第12話の感想はすでに書いたけど、今回でかぐや様の2期も終わったので、ちょっと全体を振り返っておくと、総じて、1期のときよりもわかりやすかったような気がする。
もちろん、その多くは、すでに1期で一通り主要キャラが出てきていて、彼らがどう振る舞うか、というのがわかっていたから。
あ、いい忘れていたけど、原作は未読。
1期からここまで、どのエピソードも初めて見るものだし、原作との違いや齟齬についての情報は持ち合わせていない。
なので、2期当初の、早坂や藤原書記、あるいは、白金妹や藤原妹たちが、いきなり彼女たちらしく振る舞って事件を起こすなり解決するなりするところは、自然に楽しめた。
何度か書いてきたけど、早坂と藤原書記の2人は、この物語の隠し味を決めるスパイスのような存在なので、展開がだれてきたところでこの2人が出てくると、画面に活気が戻って、とてもいい感じだな、と思っていた。
言い換えれば、この2人の使い方のさじ加減で物語の面白さはどうにでもなるなぁ、と。
そういう意味では、今回の最終回である12話で、壊れたガラケーの代わりにスマフォを買いにいったかぐやに付き添ってきた早坂が、ガジェットオタク的喜びをぴょんぴょんw跳ねながら表していたところから、生徒会室へとシーンが変わって、藤原書記がかぐやにスマフォ買ったんですね!と突っ込むところの、一連のシークエンスは最高だったw
で、逆に、このシリーズで躓かされたところといえば、やっぱり、伊井野が登場してから始まった生徒会選挙の一件と、終盤の石上の過去話のところ。
伊井野については、なんで今さら新キャラ?って疑問に思ったし、石上については、え、その話、いるの?って感じだった。
どちらも、どうやら今後の(2期以降の)展開に必要なキャラや事件であることは分かったのだけど、それにしても、話として唐突だった。
というか、伊井野については、ゼロから彼女を紹介するところが記されてしまって、ああいうところは、映像にすると、それこそ読み飛ばせないから厳しいよね。
まどろっこしいというか。
しかも、アニメ的にも尺の関係で、逆に1回分に収めるために無理やり引き伸ばししたのかな?と感じるようなところも出てきて。
だから、シリーズ構成として尺の配分の仕方はどうだったのだろう?とは思ったかな。
あとは、伊井野や石上が、エピソードの主役になると、必然的にかぐや様が上級生キャラ、というか「お姉キャラ」にならざるをえず、結果的に、必要以上に底意地の悪いキャラに見えてしまうのがマイナスだったかなぁ。
もともと、かぐや様って、キャラとしては分裂ぎみの人なので、そのアップダウンのギャップの切り替わりの速さで笑いを取るタイプなのに、それがずっと冷徹モードになられると、どうしても笑いどころがなくなってしまう。
その点は石上とキャラがかぶっていて、たとえば、終盤の石上が主役を張るところだと、石上自身がちょっと熱血が入った高校生になると、その分、かぐや様が冷静ツッコミ女子になってしまうと言う構図。
その場合、問題は、そのツッコミは誰に向けたもの?という気もして。
このあたりが面倒だったかな。
正直、秀知院の経営とかOB政治とか、どうでもいいので。
でも、四宮の名をだすとそこまで行っちゃうのが厄介だなと、前回、そして今回の校長の処遇についてのかぐやを見て思ったのだった。
なんていうか、変な方向でシリアスぶられるのはいらないかな、というのが正直な感想。
ともあれ、全体としてはもちろん楽しめたので、可能ならば、3期といわず、4期まで含めて長い目で映像化してくれるといいかな、と。
というか、そろそろ、アニメ化についても「最後までアニメ化する」という原則で制作するようにしないと、見る側も愛想を尽かして、なら見ないか、原作だけに行く、ということにもなりそうで。
でも、配信が当たり前になるなら、長く続くシリーズを複数放送するタイプの方が、ビジネスとしても安定すると思うのだけどね。
きちんと終わりが描かれる作品を、もっと見てみたいとは思う。
で、そういう作品の一つに、かぐや様も入ると思っている。
なので、まずは3期をよろしく!
もちろん、その多くは、すでに1期で一通り主要キャラが出てきていて、彼らがどう振る舞うか、というのがわかっていたから。
あ、いい忘れていたけど、原作は未読。
1期からここまで、どのエピソードも初めて見るものだし、原作との違いや齟齬についての情報は持ち合わせていない。
なので、2期当初の、早坂や藤原書記、あるいは、白金妹や藤原妹たちが、いきなり彼女たちらしく振る舞って事件を起こすなり解決するなりするところは、自然に楽しめた。
何度か書いてきたけど、早坂と藤原書記の2人は、この物語の隠し味を決めるスパイスのような存在なので、展開がだれてきたところでこの2人が出てくると、画面に活気が戻って、とてもいい感じだな、と思っていた。
言い換えれば、この2人の使い方のさじ加減で物語の面白さはどうにでもなるなぁ、と。
そういう意味では、今回の最終回である12話で、壊れたガラケーの代わりにスマフォを買いにいったかぐやに付き添ってきた早坂が、ガジェットオタク的喜びをぴょんぴょんw跳ねながら表していたところから、生徒会室へとシーンが変わって、藤原書記がかぐやにスマフォ買ったんですね!と突っ込むところの、一連のシークエンスは最高だったw
で、逆に、このシリーズで躓かされたところといえば、やっぱり、伊井野が登場してから始まった生徒会選挙の一件と、終盤の石上の過去話のところ。
伊井野については、なんで今さら新キャラ?って疑問に思ったし、石上については、え、その話、いるの?って感じだった。
どちらも、どうやら今後の(2期以降の)展開に必要なキャラや事件であることは分かったのだけど、それにしても、話として唐突だった。
というか、伊井野については、ゼロから彼女を紹介するところが記されてしまって、ああいうところは、映像にすると、それこそ読み飛ばせないから厳しいよね。
まどろっこしいというか。
しかも、アニメ的にも尺の関係で、逆に1回分に収めるために無理やり引き伸ばししたのかな?と感じるようなところも出てきて。
だから、シリーズ構成として尺の配分の仕方はどうだったのだろう?とは思ったかな。
あとは、伊井野や石上が、エピソードの主役になると、必然的にかぐや様が上級生キャラ、というか「お姉キャラ」にならざるをえず、結果的に、必要以上に底意地の悪いキャラに見えてしまうのがマイナスだったかなぁ。
もともと、かぐや様って、キャラとしては分裂ぎみの人なので、そのアップダウンのギャップの切り替わりの速さで笑いを取るタイプなのに、それがずっと冷徹モードになられると、どうしても笑いどころがなくなってしまう。
その点は石上とキャラがかぶっていて、たとえば、終盤の石上が主役を張るところだと、石上自身がちょっと熱血が入った高校生になると、その分、かぐや様が冷静ツッコミ女子になってしまうと言う構図。
その場合、問題は、そのツッコミは誰に向けたもの?という気もして。
このあたりが面倒だったかな。
正直、秀知院の経営とかOB政治とか、どうでもいいので。
でも、四宮の名をだすとそこまで行っちゃうのが厄介だなと、前回、そして今回の校長の処遇についてのかぐやを見て思ったのだった。
なんていうか、変な方向でシリアスぶられるのはいらないかな、というのが正直な感想。
ともあれ、全体としてはもちろん楽しめたので、可能ならば、3期といわず、4期まで含めて長い目で映像化してくれるといいかな、と。
というか、そろそろ、アニメ化についても「最後までアニメ化する」という原則で制作するようにしないと、見る側も愛想を尽かして、なら見ないか、原作だけに行く、ということにもなりそうで。
でも、配信が当たり前になるなら、長く続くシリーズを複数放送するタイプの方が、ビジネスとしても安定すると思うのだけどね。
きちんと終わりが描かれる作品を、もっと見てみたいとは思う。
で、そういう作品の一つに、かぐや様も入ると思っている。
なので、まずは3期をよろしく!