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日本人の松崎順司ことシモシュとモンゴル人のエンフトルのピアノコンサートが国立ドラマ劇場で開催されました。
エンフトルはモンゴル件p大学の先生で、モスクワチャイコフスキーアカデミー、モンゴル件p大学で音楽教育を受け、モンゴルの最も優れたピアニストであり、今後期待される音楽家です。おそらく20代の青年。
シモシュは、36才、日テレ毎週火曜日午後5時の「音楽王国」に出演、アートユニット オリジナルパフォーマンス「交響的未来伝説」と題した舞台で最優秀賞受賞。パントマイムと音楽の立体的な舞台「インディアハイマット」をプロデュースし好評を得る。第17回全国リコーダーコンテストにおいて「リコーダーオーケストラのための組曲」金賞受賞。
など、面白い活躍をしている人です。
一見左の写真が日本人のように見えますが実はモンゴル人のエンフ。
右の写真が日本人のシモシュ。
音楽のコンサートにおいて、まじめにまっとうに演奏するのが日本人で、即興で曲を弾いたり、観客に受ける曲をちょいと挟んだり、遊びを取り入れるのは外国人というイメージをいまだに持っています。
今日のコンサートを聴いて、日本人がクラシックにおいてもリーダーの立場になっているのを見て、目を見張りました。
シモシュは、クラシックの曲をタンゴのリズムでロック風に弾いたり、自作を演奏したり、昨日訪れたモンゴルの田舎の朝をテーマに即興演奏したり、エンフやモンゴル人のほとんどの観客にとっては驚くばかりの演奏だったと思います。
この国立ドラマ劇場のピアノは25年間沈黙していたピアノです。
その演奏に当たっては、いろいろとご苦労があったと思います。
エンフの演奏のときは、高音に来るとピーンと言う私にも分かる耳障りな音がして、休憩時間に調律師が音をなおしていたりしました。
エンフはにこりともせずにスーツ姿で登場しましたが、シモシュは倹lさんかと思うほどの満面の笑みで登場。その黒と白のコントラストの強い衣装は一歩間違えばピエロになりそうな斬新なものでした。
片言のモンゴル語で挨拶をし、客席に笑顔を見せながら弾き始める様子や、にこやかにあくまでも楽しそうに演奏する彼はピアノを習う子どもたちにはどのように写ったでしょう。
ピアノって楽しいのねと思ったのだったら良いなぁと思ったことでした。
モンゴルに来て、外から、発展、成熟し先を走って行く日本の姿を見ることができます。
ピアノを習っていなくても、今日演奏された曲は、どこかで聴いたことがあります。
それは、UBで考えたらすごいことなんだなぁと思うのです。
クラシックの国際的コンクールに日本人が当たり前のように優勝したり、リーダーとして活躍しているのを見て、日本は文化的にも後進国ではないのだと言う実感を深めます。
文化的な成熟は、我武者羅だけでは出来ないことで、時間を味方にゆっくりとした熟成期間が必要なのだと思います。
その熟成期間と私との生長期間が同じ時期だったのですね。
ふーっ。
その誰かががんばったことで、日本に対する良い評価を背負わせてもらっているから、私が日本人であると言うことだけで、UBでは、一目おかれる立場にいられるわけです。
これこそ他人の○○○○で相撲をとるということになるのよね。
考えすぎるとおもーくなるから。
いつの間にか身につけさせてもらっているものに感謝して、UBでの日々をすごすことにしましょう。