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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 第10話 『破滅の時が訪れてしまった…前編』 感想: 唐突に「闇の魔法」というシリアスというかマジメな展開が来たね!

2020-06-07 13:06:42 | Weblog
いや、ちょっとビックリ。

この数回は、あれ、なにしてたんだっけ?というくらいにのんきなどうでもいい話が続いていたので。

それがここに来て、突然、「光の魔法」の保持者たるマリアに対して、「闇の魔法」の使い手が登場したのだから。

しかも、それが生徒会長のシリウスだ、というのだから。

もっとも、カタリナの周りにいるキャラたちを考えたら、彼くらいしかイレギュラーな存在は考えられないから、そういわれても、あぁ、そうか、くらいしか思わないけれどね。

それにしても「隠しキャラ」というのは、ちょっと便利すぎかなぁ。

このあたりの唐突さは、ホント、ゲームにおける「お約束」と普通のお話における「お約束」との違いだよなぁ、やっぱり。

さすがは、原作が「なろう」だけのことはある。

ホント、さすがは、ゲームにおける経験の焼き直し、というか、ゲーム体験という本来なら個別プレイヤーごとに細部は異なっているがためにファンやマニアでの間での共有体験といいがたいものを、一本のシナリオのみをテキストのストーリーにして、それをもって「共通体験」にしたい、という欲望の現れであるだけのことはあるね。

だから、ゲームにある常識を、むりやりテキストの中に挟み込んできても、読者側は違和感をもたないという。

映画のノベライゼーションってのがあったけど、それと同じように、ゲームシステムのノベライゼーションが「なろう」の基本的な性格なんだろうな。

裏返すと、物語の転調が、それまでの文脈を無視しても、唐突に「隠しキャラ」設定で実現できてしまうから、それまでの間にプロットを重ねていく、ということができない、ということだよね。

だから、この数回のどうでもいいようなネタのオリジカル回は、ホントに、終盤のこの会長=闇の魔法使いエピソードにむけた、消化試合でしかなかった、ってことなんだな。

うーん。

にしても、いったい、あの会長くんは、カタリナに何の恨みをもっているのだろう?

そのあたりは、次回の後編?中編?で明らかにされるのだろうけど。

まぁ、多くの「カタリナさま大好きキャラ」があれだけいるから、何の心配もいらないと思うけどw

でもこれで、カタリナが素直に闇落ちして、本来のカタリナの姿として悪役令嬢として振る舞ってくれるのは、ありといえばありだなw

その場合は、会長は、隠しキャラ、というよりも、本来の悪役令嬢のルートをことごとく潰してきたカタリナに対する、ゲーマスからのお仕置き、という気もしなくはないけれど。

もしかして、マジで、ソフィアの前世が、カタリナの前世でのともだちだった「あっちゃん」であることと関係しているのかね?

となると、実は、大なり小なり、前世からの「恨み」をそのまま持ち込んできている人たちもいそうだけれど。。。

あ、でもそうか、カタリナが前世の記憶を思い出したのと同じように、生前の記憶を取り戻すキャラが他にいてもおかしくはないわけか。

うーん、もしかして、会長も、そういう前世からの因縁組なのだろうか?

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かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第9話 感想

2020-06-07 12:44:27 | かぐや様
うーん、やっぱり藤原書記の出番が少ないとイマイチだなぁ。

なんていうか、明るく天然な邪悪さは、この手のギャグでは、一陣の風として、清涼剤ポジションなんだけどね。

一刀両断の清々しさ、というかw

まぁ、中盤で早坂は出てきてから、多少は持ち直したけれど。


で、伊井野ミコ、マジ、ウゼー。

なんでまたこいつがでてくるわけ?

いや、出てくるのはもちろんわかるよ、新キャラだから。

でもさー、出すなら中継ぎくらいの位置でいいじゃない、ウザいんだからさ。

むしろ、友人のこばちのツッコミがなかったらやってられなでしょ。

てか、こばちのキャラはCV含めていい感じなので、伊井野を出すなら、必ずこばちとセットにしてくれないかなー。

で、中盤で、一瞬、早坂のワンポイントリリーフがあったものの、あとは、あとはかぐやの「ルーティーン」訓練での、いつもどおりのアップダウンの繰り返しの演技になって・・・単調なんだよなぁ。

しかし、この先は、石上が主人公ってホント?

唐突の応援団展開に、はぁ?ってなっていたら、そこで出てきたつばめ先輩ってのまで石上がらみで本編に関わってくるって本当?

うーん、なんか、ものすごく迷走し始めているようにしか見えないのだけれど。

そりゃ、まぁ、白金とかぐやの二人だけの話を、生徒会室だけでやっているだけでは、ネタ切れになるのはわかるけど。。。

でも、その停滞感を拭うために、新キャラ投入による舞台の外部化って、どうなんだろうなぁ。

ていうか、あの応援団の描写自体が、さすがに石上視点的に「盛りすぎ」なので、嗤うに笑えない、というのが厳しいところ。

そんなオタクの自虐ネタが楽しいかね。

なんか、石上のシーンになると、ダメな時の「絶望先生」的な、ねっとりした嫌な笑いになっていくので、あまりおもしろいとは思えないんだよな。

伊井野とか石上とか、ほんと、どうでもいいから。

藤原書記と早坂に尺を割いて、かぐやと白金を、どうぞ、いじってください。

それが本筋だと思うんだけどなぁ、この作品の場合は。

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