風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夫と二人で

2006年07月09日 | チンゲル亭裏日記

今週末は二人で出かけました。

雨のおかげで、ゲルの中で静かにすごす一日目。
思いのほか、心身ともに疲れていた私は、12時に到着して、お昼ご飯もそこそこに、ぐっすりと眠ってしまいました。
その間、夫は、日陰に椅子を出して読書三昧。
三つ先のゲルにも、椅子を出して長い時間読書をしていたドイツ人女性が居たそうです。

お昼ごろから降り出した雨が、夕方には本降りになり、夜半は激しい雨音に目が覚めるくらいでした。
それで、財布と携帯とパスメ[トの写しを確認して頭の上におきました。
日本での、土石流の映像が頭によみがえってきたからです。
ここは、岩山、この程度の雨ではびくともしません。
ゲルの屋根に響く雨音は、必要以上に大きく聞こえたこともあるでしょう。
なんだか、神経質になっている。あれだけ昼寝したのに。。。

明け方、ザザが外遊びから帰ってきました。足にこつこつと当たるものが有って目が覚めたら、ザザが一心不乱に体をなめています。その、振り上げた頭が私の足に当たっているのです。

毛布の上に上がってきて、体を早く乾かす方法を良く知っていること。
雨の中をどこまで行ってたのやら、体が乾いたら、やっと赤ちゃんのそばへ。初めてなのに、優秀なお母さんをやっています。

あの時、可愛そうだからと手放さないで居たら、ザザはお母さんになることも出来ず、狭い部屋に閉じ込められていたのね。
箱の中には、キャットフードの器にフードが一杯に入れて有ったけれど、水の器はどこにも有りません。
自分で探してのみに行くのでしょうね。
二日目に馬に乗ったとき、湧き水がありました。こんなところまでも、きっと飲みに来るのでしょう。
お花を眺めながら、素敵なお庭だこと!

ザザの居るツーリストキャンプに行きたいといったのは、夫のほうでした。
赤ちゃんから解放されて、箱から出るや否や、「ザザ、ザザ」と呼びかけて抱き上げては嫌がられている夫でした。
少し、休憩してから抱いてあげるといいのに。

この上ない、猫(動物)好きを証明した夫でした。

たまには、こんな時間もいいものですねぇ。
いろいろと溜まりかけた、心の澱を、土砂降りの雨で洗い流し、柔らか心をザザにもらってきました。

と、思ったのもつかの間、UBの市内に入ってくると、少しだけ後戻りした感情がありました。
しょうがないなぁ。。。
コメント

お母さんになったザザ

2006年07月09日 | 出会った人
  ザザに会ってきました




初めてなのに、しっかり母親してました。
かいがいしく世話をし、赤ちゃんが眠ったら、しばらくは、箱から出て休息。
授乳中は、ゴロゴロ喉をならしています。まだ目の開かない赤ちゃんに乳房のありかを教えているんでしょうか?
私に抱かれても、ゴロゴロ鳴らしてますが、それとこれとはどう違うの?
夜中には、雨にもかかわらず外に出て、活躍しているようです。
そして、何時も可愛がってもらっている牧民さんのところにも、律儀に顔を出しているみたい。
明け方に帰ってきて、私の足元の毛布の上で体を嘗め回して乾かしてから、赤ちゃんのいる箱の中へと入っていきました。
出産に続く子育ては、体力勝負。心なしか、前回お腹に居るときより毛艶が落ちて、毛並みも荒れているような気がしました。
親子共に、健やかにと祈るばかり。。。


コメント