風のこたろう

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'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

連休

2006年07月12日 | チンゲル亭裏日記

ナーダムは、1年を通じてはじめての連休です。
今年は800周年ということもあって、特別に8日(土)と14日(金)を振り替えて、11日から16日までが連休になりました。

学校関係が仕事先といっても、学生の指導をしているわけではないので、夫にとっては、夏休みはありません。
せっかくの連休ですから、夫の言うままにこの1週間をすごすことに決めたのです。

夫はせいぜい翌日の予定がかろうじて決まっているだけ。
私の言う、先の予定とは、一ヶ月先までは、大まかに決まっていて、翌週の行動はすべて手当てが済んでいるというのが望みです。

この落差は、大変に大きい。大きすぎて、喧嘩にもならない。
ということは、私の我慢が限界ということ。

爆発しないためには、先のことは考えない「指示待ち症候群状態」に徹することです。

それで、昨日は朝起きてから、「自然史博物館へ行く」でした。
ナーダムの初日、町の通りはひっそり、日頃、あれほど渋滞の続いている道路には車の陰もない。
UB人は、式典の行われるスタジアムか、競馬の行われる草原か、賢い?人はおうちでテレビで実況観戦なのですから。

誰もいないと思った博物館には、5~6組のモンゴル人の家族連れが見学に来ていました。
さすがに、外国人は私たちだけ。
そうでしょう、外国人はナーダムか地方に行っているはずですもの。

昨夜は先週から決まっていた馬頭琴コンサート。夫は留守番。
これで、私は、元気なウィドウです。

今朝は、ナーダム会場のスタジアムまで歩いて行くと言いました。
だったら、「昨日行けばよかったでしょう」の言葉を飲み込みました。

スタジアムの外では、馬が出ていました。
UBの都会人は、モンゴル人といえども馬に乗ったことがない人が多いのです。
こわごわ馬に乗るモンゴル人というのも、面白いものでした。

ナーダムにはホーショールがつき物で、揚げながら売っています。
乾燥するモンゴルでは、飲物屋さんはいたるところに。
面白いのは、ウエットティッシュだけの出店。
あとは、民剣i。モンゴル鞍のミニチュア、仏教関係骨董品、銀製品のアクセサリーの店です。

肝心の、汲ニシャガーの競技会は終了していました。
スタジアムでは、相撲が真っ盛り。ダフ屋がチケットを売っています。
ダフ屋には手を出さない夫です。
「さぁ、帰ってテレビで(日本の)相撲を見よう」
「・・・」


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競馬

2006年07月12日 | UBから
ナーダムのメイン イベントの相撲と並んでホルダン モリ(早い 馬=競馬)が昨日から始まっています。

馬の年齢ごとに、競われる競馬の騎手は子供です。
テレビで観戦していると、いろんなドラマがありそうです。
モンゴル語の理解ができないので、映像だけがたよりです。

競馬は、ゴール地点から逆にコースをたどって、スタート地点まで歩いてきます。
そして、スタートします。

スタート直後に、落馬して大人に抱き起こされる子供がいました。

そして昨日は、無効になったレースがあったそうです。
スタート地点に、到着しないまま、何かの誤解があって競馬が始まってしまったそうです。
せっかく1着になった子供はさぞがっかりしたことでしょう。

スタート地点で馬たちが来るのを待っていた人の話によると、スタート地点では軍隊が控えているそうです。
そしてたくさんの車も。
近くに住む知り合いの人と待てど暮らせど、来ない馬たちに痺れを切らして、連絡を取ると、すでにスタートしたとのこと。

こんなことってあるんですねぇ。騎手が子供ということも有って、どんな誤解があったのか知りませんが、かわいそうに。
1年をかけて準備してきたことが出走者全員の努力が水の泡になってしまいました。

そして、さらに、今日の事件は痛ましかった。
ずいぶん長時間走っているのを見て、モンゴルってこんなに走っても草原ばかりで、改めてひろーいと思っていました。
やっと、ゴールに近づき、ゴールのカメラからの中継を見ているとき、馬が唐黷ワした。
すばやく騎手の子供は、立ち上がりましたから、無事だったようです。
そのまま、カメラは、ゴールに向かう馬を写しましたから、その直後のことは、わかりません。
しばらく後に、また、カメラがゴールを前にして鞭を入れる子供と馬の姿を映したとき、道端に唐黷スままの馬がほんの少しだけ写りました。

だめだったんだ。。。
起き上がって、走ることができず唐黷スままだったんだ。。。

1位を獲って意気揚々とする子供もいれば、馬を失ってしまった子供もいる。
馬主、調教師、家族は、それぞれどんな気持ちでいることやら。

快晴の空だったのに、現在正午です。
空が曇ってきました。
スタジアムでは、青空の下にモンゴル相撲が展開されています。

 子供たちは、こんな風に走っています。冬の絵葉書からの写真でごめんなさい。今年のナーダム競馬の写真が手に入ったら、差し替えます。
緑の草原を、カラフルな競馬用の晴れ着を着て、胸にはゼッケンをつけて走っています。ちなみに、夏のナーダムの競馬のゼッケンは、4桁でした。


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