BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ぼくたちは勉強ができない 第161話 『[x]= 文学の森の眠り姫編②』 感想: これぞラブコメって感じで最初から最後までニヤニヤがとまらないw

2020-06-08 12:45:25 | ぼく勉
引き続き、成幸の通い婚が続く文乃っちの自宅w

朝から髪型、なにで迎えようか、とか、

成幸と二人きりの勉強タイムにもう乙女心爆発wで何も手につかないとかw

いやー、これこそ、ラブコメだね。

てか、久しぶりに見たよ、これだけ、女子の方の内心が描かれ続けるのってw

もはや完全に少女マンガのノリw

さすがは、文系・眠り姫の文乃っち!って感じで、もう最初から最後までニヤニヤが止まらないw

読んでる側が思わず悶絶してしまうwという点で、マジで、ラブコメだー1

まだ序盤も序盤だと言うのに、これがあと8話?続くわけでしょ?

いやー、凄いなぁ。。。

しかし、まだ文乃編第2話で、序盤も序盤でこの状態なのに、この先、一体、文乃の内面描写のボルテージはどこまで上がっていくのだろう!w


とはいえ、さすがに、この文乃と成幸の二人きりの密会状態がいつまでも続くわけもないだろうから、次回あたり、成幸ラブの妹・水希あたりがきっと乱入してくるんだろうな。

だって、お兄ちゃんだって、受験を控えている身ですから!とかいってw

あるいは、今回の散髪騒動で対応に困った成幸は、勉強以外の日常生活の女子的場面のサポート役として、水希を自ら引き連れてきてしまうのかもしれないw

さすがは、鈍感主人公w

いや、それ、多分あるだろうな。

だって、いつまでも文乃っちの独白を聞かされていたままでは、話が先に進まないから。

とはいえ、文乃にはいまのところ、行動範囲に制限があるから。

となると、水希が文乃の話し相手になって、少しずつ文乃の成幸に対する想いを口にさせていく、って展開かなぁ。

うん、ありそうだ!


しかし、この文乃で3周目?を迎える、パラレルヒロインの展開って、成幸視点に立つと、マジで、ゲームクリアのシナリオ難度が上がっていく感じだな。

1周目のうるかは、いわゆる幼馴染エンドで、思い出を対価に恋愛感情が盛り上げる系。

2周目の理珠は、感情表現に難有りのリケジョの効力に伴う、家族愛の確認編w

となると、3周目の文乃では、マジメに「乙女心」を読むための鍛錬の場となるのかね?

で、4周目の先輩では、小悪魔キャラをむしろ文乃ルートを経た「乙女心マエストロ」として正面から揺さぶる感じになるのかなw

それで、最後の5周目の真冬編では、先輩を通じて得た「年上攻略法」をもってして、難攻不落の女子力ゼロwの姉キャラをおとすジゴロになると・・・w

うん、それくらいのノリ・ツッコミは、考えてそうだな。この展開だと。

ともあれ、ドキドキが止まらない文乃、ニヤニヤが止まらない読者、の心拍数増大のラブコメが、しばらくは続きそうでワクワクが止まらないw

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グレイプニル 第10話 『美しい花』 感想: クレアの本質である「残忍さ」が際立った回!

2020-06-08 01:31:26 | グレイプニル
うん、わかっていたけど、この回は凄いね。

「美しい花」というタイトルは、いうまでになく、「美しい薔薇には棘がある」の暗示であり、しかも、その棘を持つ「美しい薔薇」とは、クレアのことでもあるというわけだ。

もちろん、今回の花は薔薇ではなくキョウチクトウで、だから棘ではなく毒なわけだけど。

でも、そうしてクレアという無能力者のただの人間が、もっとも狡猾で残忍である、ということをこれでもかとばかりに執拗に示してきた。

裏返すと、能力はあくまでも一つの道具でありツールであり、ただの技術にすぎない、ということ。

そして、その「技術」をどう使うかは、あくまでも人間の判断による、ということ。

これ、よくある科学の中立性を語る話に近いわけだけど。

つまり、科学には善悪はなく、それを使用する人間が善悪を塗り分ける、ということなわけだけど、

でも、その話を純粋に人間の方に寄せて考えると、突き詰めれば、その人間の善悪でどうとでもなる、ということ。

今回のキョクチクトウによる円一党の毒殺に至ったクレアにはヤバいところがいくつもあるわけど、

まず1つには、直接能力をもっていないクレアが、とにもかくにも、敵を殺害するという決断を、ほぼ独断でしてしまったこと。

実は、原作でだいぶあとになってわかることだけど、クレアも、修一と同じように、エレナによって昔の記憶を消されている。

で、どうやら、この物語における悲劇の連鎖の発端にクレアがいるような描写が随所で記されている。

となると、多分、今回の円の殺害についても、その過去における悪の中心であったクレアの本質が浮上してきているように見えること。

でも、まだこの時点でのクレアについては、そんな過去情報の開示はされていないから、このエピソードだけを見ると、クレアがキョウチクトウによる殺害を「やむなく」選択した用に見えるように描写されている。

つまり、クレアだけは能力者ではないこと、それから、円から一方的に、お前は殺さないと宣言されていること。

この2つの制約によって、クレアだけが、異質で安全圏にいる存在になっており、しかし、「心根の優しい」クレアは、自分だけ無条件に助かるのは嫌なので、みずから、円たちからすれば予想外の毒殺という強硬手段に訴えた、ということになる。

ただ、それでも、ここのクレアが狡猾なのは、

まず、キョウチクトウをなぜか持ち合わせていたことで、これはどこかで勇の能力を活用しようと考えていた(ことがある)ことを表していて、クレアは、どれだけ頭が回るのか、それから、用意周到なのか、ということになる。

端的に、戦術ではなく、戦略眼があるということ。

それから、キョウチクトウに火を着けて毒を辺り一帯に撒き散らした場合、円が単騎で自分たちを強襲しに来るのではなく、仲間を救出することを選択すると読んでいたこと。

相手の心理を読んだということ。

クレアは「賭けた」と言っていたけど、それは言葉の彩でしかなくて、実際には、円の言動からそう動くと精確に予測した。

このあたりの話が、完全にクレアの「異常さ」を表している。

つまり、記憶を失って履いても、そして、その結果、性格も少し変わっているように見えるけれど、以前持ち合わせていた狡猾さや残忍さは、きちんと残っていて、身の危険を感じたときには、自動的に発動してしまう、ということ。

その意味では、毒殺という方法の選択に躊躇がなかったのも、かつて、実際に誰かを殺めたことがあったから、ということになりそう。


ということで、今回の円一党からの脱出劇は、とにかく展開が急で、かつ唐突であったこと、それから、なんとなくクレアのことを思いやる修一の存在によって、クレアの悲劇、のようなロマンティックな印象を与えていたこと、で、最初に読んだときは、結構、ポカーンとしてしまったのだけど、でも、よくよく見直すと、そういう、窮地からの脱出、とか、一人、殺人の業を背負うクレアの悲劇、だが、それを機にむしろ二人の結び付きを強めるクレアと修一、という具合に、思い切りドラマティックに脚色されていたことに気づいてしまう。

でも、そのドラマティックな演出も、後から思えば、クレアの残忍さという本質にオブラートに包むためのものだったのだなと強く思う。

ただ、そのための防衛線がいくつも敷かれているのにはびっくり。

あと、なにげに、池内が裏切って円側につこうと思ったら、しっかり小柳の呪いが発動して、あの場面で失神してしまう、というのは、設定の積み重ねとストーリーテリングがきっちり組み合わさっていたことに改めて気づいて脱帽していた。

しかも、そもそも池内が、あれ、これ円に寝返るしかない、という風に心理的に追い詰めたのもクレアだったわけで、あそこもクレアの邪悪さが頭をもたげたところだよね。


ということで、とにかくこの回は、能力バトルか!と見せかけておきながら、あっさりとクレアの策略で勝ちを拾ってしまうところが凄い。

しかし、これで、実は記憶を失う前にも、クレアがキョウチクトウを使って誰かを実際に殺害していたら、更にヤバいことになりそうで怖い。

昔、一度やった殺害方法だから、本人もあまりそれと意識せずにキョウチクトウの仕込みを勝手にしていた、ということになりそうで。

身体は覚えていた、というやつね。

しかし、これで、クレアは小柳たちからすれば、生命の恩人にもなってしまうわけで、実はそこまでクレアが計算していた、となると、マジで恐ろしくなるのだが。。。

でも、それもほんとになりそうで怖い。


ということで、とにかくクレアの残忍さ、狡猾さ、怖さを感じずにはいられない回だった。

うーん、これはやはり、次回も楽しみだな。

てか、これ、分割2期とは言わず、続きもぜひやってほしいと本気で思ってきた。

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