風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ツァガンサル情報

2005年12月06日 | モンゴルについて
来年のツァガンサル(旧正月)は1月30日からです。

伝統的には、極寒の冬、死と背中合わせの冬が過ぎて、間もなく春を迎える喜びを家族みんなで、祝う日でした。
牧民さんたちが、ゲルの中に持っている、羊と乳製品とで誰もがどこでも喜びを分かち合う日でした。

日本でもそうですが、年毎に豪華に派手に人の目を惹くものに成り代わっているのを嘆く人がいました。

毎年ツァガンサルの前には、大統領がボーズを作り過ぎないように。
贈り物は慎むようにと呼びかけるそうです。

去年、知人に教えてもらった、銀行で新しい札に取り替えてもらって、アルヒと一緒に手土産にするというのも、近年になって始まった習慣だそうです。
貴方たちは外国人だから、ハダク(青、白、金色の細長い絹の布)は必要ないよといわれましたが、それこそが意味があると教えられました。

青は永遠、白は美しさ、金は知恵を表すものだそうです。

ハダクは、贈り物をささげ持つための三宝のようなものと思っていたのですが、その布自体に意味があったと言うこと初めて知りました。

本当の意味を知る人に出会って、モンゴルのこと少しずつ知ってきたこのごろです。

私も、日本人でありながら、日本のことを正しく伝えられるかと言うと、思った以上に難しく当たり前に分かっていることを、優しい言葉で外国の人に伝えるのはほんとうに難しいのです。

去年の10ヶ月は、教えられることをそうかそうかと聞いているだけでしたが、二度目ともなるとほんの少し増えた情報から、質問が出来るようになり、去年知ったこととは違う内容も入ってくるようになりました。

「それだけが日本じゃないよ」と言っていたことが、モンゴルにもたくさんあるものなのです。






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ザザプロジェクト II

2005年12月06日 | チンゲル亭裏日記

なるべく寒さに慣れさせようとして、ベランダのドアを開けようとしたら、凍り付いて開かなくなっていました。
古い木製のドアなので、無理に力が加わるとどうなるか分からないので、あきらめました。

羊の肉は、最初の夜だけ食べました。
豚肉の生は良く食べます。
しかし、一番良く食べるのは、キャットフードです。

日本人の飼い主さんに最初お目にかかったときは、人間用の魚の缶詰を与えていたと聞いていましたから、そのつもりで、キャットフードを買い求めて食べさせていたのですが。

おなかがすけば、与えられてなんでも食べるようになるでしょうか。

玉とりのチャンスは可能な限り作って、興味を持ったものを視線の先に投げ込んでいます。
飽かず、長い時間獲物のおっかけっこをしています。
室内のこんな方法で、遊んでいては、ほんとの獲物は捕らえられないかもしれません。
気休めだなぁ。
いやいや、ちっとばかしでも、訓練さ!

昨日、夫が、何にでも興味を示すザザの様子を見て、「好奇心のあるうちは新しい環境になれるだろう」と言っていたことを、私も頼みの綱にしています。
目新しいものに興味を失う前に、新しい環境に入るなら、体も本能も若くてしなやかなうちであれば、大丈夫でしょう。

そう思いながら、何度も抱き上げてしまうのは、いけないと思いつつ、抱き上げずに入られません。
しっかりと抱いてあげることが良いのは、人間の赤ちゃんも動物の子どもも同じなのか、いけないのか分かりません。

ソファーで、くつろぐ夫のそばにぴたりと身を寄せているのですが、、、
今度のお父さんは、どうなんだろうねぇ。

小さい子どものいる家なんだろうか。
馬は、何頭ぐらい飼われているのだろうか。
ツーリストゲルだとしたら、羊はいなくて、馬だけだろうね。

お母さんは、優しい人かしら。猫の好きな人だろうか。

暖かいアパートの住人だったら、本当は良いのだけれど。
言ってもせん無いことだよね。
飼い主さんの決めたことだからね。

ここまで、体力がついて大きく育ったのだから、あと少しの間でもたっぷり食べて、太るのよ。
寒さに耐えてね。しっかりがんばるのよ。
夏、遊びに行くから、元気でね。
その頃は、忘れてるだろうけど。。。
寒さに負けないで、がんばるのよ。
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