BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 全13話 感想: やっぱり着ぐるみの頭がもがれたシーンが最高に衝撃的だった!

2020-06-29 12:37:30 | グレイプニル
『グレイプニル』も終わってしまった。

改めて言うけど、面白かった!

第13話の感想については、そちらを見てもらうとして、シリーズ全体でいうと、やっぱり作画の良さとアクションの動き、それと展開の上での緩急の使い方のうまさ、が目立ったかな。

やっぱり、この作品は、基本がホラーで、それにゲーム要素が付加された競い合いであり、サスペンスだと思うんだよね。

その点で、静と動の使い分けがうまかった。

とりわけ、アクションシーンの動き。

特に、修一と千尋が合体して戦った7話の場面の動きは、アングルの使い方もうまくて、すごく良かった!


もっとも、この作品に引き込まれたきっかけといえば、やっぱり、ヤンデレ的怒りに駆られたエレナによって着ぐるみになった修一の頭がもがれた3話から4話の場面ね。

あそこは、ホントにびっくりした!

え!って思ったもの。

しかも、頭がもがれた後、中にはいっていたクレアの頭だけがでている状態が、どうにも笑えてしまうのがいい。

だって、スタイルのいいクレアがずんぐりむっくりの着ぐるみを来て一生懸命動こうとするだけで滑稽じゃない。

そんな感じで、超悲惨な場面なんだけど、でも笑える!という、微妙なさじ加減が、この作品の魅力を増しているんだろうな、と思った。

やっぱり、あそこが一番。

で、二番が、円グループをクレアがキョウチクトウで全滅させようとした10話の場面。

あれはあれで、超非道の場面なんだけど、キョウチクトウという花のせいもあって、やはり妖しい美しさが増してしまう。

あそこは、完全に「悪の魅力」だよね。

そして、それを発案して敢行できてしまうクレア。

そう思うと、やっぱりこの作品の主人公はクレアなんだよな。

そのクレアと修一が「二人で一つ」の関係を築いていくのが、当面のゴールだったわけだけど、でも、原作だと、その関係性もまた、まやかしのもの、あるいは、作られたものだった、ということになりそうで怖い。

そう、やっぱりホラーでありサスペンスなんだよ。

そして、その雰囲気をうまくこのアニメ版は表現していたと思う。

やっぱり、2期がほしいね。

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ぼくたちは勉強ができない 第164話 『[x]= 文学の森の眠り姫編⑤』 感想: ここでうるかが横槍を入れてくるのか…

2020-06-29 12:13:03 | ぼく勉
あれれ、ヴァレンタイン・イベントがあんなので終わったと思ったら、受験もあっさり終わってしまった。

この作者、あくまでも、受験前後の緊張感は描かないつもりなのかな?

それとも、それは一浪の先輩回でこそのネタにするのかな?


ともあれ、あっさりと受験も終わり、皆、晴れて合格。

で、その間も、文乃は、足が悪いふりをしていたみたい。

悪い乙女ですねw

でもまぁ、眠り姫というよりはシンデレラのノリで、受験が終われば成幸との関係も自然に消えていく…、という少女漫画的感傷に浸りながら、ひたすら独白を繰り返していく文乃っち。

もうこうなると、この文乃編で語られる成幸のセリフも、多少なりとも文乃っちの願望込みの「盛られた」ものなんだろうなぁ、という気になっていく。

今回の、お父さんのことを振り返りながら語る成幸の姿なんて、あれ、どうみても、父親と確執のあった文乃にとって、本当は望んでいた父親像の投影で3割増しくらいの美談担っている気もする。

まぁ、あくまでも成幸が捉えた父親のことなのだけど。

あ、でも、これ、もしかして真冬先生編に向けたネタの仕込みであるのかもね。


それはともあれ、そんな成幸の父親よりもきっと素晴らしい教師になるに違いない!と熱弁する文乃は、内心、そうやって成幸への思慕を表現しているのだろうな。

ホント、国語の問題みたいだw

でもまぁ、長かった受験勉強も終わったわけで、これでそれぞれの道を歩き始めるんだね・・・、でもね!成幸くん!!!、って行こうとしたところで、まさかの、いや予定通りの「うるか」登場!

さてさて、このうるかの介入は、きちんと文乃の本気に火を点けるのだろうか?

いや、文乃編だから焚きつけるに決まっているのだけどw

でも、そういう意味では、今回の展開は、まだこんな平行世界編になるのが明らかになる前の「本編」のときにやってくれたら、もっと盛り上がったんだろうけどな。

うるかと文乃、どちらを成幸は選ぶのか?ってね。


もっとも、今回の最後で、うるかの登場によって、文乃のボルテージはどんどん上がっていってるみたいだから、文乃の方の気持ちは心配ないとして。

問題は成幸の方。

これ、もしかしたら、文乃だけでなく成幸の気持ちに火を点けるのも、幼馴染であるうるかの役割になるのかな?

その場合、うるか推しの人たちがどんな反応をするのかも見ものだけど。。。

しかし、そろそろ、最終ゴールに向けて、巻きを入れてほしいぞ。

でないと、このまま、ホントに文乃の恋愛日記で終わってしまいそうで怖い。

お願いだから、脳内恋愛の成就、みたいな捻ったオチはなしでw

やっぱり、文乃がストレートに成幸に告白する展開なのかなぁ。

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グレイプニル 第13話 『二人で一つ』 感想: 上手いこと改変してきれいに終わらせた上に原作にも影響を与えそうな新事実を出してきたことに驚愕!

2020-06-29 01:16:51 | グレイプニル
うまいこと、改変してきたね。

原作だと35話と36話の間の「補完」って感じで。

この13話の流れで行くと、修一とクレアは一度、エレナに消された記憶を思い出したのだけれど、それもまた、エレナの能力によって消し直したので元通り、ということで。

これなら、このまま、原作の方の流れにそのまま接続しても、一応、話は通じることになる。

まぁ、もう一つ、小柳ともう一度、仲間となる証のチョーカーを着けてもらわないといけないけれどw

とはいえ、紛いなりにも、この話で、一応、エレナと修一ならびにクレアとの間に何があったのか、説明もしているので、最低限は一つ、謎が解かれたことになる。


ただ、一つ気になったのは、修一が記憶を取り戻すと、化け物のほのかがやってきて、修一もまた、ほのかの力によって消されてしまうらしい、という、この13話で描かれた内容。

これ、どこまで、原作と整合性のあるものなのだろう?

原作者も了解の上での、新たなヒントなのか?

それとも、単に、アニメのほうで最終話の形をつけるために無理やり付け加えられたものなのか?

ただ、原作の方では、修一と合体したことで修一の記憶を共有した千尋が、やはりほのかに取り憑かれてしまったことを思うと、この怪物ほのかは、自分のことを記憶している人を消しにまわっている、というのは説得力があることなのも確か。

となると、いよいよ千尋と合体することで、自分の記憶をサルベージしようと修一が描かれるはずの、原作の次の55話で、そのあたりの仕組みも明かられることになるのかな?

あと、修一の記憶を消すとエレナの力が弱まる、という新設定も気になる。

原作の35話の最後では、直人とエレナに修一は呼び出されて、そこでカイトの様子がおかしい、ということを聞かされたのだけど、その後、多分、カイトが宇宙人から能力を授けられている。

で、35話では、そこで過去の話は終わって、いきなり修一とクレアが再び山に挑むシーンに変わってしまう。

多分、今回の13話は、その間を補完しているはずで、となると、あの後、カイトがほのかを復活させることで、修一とエレナ/クレアの両親が、ほのかに消されてしまうのだけど、その事実も含めて、エレナが修一とクレアの記憶を消した、ということになるのかな?

そうすると気になるのは、ほのかがエレナ/クレアの家に現れたのは、エレナが目的だったのか、それともクレアが目的だったのか、ということ。

クレアに対するカイトの「悪魔!」という評価からすると、やっぱり、クレアはクレアで、愛子なりほのかなりのことを知っていたようにも思うのだけど。

でも、このあたりの詳細もやはり、原作の55話以降で扱われるのだろうな、きっと。


ともあれ、アニメとしてはこれで終了。

いやー、おもしろかった。

なにより、このコロナ禍のなかで最後まで続けてくれたのがありがたかったし、作画がくずれないどころか、むしろ決めるべきところはしっかり描きこんでいたのにも感心した。

ということで、この13話の終わり方だと、2期は多分、望めないのだろうけど、できれば、続きもやってほしい。

とりあえず、これからは、原作を楽しみにしていきたい!


追記: 全13話の感想も書いたので、よければどうぞ。

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