琴子が方便としてでっちあげた「虚構」をバカ丁寧に説明してしまっては、しかもネットの「ななし」たちからのレスポンスまでバカ正直に描いてしまったら、虚構の「ウソっぽさ」の方が際立ってしまう。

ということで、この作品、映像化は完全に失敗だな。

というか、物語の展開の妙を楽しみたかったら、原作を小説として、絵なしで読め、ということ。

まぁ、マンガもあるみたいだけど。

でも、「考える」という行為を使ったゲームである「騙し合い」については、徹底的に「内省」として黙読で楽しむべきなんだな、というのを痛感させられた。

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第11話 『約束は午後三時、記憶ミュージアムにて』 感想

2020-03-15 02:25:36 | まどマギ
うーん、まったくわからん。

わからないにもほどがある、ってくらい、ホントにわからない。

てか、これ、もはやまどマギとは関係ないよね?

魔女と魔法少女が戦うという構図ではなく、魔法少女のチームの間での抗争、という感じにしか見えない。

で、問題は、それで何をやりたいのかが、まったくわからない。

いろはが妹を探しているのはわかるけど、それとマギウスの翼とか、っている話とのつながりがなんかよくわからない。

やっぱりキャラが多すぎて、その結果、間にどうでもいい会話が挟まれすぎるから、会話ばかりのくせに、何をしたいのか、見えないのって、さすがにちょっとひどいんじゃないかな。

せめて、まどマギ本編との時間軸とか関わりとか明らかにしてくれると、どういう感じで見ればいいのか、想像はつくのだろうけど。

それすらないからねぇ。

さすがに、これはもう脱落かな。

FGOと違って、もう一度最初から見直してストーリーの流れをつかもうという気もおこららないし。

FGOは終盤、物語が華々しく動いて、そこでキャラも集結して目的を持って連携して動くようになったから、その結果、一応、バラバラだった糸が一つによれてきた感じがしてきて、だったら、その理由を知るために見直してみるかという気にもなったのだけど。

そういう気に一切させないからね、この展開は。

それで、作画も崩れてきたら、もう見るところないし。

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 第20話 「絶対魔獣戦線メソポタミアII」 感想

2020-03-15 01:49:35 | Fate
うむ、ディテールはあまりよくわからなかったけど、とにかく総力を結集してティアマトを倒した、ということだよね。

てっきり、前回の最後で出てきた翁とかがティアマトを一撃で倒してくれるものと思っていたのだけど、結論から言えば、超強い助っ人が駆けつけてくれた、という以上の意味はなかったわけね。

むしろ、功労者はギルガメッシュ。

だって、止めはエアで刺した、ってことでしょ?

あれって、いわゆるFateのサーヴァントで出てきてる「ギル」の姿だと思うのだけど、突然、サーヴァントとして登場したのは、一応、前回死んだから、という理屈でいいのかな?

それで、例の血の気が多いころのギルの姿で現れた、と。

でも、やっぱり、どうしてあそこでタイミングよく現れたのかが、今ひとつわからないけど。

まぁ、マーリンも「駆けつけた」というくらいだから、ゲーム設定的にはなんでもあり、ということなのかな。

あとは、意外と藤丸が最後で活躍した、ということか。

てっきりガイド役だとばかり思っていたけど、一応、最後は主人公らしいことをした、ってことね。

にしても、ティアマトの「怒り?」の理由もよくわからなかったかな。

要するに、子離れを拒む母親のようなものだった、ということ?

で、最後の最後でエレシュキガルが自滅。

あれは、藤丸と契約していなかったから、自前の魔力が切れた次点でアウトだった、という理解でいいのかな。

まぁ、事実上の双子のようなイシュタルは残っているから、エレシュキガルが消えたも、あまり感じ入るものがないのが、ちょっと残念。

ともあれ、総力を結集したらなんとか世界を救えた、という理解でいいのかな。

そして、次回の最終回は、今回のエピローグなのだろう。

前々回からの怒涛の展開、並びに、それに伴う女神たちの退場は、見せ場としてはよかった。

結局、三女神同盟は、みな、それぞれの意志でティアマト討伐のために散っていったわけで。

よもや、そんな展開が待っているとは思わなかったけど。

その一方で、ティアマトの圧倒的強さの理由がよくわからず、最後に取ってつけたように、ギルが討伐方法を示唆して藤丸に実行させた、というのは、構成上は、限りなく禁じ手に近いようなご都合主義にも見えたけどね。

もっとも、止めは刺したのは、藤丸ではなくギルだったけどねw

とりあえず、ティアマトの討伐はかなったけど、やっぱり、次回のエピローグでもう少し、説明が欲しいかな。

正直、物語が終わるという気がしなくて、つまりは、あまりカタルシスを感じていない。

ただただ圧倒された、だけなので。

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