風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

トレッキング

2006年07月16日 | チンゲル亭裏日記

土曜日は、乗馬クラブです。私以外の参加者は誰も居ないとの連絡に夫が参加したいと言ってくれました。
車が迎えに来たら、面識のあるモンゴル人女性が乗っていました。
これで、トレッキングの時、F氏(ボス兼運転手)が先導して、彼女がしんがりを勤めてくれたら、ほとんど乗馬に参加していない夫と私とでも、安心です。

私の乗る馬は、まずおとなしい馬を選んでくれるはずですから、まぁまぁ、素直に私を乗せてくれます。
夫は数少ない乗馬回数ですが、歩く時は前の馬に遅れないようさっさと歩きます。
私は、どんな馬に乗っても歩きが遅くなるのです。
そして、早くの合図を送ると、超鈍足の走りになります。
追いつくが早いか、歩き始めるのですが、また、どんどん引き離されます。
どうしてかなぁ?

実は、わかっているのです。私は、どんな時も主人たり得ない、主導権を握れないからです。馬は良く知っています。
そして、誰よりも体力がないから、帰りはへとへとになります。
馬は、速く家に帰りたいから、帰りは足が速くなるのですが、私の乗る馬はいつもそうではありません。
乗り手の体力をわかってくれているのでしょうね、きっと。

今日は、せっかく参加してくれた夫に気分よく乗ってもらいたいので、あまり早く走らせないで、かといって、ゆっくり過ぎないでと、できもしないコントロールをしようとしました。

しかし、帰りになるといつにも増して、歩きが遅くなりました。
モンゴル人の彼女の乗る馬は走りたくてたまらないものですから、走らせないようにコントロールしながら、しんがりを勤めるのは、骨だったに違いありません。

乗馬クラブなのだから、それも訓練と言いますが、やはり、走りたい馬をなだめるよりは、走らせたかったことでしょう。

今度は夫の馬のほうが、私を気にして足踏みをしています。
彼女も、嫌がりもせず待っていてくれます。
たまに、私たちより前に出たりすると、その時に限って、F 氏が振り返って、後ろに行かなきゃだめじゃないかと叱ります。
ごめんね、あなたが悪いわけではないのに、後ろを追うのがだめなら、先導しようとした時なのに。。。

毎回、なんだかだと言いながら、馬に乗っているだけで満足な私です。
週に一度の、私にとって、心身ともにりフレッシュする大事な一日が無事終わりました。
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再度花の写真

2006年07月16日 | 


エーデルワイス












ひろ~~~~いところに、あるがままに咲いている花たちです。
今まで通ってきた中で、一番たくさんの種類の花がありました。

花の様子をお伝えしたくて、みんなアップで撮っていますから、それぞれが自己主張しているような集合写真になっていますが、実際はそうではありません。

一生懸命に咲いているのですが、しっかりと見てあげないと見過ごしそうに、咲いています。

草原の広さも、花の可憐さも香りも、風のさわやかさも、伝えることができなくて、ざんねんです。
もし、機会がありましたら、ぜひおいでください。
今のところ、まだ、UBから1時間ちょっとの距離に、いっぱい自然が残っています。

こんな花が、黙って咲いていて、今年は思いのほかたくさんの雨が降って、花たちが喜んでいることでしょう。

手にとって見放題、写真の撮り放題、動物たちに食べられ放題、靴や馬に踏まれ放題の、花たちは、生まれるところが違ったら、柵で囲まれて、大事に大事に守られるのになぁ。
モンゴルの草原に生まれたおかげで、次に咲く場所は、風しだい、水しだいの風来坊。
来年は、雨が降るだろうか、飛んでいった種は、根付くのだろうか、ゆりの花の根っこは、モンゴル人にもおいしいと食べられるそうだから、根こそぎ持っていかれると、来年は咲けないよねぇ。

来年も、今年と同じように咲いてくださいね。
そして、また、来る人を心から楽しませてあげてくださいね。
今が盛りと言うことは、次の季節の到来を告げられていると言うことですね。
冬の凍土にもまけずに咲き誇った花たちの、終わりを告げるような、涼風は、咲き誇る花にも、草原の草たちにも、木々の枝にも、同じように吹いていました。

それでも、まだ、これから咲きそうな硬い蕾もあって、どんな花をつけるのか楽しみです。
後1週後には、どんな楽しませ方をしてくれるのだろう。


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