風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

田舎へ

2004年06月05日 | チンゲル亭過去日記

朝起きて、思いつきで田舎の空気を吸いに行くことにしました。

去年行って馬に乗った、ウンドゥルドブへと。
そのときも、同じ友人のタクシーに案内されていったのでした。

今日は、去年撮った写真を持っています。
途中で、運転手さんがマンジュシュリヒードが左手方向にあって、「サーン
(すばらしい)」と言うので、寄り道することにしました。

ボクト山の国立公園だけあって、ゲートがあり、通行料500トグを支払い、次のゲートでは入場料3000トグと博物館の入館料2000トグを支払って、ゲートが開けられました。

小学生の団体のにぎやかな声が樹木の間を通って聞こえてきました。
博物館には、19世紀前半には、300人もの僧がいたと言う繁栄の時代の修道院の絵が掲げられていました。
今は、廃墟となって、瓦礫と化しています。

モンゴル鞍をつけた、馬が木につながれて馬方が客引きをするでもなく、所在なげに石に腰鰍ッていました。
真新しいモンゴル鞍の写真を撮らせてもらい、夫がお礼にタバコを1本差し上げて、火をつけました。
馬には乗らないのかと誘われたのですが、今日は、あんなに待ち焦がれていたのに、気持ちがいまいちのりませんでした。

空には、鳶が気流に乗って気持ちよさそうに飛んでいます。
タンャの花が、首をもがれて、落ちているかのように、地面からすぐに花をつけています。

持参したおにぎりを木陰に腰鰍ッて、食べ始めたとたん、空の鳶が急降下して、5メートルほど先の地面にすれすれに舞い降り、舞い上がる。
おにぎりが見えたの?

去年、バーベキューに誘われたとき、お供えでもするように岩の上に鳥のためにといって肉を置き、スイカの皮を草原に放り投げ、地に這う生き物のためにと言ったのを思い出しました。

とたんに、夫がおにぎりを取り落としたので、偶然のに符合に驚ききました。

次は、最初の目的地ウンドゥルドブへ。
ここは、レストランとゲルの宿泊施設のあるところです。
準備中で、まだ営業していませんでした。
去年お世話になった馬方さんがゲルの立ち上げをしていました。
去年馬に乗った時お世話になった家族の写真を見せたら、ナーダムのころになったらやってくるよと教えてくれました。

今日の目的の、おいしい空気はたっぷり肺に吸い込みました。
この間は、一度も夫は咳をしませんでした。
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