BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ちはやふる3 全24話 感想: 最後は少女漫画らしく三角関係のもつれに着地したけど、やっぱり見たいのは競技かるた戦!

2020-03-25 15:51:20 | ちはや
いよいよ高3のシーズン(?)が始める!、というところで第3期が終了。

『ちはやふる』は、第1期の頃から気に入っている。

第3期は、どちらかというと、千早たちの高3の大会に向けた「貯め」の時間、という感じだったので、このままあまり時間を空けずに、早めに第4期を希望。

なにしろ、第3期の目玉って、終わってみれば、周防名人と原田先生の戦いと、クイーン戦だったので。

ほとんど、千早たち、かるた、取ってないよね?

それでも、ようやく新が浮上してきて、そこに太一と千早が絡んで来るかも・・・、と思ったら、突然、恋愛問題が浮上してきて、あれれ・・・、というのが正直なところ。

それでも、かるた部をやめたはずの太一が、予備校に行ったら、そこで周防名人に出会って、どうやら名人の拠点である東大かるた部で修業をするみたいだし。

ていうか、この太一がかるた部をやめる展開って、むりやり太一を周防名人に弟子入させるためのものだよね?

それで、太一が、あの周防名人のように、単に「勝つ」だけではなくて、相手にお手つきをさせて「負けさせる」ような試合運びの仕方を身につけていく、ということでしょ、きっと?

で、周防名人からすれば、弱視が進んでマジでかるたが取れなくなる前に、自分の技?を太一に伝えたい、ということもあるように思っている。

もっとも、千早は、周防名人の「負けさせる」ような戦略的、というよりも小狡いかるたを全面否定したいと思っているはずだから、そういう意味では、太一は、本格的に千早の敵として立つ、という展開。

つまり、周防名人と太一が、高3のシーズンではどう見ても悪漢(ヴィラン)役。

で、それに対して、正統派のかるたのとり方を追求するのが新と千早、ということになるのかな。

でも、周防名人にしても、例の「一角の人物になれ」というおばの期待に答えた結果が、あの、いかにも勉強ができる子が取るずる賢い戦略かるた、という方法だったわけで。

伝統的なかるたのプレイブックからすれば、間違いなく異端なのだけど、「競技かるた」というゲームとしては、当然ありえる方法論なわけで。

その「上に行こうともがき苦しんで生み出したズルい方法」をどこまで肯定できるか、が今後の『ちはやふる』の物語の柱の一つになるのだろう。

だから、どうなんだろう。

多分、太一が、いわば周防名人の内弟子として、新にまずは挑むことになるのかな?

それで、ズルい周防名人は、その新vs太一戦を見ながら、新対策を練って、名人戦に備える、ということなのかな、と。

ただ、それだと、太一が圧倒的に「カマセ」役になってしまうので、あまりにも悲しいのだけど。

それとも、あれかな、最終話で、新が高校でかるた部を作って、団体戦に出場しようとしていることを考えると、むしろ、団体戦で、それぞれの力を発揮する、ということになるのかな?

まぁ、千早vs新、というカードは、団体戦でないと実現しそうにないし。

そうすると、やっぱり、名人戦の予選で、東西代表の決戦が、新vs太一、になるということかな。

うーん、むずいなぁ。

でも、最終話で桜沢先生が言っていたとおり、団体戦においては、「エゴイスト」と「リーダー」の2つの相反する存在が必要で、高3になってどうやら、新はエゴイストからリーダーへ、一方、太一はリーダーからエゴイストへと、それぞれ脱皮しようとしているようにも見えるから、その交叉ぶりも、見どころの一つになるのだろうな。

ただ、そうなると、千早はどこにむかうのだろう?という疑問は生まれるのだけど。

でも、千早は、今までの描写が、あまりにも天然ちゃんに過ぎたので、さすがに高3ともなったら、人間としてもう一回り大きくならないといけないのだろうけど。

ただ、それだと、同時に千早の良さも潰してしまうように思えるところもある。

そのあたりは、誰が、どう、導くのか?

実は、千早って、圧倒的に、師匠がいないんだよね。

天才肌だから。

原田先生は、まさにリトルリーグ時代の恩師って感じだから、ちょうど太一に周防名人という具体的な敵&師匠ができたのと同じように、千早にも、そういった彼女を導く大人が必要になると思うのだけど、でも、今のところ、それができそうな女性って、富士崎の桜沢先生ぐらいしかいないのだけど、誰か、代わりに現れるのかな?

ともあれ、正直なところ、わかっていたこととはいえ、千早、新、太一の三角関係は、こと「競技かるた」戦を楽しむ、という『ちはやふる』の面白さにとっては、物語の進行を妨げる遅滞要因にしかならないので、これは、とっととどうにかして、あるいは、高校卒業までペンディングにして、競技の描写に集中してほしいところ。

はやく、4期、やらないかなぁ。

ものすごく楽しみだよ。

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 全21話 感想: 賢王ギルガメッシュの凛々しさが予想に反して素晴らしかった!

2020-03-24 18:34:26 | Fate
全21話を見終わって、とにかく最高だったのはギルガメッシュ。

いや、Fateの本編では、なんていうか、ギルって、とにかく不遜で残虐な英雄王じゃない?

ところが、そんな非道ぶりはFGOではすっかり鳴りを潜めて、とにかく様々な意味で誠実な王様として国民に対しても客人に対しても接していた。

最初、この賢王バージョンのギルを見たときは、はぁ?、これ誰?、あとでこれ、きっとハシゴを外してくるのだろ?と思ったのだけど、結局、そんなことはなかった。

控えめにいっても、超カッコイイ王様で。

最後の最後まで、信ずる道を歩む、という姿勢を崩さなかったからね。

まぁ、完全にギャップ萌えw、でもあるわけど。

でも、このギルの存在感はすごい。


それから、アナ。彼女もよかった。

当初はただの幼女枠かなにかと思っていたけれど、このウルクにおける彼女の体験が、結局、最後に、一種のウルクの民への恩返しとして、ゴルゴーンとしてティアマトに一矢報いようとするのだから。

しかも、その振る舞いは、同時に藤丸たちへの援護にもなるのだから。

いや、このあたりのひねりは実にうまくて、地味に涙腺を刺激してくる。

だって、再登場の折には、ゴルゴーンの姿で現れるから、てっきりゴルゴーンはティアマトの援護のために登場したとばかり思っていたら、実は中身はアナでした、というのだから。

このアナ=ゴルゴーンの存在は、なんか見終わってからじわじわと来るんだよねぇ。


で、それに比べればちょっとインパクトは弱いけれど、イシュタルとエレシュキガルの双子のような、鏡像のような関係もよかった。

特に、途中、藤丸に接触を図ってきたのは、イシュタルではなくエレシュキガルだったところ。

もっとも、あの時点では、エレシュキガルがイシュタルとうり二つであることは明かされていなかったので、これもまた、終わってみればなるほど、という感じだったわけだけど。

だから、英霊、というか、神たちの間の活躍、ならびにそこに至るまでのそれぞれの確執に注目すれば、普通に面白かった。

ちなみに、エルキドゥ/キングゥについては、ちょっとキャラ造形もCVもイメージと違っていたので微妙w


こうした英霊/神に比べれば、藤丸とマシュは、もう語り部というか、進行役っていちづけでいい。

というか、そもそもゲームではプレイヤーのポジションなわけでしょ。

だったら、あまり出張ることなく、とにかく目の前の物語世界の案内役くらいの位置づけでいてくれればいい。

実際、終盤は、この二人の力じゃ、ほとんどなにもできなかったし。

藤丸が籠絡した女神たちが頑張ってくれたからなんとかなっただけだから。

いや、アナ経由でゴルゴーンまで自陣に最終的に加えるとは思ってなかったけどw

ということで、開始当初は、なんだこれ?と思っていたけど、第2クールから終盤にかけては、普通に面白かった。

続編があるみたいだけど、そちらについても、藤丸/マシュを進行役くらいのちょい役にしておいてくれるといいかな。

むしろ、これは英霊/神の壮大な戦い!くらいにうそぶくくらいで丁度いいと思う。

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映像研には手を出すな! 第12話 『芝浜UFO大戦!』 感想: あれ、これで終わり? 残念、もっと続くと思っていた! 是非、2期を!

2020-03-23 14:22:18 | 映像研
前回の引きで、あれ、これ、音が合ってない!と大騒ぎになったコメットA出品作「芝浜UFO大戦!」。

・・・なのだけど、浅草の機転?というか、監督判断で、物語にテコ入れすることで、なんとか完成させることができた。

・・・なのだけど、今回の最後に見せられた作品そのものは、結構、抽象的で、え???、なにこれ???、という感じのものだった。

しかも、それで、『映像研』という作品の最終話になってしまうのだから。。。

意外と、最後は、「意識高い系」で落としてきたよね。

「芝浜UFO大戦!」という作品自体は、お仕着せの「ハッピーエンド」を否定した形で、なんでもかんでも大団円なんてヌルいこと言ってんじゃねぇよ!、と一応、世のエンタメ風潮に釘を差してきたし。

そのような展開に土壇場で変えた監督・浅草氏については、最後のシーンで、彼女の妄想力こそが、彼女の想像力の源泉であることを強烈に示していた。

なにしろ、目覚めたら、彼女の目には、芝浜の空を飛ぶUFOの姿が映ってくるのだし、そのUFOに対して、お気に入りのぬいぐるみを使って、対抗するイメージを、起き抜けであるにもかかわらず、自動的に想像してしまうのだから。

そして、そんな浅草の妄想力は、作品を通じて視聴者たちに目にも感染していく。

だから、「芝浜UFO大戦!」を見た人たちは、芝浜の街に、映画と同じように、「かっぱ人?」たちの建物が、街の中に隆起してくる様子を幻視してしまうw

まるで、それこそが想像力ってものだぜ!というみたいに。

一応、ここまでの話で、水崎のアニメータとしての「動き」の再現へのこだわりや、金森のプロデューサーとしての周りの利益を勘案しながらもとにかく作品は完成させてなんぼ!、という姿勢が描かれてきた。

それにならえば、今回示された浅草の妄想力は、ディレクターに必要な才覚として、描かれた、ということなのだろうな。

で、それを示したところで、一応、このクールの作品としても終わりということで。

なんか、いろいろと語りたくさせる面白さに溢れた作品だった。

できれば続きが見たいので、続編の製作に期待w

あ、それにしても、百目鬼が最後の私的鑑賞会には参加しないところはいいね。

なんで、音響さんって、ああいうふうにマイペースな人として描かれるのだろうw

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ぼくたちは勉強ができない 第152話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編②』 感想: いや正統派のラブコメらしくって、これはこれでいいんじゃないw

2020-03-23 14:01:13 | ぼく勉
理珠編の第2話。

なんかもう、完全にはじめから理珠ルートだとわかっているから、周りの邪魔が入らなくて、サクサクお話が進むのはいいね。

むしろ、微笑ましいくらい。

いや、大学生編にして、正解じゃない?

実際、大学生って、高校生と違って、時間割がほとんど自由だから、なんでもありでいいよね。

まぁ、だから普通の大学生を扱ったマンガは、バイト先とか同好会とかバンドとか、何らかの「主人公たちが自動的に集まる」場所を、早い段階で設定するわけど。

でも、この理珠編の場合、理珠の実家がうどん屋でそこで成幸がバイトしているという設定でほぼ、自動的に会える設定だよね。

それに加えて、成幸が理珠のアパートに足繁く通えるように地縛霊設定を掘り返すのだからw

うん、単純に上手い。

あとは、今回、最後に言っていた「ゲーム」というのがなにを意味するのか?

せっかくだから、その「ゲーム」が、この平行世界での各ヒロインルートを実施させている、メタな説明にもなるようなものだといいのだけど。。。

さて、どうなることやらw

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鬼滅の刃 第199話 『千年の夜明け』 感想: やっぱり無惨様は炭治郎に寄生してしぶとく生き延びるんじゃない?

2020-03-23 13:50:23 | 鬼滅の刃
もはや日の出までの持久戦と化していた「VS無残戦」だけど、鬼滅隊はなんとか日の出まで無惨の足止めに成功。

最後に、ほとんど無駄な抵抗なのだけど、無惨が身体を着膨れさせるように肥大化させて逃亡しようとしたけれど、その姿がほとんど赤ん坊、というのも、作者も趣味が悪いw

というか、この往生際の悪さは、ホント、ディオに似ているなぁ。

巨悪だと思っていたら、性根はただの小悪党だった、という展開。

ともあれ、無惨の衝撃波に左腕を飛ばされた炭治郎も、最後まで右手で刀を手放さずに無惨を刺し続け、結果的にはどうやら、それが止めとなって無惨の討伐に成功した、という模様。。。

「模様」というのは、とりあえず無惨が陽の光で崩壊し始めたところで今回、終わったから。

しかし・・・。

うーん、これ、やっぱり、次回の記念すべき200話目で、無惨が炭治郎の身体を乗っ取って逃亡を図る、という展開になるのか?

マジで、ジョジョ第1部の終わりで、ディオがジョナサンの首をはねて、首から下の身体を奪ったのと同じ展開?

それとも、『寄生獣』のミギーのように、無惨が「ムザー」とかいって、炭治郎の身体に規制したまたま、新章突入?とかの展開?

一応、炭治郎の鬼に対する基本スタンスは、憐れみをもって接する、というものだから、その考えが、無惨に向けられてもおかしくはない。

特に、まだ炭治郎は知らないけれど、すでに禰豆子は人間に戻っているようだから、炭治郎が無惨を討伐する理由もなくなっているといえばなくなっている。

なので、最後に「赦す」可能性はあると思うのだよね。

それこそ、ジョナサンがディオを赦したように。

もっとも、それでもディオはジョナサンの身体を乗っ取って生き延びようとする鬼畜だったわけだけどw

同じ展開が無惨と炭治郎の間にも起こりそうな気がする。

その場合、第2章は、無惨と共生体になった炭治郎が事実上のラスボスで、それを人間になった禰豆子が鬼殺隊入りして、今度は追いかける側に回る、という感じかなー。

いずれにしても、このなんだかズルズルしただらしない終わり方だけはないと思う。

だって、ぜんぜん、日の呼吸で、無惨、やられてないじゃん!

このままでは、基本的には、珠世の数百年続いた怨念が勝利した、ということでしかない。

そういう意味では、今度は、禰豆子が日の呼吸の伝承者になる、という方向かな。

それはさておき、作者、ホントに、容赦なく身体を吹き飛ばすな。

そこに作者の闇を感じるのだけど。。。


ともあれ、次回の200話が、大転換点になるのは間違いないね。

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虚構推理 第11話 『最後の虚構』 感想

2020-03-22 15:46:09 | 虚構推理
ダメだ、やっぱり、ネット議論(議会?)、全然、盛り上がらない。

琴子も紗季もただ、車に乗っているだけだし。

その外で、鋼人七瀬と九郎がひたすら殴り合いをしているだけだし。。。

というか、あんなにスプラッタを繰り返しているところを、琴子はさておき、紗季が平然と見ているのはねー。。。

さすがに緊張感に欠けるというか。

ボンネットに血みどろの九郎が叩きつけられたら、さすがに、そこはちゃんと怯えようよ。

で、こうした九郎の頑張りの描写に水を指すのが、掲示板にPCやスマフォを使って書き込みをしているモブをわざわざ描いているところ。

ああいうのは、描くにしても、もっとカット割りを増やした一枚絵でいいくらいでしょ。

一人ひとり、描くのではなく。

いや、その方が描く方は楽だから、ということだとは思うけどw

単に原作が、こうした運動主体のアニメにおよそ合っていないことを抜かしても、今回は演出がしょぼすぎ。

これ、シャフトが作ってたら、どんなふうにしたかなぁ。

シャフトの『化物語』シリーズの映像って、しばしばどうでもいい細部のカットが入って、それらに対して賛否両論を引き起こすことは多いけど。

でも、この『虚構推理』のボケボケぶりの演出を見るだに、小説、それも「見えないものを想像させる」ことで読者に怖気を感じさせる類の推理小説や怪奇小説の類いについては、そのテキストがもたらす「うゎ、怖っ!」って心象の方を、絵的には、なにか具体的な対象で比喩的に描くのが、やっぱり定石なんだな、と思ってきた。

『虚構推理』の場合、書いてあることをただ絵にしているだけでしかなくて、だから、その分、間抜けに見えてしまうところは多くて、ミステリー要素もホラー要素も、綺麗サッパリ消えてしまう。

これじゃあ、やっぱりダメでしょう。。。

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第12話 『どうしてこんなにみじめなんですか』 感想

2020-03-22 01:58:36 | まどマギ
ふむ、なんか、まどマギですでに見た、今更な魔女システムの解説で終わった。

まぁ、個々の魔法少女の立場からすれば、ソウルジェムが濁ったら魔女化することを初めて知ったら、そりゃ足元から地面が崩れるような絶望に至るようには思うけど。

ソウルジェムに自分たちの魂が分離して収納されている、というのも、耐え難い真相だけど。

でも、すでに10年近く前に、まどマギで明かされた設定だからねぇ。。。

で、その魔女化を阻止するシステムが、ドッペル、ってこと?

とりあえず、今回はその説明がなされただけだけど。

うーん、これ、もう少し早めに説明してくれてもよかったんじゃない?

マギウスに到達するまでに、イベントがありすぎ、キャラも増えすぎ。

まぁ、今回から話は収束しそうな気はしたけど。

うーん。

ともあれ、マギウスのドッペルシステムがあるから、神浜に魔法少女が集まって来ている、ということなのかな。

となると、懸案の「うい」も何らかの形でドッペルになっているということなのかな?

ていうか、そのあたりがつながらないと、お話にならないよね?

やっぱり、ソシャゲは厳しいなぁ。

今回、かえでが、魔法少女の魔女化の顛末を知るところとか、「追体験」として、他の(よく知らない)魔法少女の死や魔女化のプロセスを「見ていた」のだけど、この説明方法は、ソシャゲならいいのだろうけど、アニメにすると完全に没入感がなくなるよね。

同じことが、追体験ではなく、いままさに自分の仲間に対して起こっているものを「リアルに体験」しない限り、その苦しさは伝わらない。

このあたりは、ゲームのプレイヤーを主人公にした場合、確実に生じる「迂遠さ」だな。

ゲームなら、プレイヤーは自分の分身として自分の意志で動かすことができて、それゆえ「追体験」も「体験」に転じることができるけど、アニメにしちゃうと、そのプレイヤーと視聴者のリンクが切れてしまうので、ものすごく間延びした「緊迫感」になってしまう。

こういうところはちゃんと考えて演出してほしかったかなぁ。

確かに物語的には面白くなってきているようには思ってきたけど、いかんせん、サスペンスがなさすぎで。。。

もうちょっとなんとかしてほしい。

ともあれ、次回、ドッペルシステムの仕組みは明らかにされるのだろうか?

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 第21話 「Grand Order」 感想

2020-03-22 01:13:22 | Fate
うん、1話まるまるエピローグ。

やっぱり、前々回くらいで気づいたように、これって、要はギルガメッシュの物語だったわけだね。

藤丸とマシュは、あくまでも物語の進行役であり、MCみたいなもの。

でも、見どころは何か、といえば、賢王となったギルガメッシュの風格、ってことで。

いやなにが今回おかしかったったかって、前回突如現れた英雄王ギルは、リアルのギルガメッシュが死と生の狭間にあったから、それを利用したってことなわけでしょ?

なんて賢い、というかお茶目なギルガメッシュなことかw

ついでに、エルキドゥも登場したのはよかった。

最後の霊操?の話からすれば、これ、有名なギルガメッシュの冥界巡りの話がベースだったってことなのね。

だから、最後にそのオチも話していたと。

ちなみに、その蛇はゴルゴーンとなんか関係あるのかね?


とまれ、今回で終わり。

まぁ、続編もどうやらやるようだけど。

でも、ギルたちが出る話はこれで終わり、ということでしょ?

しかし、いきなり終盤だけ見せられても、なにやってるのか、初見には全く理解できないので、やっぱり、ちゃんと最初のステージ?というか、特異点?の話からやってほしかったな。

今からでもいいから、それらも並行してつくってくれないかな。

大体、モナリザの姿でレオナルド・ダ・ヴィンチが現界しているってことからなんで?と思っているくらいなのでw


ともあれ、後半は意外と楽しめた。

全編についての感想は別の機会にしたいけど、とりあえず、最後にケツアルコアトル(とジャガーマンw)が出てきたのは、地味によかった。

三女神同盟の他の二柱であるゴルゴーンとエレシュキガルについては、それぞれアナとイシュタルというカウンターパートがいたので、ちゃんと物語的に厚みがあったけど、ケツアルコアトルについては、あまり情報がなかったので、踵落としをティアマトに浴びせただけで消えられても、ちょっと半端だなぁと思っていたので。

藤丸じゃないけど、もう一度会えてよかったし、最後にお別れを言えた(言わせた)のは良かったと思う。

あ、マーリンもね。

もちろん、イシュタルも。

でも、これ、要するに、神という気まぐれな超越存在とどう、折り合いをつけて人が付き合うのか、という話でも会ったように思えて、そこは、ちゃんと神話していたなぁ、と。

ケツアルコアトルが人間が好き、という話も、彼女が神の一柱だと思うと、妙に納得できた。

なんだろう、『ダンまち』の、地上に降りた神たちと人間の交わり、のような感じで。

ともあれ、これは、終わりよければ全てよし、の見本みたいな感じ。

面白かった!

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ダーウィンズゲーム 第11話 『血盟(サンセットレーベンズ)』感想: あれ今回で終わり?ここからが面白くなるのだから、是非2期を!

2020-03-21 02:27:00 | ダーウィンズゲーム
いや、ホント、てっきり12話まであると思っていたのだけど。

でもまぁ、このワンをクランごと潰して、シブヤをサンセットレーベンズのシマにする、というところで終わるのが、キリはいいよな。

もっとも、Cパートでちゃんと、カナメが孤島に飛ばされてハンティングゲームに巻き込まれる場面をチョイ見せしているから、多分、2期はやるんじゃないかな。

というか、最後にゲームマスターが言っていたとおり、ここから「次のフェーズ」に進むのだから、続きをやらない手はない、と思うよ。

とまれ、今回は、とにかくワンへの復讐、それだけw

しかも、奮ってるのは、シュカの能力で、ワンを、彼の十八番の「解体」でシメてやったところね。

そして、その意味では、この倉庫街が決戦の場にならないとダメだった、ってことで。

このあたりの「仕込み」の適切さには、正直、原作を読んだ時、結構、感心したんだよね。

よく考えてある。

だって、あの倉庫という閉鎖空間、しかも適度に内部に糸を張り巡らせられるラックが林立してないと、あの仕込みはできないわけで。

つまり、ワンは、体よく、あの罠の張り巡らされた場所におびき出された、ってことで。

それもまた、ワンが自分の力を過信しているがゆえのミス、ということであって、その分、ワン、ザマァ―ねぇな!って、いい気味だ、といえてしまうところがね。

いや、だから、つまり、この原作、物語の緩急の付け方がうまくて、適宜、カタルシスを得られるような展開にしてくるんだよね。

もちろん、その分、定番の展開を盛り込む部分も多いわけだけど。

でも、それが、きっちりハマってしまうので、その分、やっぱり面白い。

たとえば、今回、ワンが最期に言っていた「蠱毒」の話、というか、「壺中の王」の話。

あれも、まさにレインがワンに言っていた言葉だったわけで。

こんな感じで、ちゃんと前に小出しにされていたネタが、後でそのエピソードを締める役割と担うことが多くて。

しかも、適度に間が相手から思い出さされるので、あー、あれかぁ!って、まずは驚いて、それから納得してしまうんだよね。

そういう意味では、サスペンスの力学をよく心得ているw

いやー、ホント、これはアタリだった。

まじで、この腹をくくったところからのカナメが、正統派の外道wになっていって、ますます義賊っぽくなっていくので、ホント、2期をよろしく。

しかも、その義賊の頭カナメの周りに、どんどん、いい奴が集まり、その傍らでクソなやつはしっかり成敗されていく、という気持ち良いヤクザ映画のノリが続くので。

ホント、久しぶりに2期を楽しみにしたい作品だったw

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とある科学の超電磁砲T 第8話 『超電磁砲(レールガン)×心理掌握(メンタルアウト)』感想: あっという間に美琴とみさきちのタッグが実現、そしてまた木原かよ!

2020-03-21 01:30:26 | 超電磁砲/禁書目録
コロナのせいでずっと続きがなかったので、あれ、今週はあったんだ?という感じの超電磁砲第8話。

なので、前回、どんな感じで終わったんだっけ・・・? 、って疑問に思っているうちに、気がつけば、美琴とみさきちの共闘が始まってたw

てっきり、美琴がみさきちのほっぺたを平手打ちくらいはするのか、と思っていたら、意外と、というか、期待外れなくらい、お互い理性的に対処してしまって、とりあえず、本丸に二人して向かうことにw

まぁ、あのみさきちの体力じゃ、美琴が本気でヒラ手打ちしたら、マジで失神ぐらいしそうなので、むしろ、美琴がよく感情を抑えたな、って感じなんだろうけど。

もっとも、みさきちの方は、案の定、黒子や佐天さん、初春の安全を考えて、記憶操作したのだから、美琴に殴られる筋合いはなかったのだけどね。

でも、そこまでの事情をとりあえず想像できちゃうところは、美琴の優秀なところだよなw

しかし、ここでも、ラスボスは木原なのか。

木原一族の爺さん。

あ、でも、禁書の方を読んでるとわかるけど、木原一族といっても、特に、血縁関係があるわけではなくて、むしろ、一種のカルト集団の名前見たいものよね、「木原」って。

つまり、学園都市において、マッドサイエンティスト級の「学知」をもった研究者が、木原を名乗ることになる、というのが正しい。

うん、だから、歌舞伎の屋号のようなものだよね。

ともあれ、どうやら、また木原一族の爺さんが、シスターズを使って何か悪巧みをしようとしていて、それを突き止めたみさきちが、それを阻止しようとしている、ということでいいのだろうな。

で、木原だから、きっとまた、レベル6化計画に相当するようなことを、ミサカネットワークを使って試みようとしている、ということなのかな。

今ひとつ、その計画に対して、みさきちが妨害しようとしている理由が、よくわからないのだけど、それはおいおい明らかにされるのかな。

とにかく美琴とみさきちのタッグでどう対処していくのか、ということだよね。

しかし、みさきちは最後、めちゃくちゃ強がりを言っていたけど、レベル5といっても彼女の「心理掌握」は単に人間の心理を操るだけのことで、物理的な破壊力は皆無なので、やっぱり美琴と組んで正解だと思うけどなぁ。

少なくとも、あの体力じゃ、素手ではなにもできないよね。

だから、美琴とみさきちのペアって、スザクとルルーシュのコンビみたいなものだよね。

前線の切り込み隊長と後方の指揮官。

切り込み隊長の美琴とスザクが、物理的な排除ならびに制圧を担当し、

指揮官たるみさきちとルルーシュが人心操作で戦局を強引に変えてしまう。

いわゆる、割れ鍋に綴じ蓋、ねw

なので、単純に、美琴とみさきちのペアの活躍は楽しみかな。

まさか、木原の側で、他のレベル5を担ぎ出したりはしないよね?

だとするとヤバいだろうけど。


あとは、記憶をいじされていても、美琴の声がけに、いちいち頬を赤らめている黒子が、ぐぅかわいいのは、今更ながら笑える。

そして、義侠心に溢れた女子・佐天さんw

なんだかんだいって、この黒子と佐天さんのコンビもしっくり来るようになってきたな。

その分、初春がどちらに対してもサポーター役のようになってしまうけどw

もっとも、今の黒子たち3人の関係は、美琴が強制的に排除されているからで、ここで、黒子の記録が戻ったら、美琴ベッタリになって元の鞘に収まるって感じなのだろうけど。

しかし、この3人は、何らかの形で、「美琴&みさきちvs木原」の対立に介入してくるのだろうか。

その意味では、御坂妹やミサカネットワークは直接関わってこないのかな?

ともあれ、続きが楽しみ。

次回からは平常運行でいいのかな?

今回、時折作画が怪しいところがあったけど、美琴のアップを筆頭にここぞという場面はちゃんと描けていたので、それほど心配はしていないけど。

でも次回以降の、動きのある戦闘シーンとかになったら、思い切り崩れるかもしれなくてちょっと不安。

とにかく美琴&みさきちのタッグに期待w

ところで、上条さんはどこで出てくるのだろう?

みさきちの反応も面白いから、そろそろちょっとは出てきてほしいかな。

まぁ、またピンチに駆けつけるような気もするけどね。

美琴とみさきちのあいだで、上条さんを取り合う構図はホントはもっと見たいのだけどねw

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