風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

調査完了

2004年06月19日 | チンゲル亭過去日記

16日UB発20時。翌朝8時に国境の町に到着。
モンゴル人用のホテルに(シャワーなし、トイレは外)1泊。
見ず知らずの隣の部屋から、アルヒを持って飲みにこられ、そして、2日目の仕事をして、夜の列車に乗ってまた、12時間かけてUB着。
11時近くになって、やっと帰宅。

つかれきった顔で帰ってきました。
ハナのお出迎えで、固い顔が緩みました。

食事の後、ぐっすりと昼寝。

仕事のことについての、記述および写真はご法度なのですが、らくだやモンゴル人の優秀な技術者の写真だけですが、短期間アップします。

現場では、このような様子なんだなぁ。私も、はじめて写真を見ました。
今までは、徹夜、キャンプ、強行軍何のそのでしたが、こんな何もないところへ行って、往復夜行列車なんてもう耐えられる年ではないように思います。

今まで、よく、何事もなく何ヶ月にも渡っての野外の調査や仕事をこなしてきたなぁと感心しました。
改めて、頑丈な人だったんだなぁと思います。

現地はその前日まで30度以上になっていたようですが、一行が到着したときは、かなり温度が下がり、運転手さんから、上着を買わねばならなかったそうです。

温度差が一日のうちでも、かなりの変化のあるところへの出張は、これから要注意です。
さいわい、技術者が優秀に育ってくれたので、この次は、一緒になっていくことはなくなるでしょう。
そのことを期待しつつ、門外不出の写真アップです。
なんだか、らくだなんかに乗っていると、遊びに行ったみたいですが。。。
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バギー君

2004年06月19日 | チンゲル亭過去日記

昨日は、バトミントンの練習の後、選手のバギー君とマドーチンさんが家に立ち寄りました。
 バギー君は,19才。バトミントンを始めて5年になる長身の好青年です。
UBにバトミントンを指導に来ているシニアの家に合宿しているのです。
今日は、先生が仕事の打ち合わせのため、一緒に帰宅できないので、マドーチンと先に帰ることになったので、家にお誘いしました。

味噌汁もご飯もOKで、おいしいといって気持ちよく食べてくれました。
食後はさっさと立ち上がって、お皿を洗いはじめたのです。
食事も、おなかすいてるだろうから、先にどうぞといっても、私が席に着くまで手をつけようとせず、バトミントンだけでなくきちんと躾されていました。

今日から我が家に来ているハナのことを、はじめは浮ェっていたのですが、ハナを実際に目にして、あっという間にファンになってしまいました。
私の目を盗んで、お菓子をやったりもしていましたけどね。(笑)

明日帰ってくる夫のために焼いてあった、ちょっと色のつきすぎたシュークリームに素直に反応し、舌鼓を打ってくれました。

9時に練習が終わって、11時の門限ですから、あっというまに時が過ぎました。マドーチンと二人あわてて帰っていきました。

料理のにおいがするので、閉じてあった台所続きの部屋を見せてほしいといったり、リビングから見える夫の部屋の机の上や、広い洗面所を好奇心たっぷりで眺めていきました。

一つ一つ、おー!と驚きの声を上げている彼の様子はかわいいのですが、なんだか、それを見ている私は、偉そうにしているみたいで、変な気分。

日本語を覚えたいかれは、私の日本語を一生懸命に聞き取ろうとしています。
そして、今日教えてもらった言葉を忘れそうになると何度でも聞きなおしたりしています。
マドーチンも、息子にたいするように、わずらわしがりもせず、教えている様子はほほえましく、好感が持てました。

彼らを送りがてら、ハナの今日最後の散歩にでて、私がお風呂に入っている間にハナはもうすでに眠っていました。ハナの赤い毛布の上で。。。
おやすみ、ハナ。
今日も、一日平和でした。
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ホ<~ー

2004年06月19日 | チンゲル亭過去日記

モンゴル・日本人材開発センター2周年記念事業の公開講座「日本人のためのモンゴル民族音楽講座~ホーミー」に出席しました。

文化大学のオドスレン先生によると、ホーミーは健康によく、決して血圧が上がるようなことはありません。
肺の悪い人は治る。喉の肉がなくなる。ということでした。
夫の、いびきに効くかもしれないなぁ。

そして、更に良いことは、性格を穏やかにやさしく変えることが出来、心を制御できるようになる。感動しながら唄うと更に上達し更に深い感動を味わえるということでした。
驚いたことには、女性もホーミーを歌えるということでした。

ほーみーは、発声の方法により、12種類のかたちがあります。

発声の仕方も教えていただきましたが、丹田に力を入れるということだけが具体的な指示で、あとは、このようにと実例を示されるだけなのです。

そうしたら、隣からホーミーの声がする。マドーチンさんは、ホーミーの声が出るのです。
日本にいたときに、日本人(現在3人が唄える)に教えてもらったとのこと。
驚いた!
彼女は、今馬頭琴も習っているのです。

馬に、ホーミーに、馬頭琴、まるで牧民だと思ったら、実際に草原のゲルに住む友達の仕事の手伝いもやっているというのです。
料理といったものではなく、放牧した馬を集めることができるのです。
そして、よく手伝ってくれるからといって、彼女専用の馬も、あちこちの知り合いのところに用意されているのでした。

マドーチン(馬使い)というニックネームは、まごうことのないものでした!

彼女は、娘の日本での知り合いということでしたから、特別かもしれませんが、お目にかかって、3回目にして家に泊まりに来ませんかとお誘いしたのです。
日本では、ありえないことですから、これはモンゴル・マジックでしょうか。

講座に偶然ご一緒した、日本人のお二人も誘って、家で夕食をすることになりました。

夫がいないのを幸いに、女4人のおしゃべりが延々と続きました。
久しぶりの、女だけのおしゃべりを堪能し、やがて、マドーチンさんと二人に。
またまた、話が盛り上がって、何時だったのだろう眠りに落ちたのは。

しゃべるというのは、私にとって大事な仕事だと思ったことでした。
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