風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

フットワークの良いトゥールさん

2006年12月08日 | チンゲル亭裏日記

部分敷きのカーペットが、薄汚れてきました。
いつもは、洗濯石鹸のくずとお湯少しをペットボトルに入れたものを、シャかシャか振って細かい泡を作り、汚れを落としていました。

どうしようかなぁ、モンゴルの人はどうするの?と尋ねたら、トゥールさんは、テレビのコマーシャルを見たり、お店で洗剤を調べたり、あっという間に答えをくれました。
「私が、やります。」と。

おっと、そうきたか!お姉さん夫婦に世話になっている彼女は、何とか仕事をしてお金を得ようとしています。
オルティンドーの通訳をとても熱心にしてくれるので、アルバイト料を支払いますと言ったのですが、それは、私にとってとても勉強になることだから、要りませんとはっきり答えました。

彼女の言うとおりに、することにして、最後の通訳の日にまとめて、将来の勉強のために使ってくださいと渡してあげるつもりで、封筒を用意してあります。そのほかに、何か稼ぐチャンスを見つけてあげることにしましょう。

シンジリーン バヤルという新年の祭りが12月31日にあります。
この日は、収入のすべてを投じてドレスを新調しパーティーに命を鰍ッる若い人がいるそうです。
このような、祭りの日は、仕事場に美容師を呼んで全員がおしゃれをしたり、仕事中に厚保化粧に余念の無い人がいたりするようです。

彼女は、学生ですからまだそのようなことは無いのでしょうが、将来、そのような職場に入ったとしたらどうするのかなぁ。

お義兄さんの運転の支払いは、先週の半分でした。
SAVE THE CHILDRENの仕事がない分、かなり違ってきます。
それは、仕方が無いのです。

さて、次は、トゥールさんは何を考えてくるかしら。
ほんとに、知恵を良く働かせる人で、それが、純な感じがして、好感が持てます。
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バットスフさん

2006年12月08日 | チンゲル亭裏日記

今朝の、お迎えの車は黒色か白色かどちらなのだろうと、窓からのぞいていました。白い車が来ました。

あ、バットスフさんの車だ。

先週、車の故障でこられなくなったので、急遽、トゥールさんの義兄に車を出してもらいました。

その後、義兄さんから、木曜日の仕事もしたいと申し出があったのですが、もう一度チャンスをあげましょうと言うことで、今日を待ちました。

モンゴル人のGさんに、このことを茶飲み話でしましたら、あなたは優しすぎる、モンゴル人はそんなことが有ったら、チャンスなどあげません。」と言われました。

バットスフさんの車は、古いので、夜間動かさないでいると、朝の早くには、エンジンがかからなくなるそうです。
今は、ご主人が入院中なので、夜間、ご主人が運転していた分まで彼女が仕事をしています。朝の8時から4時まで!

トゥールさん情報によると、朝夕の送り迎えの契約仕事があり、その定期収入は月に80ドル(公務員の一ヶ月の平均給料 とは言え、安いのでアルバイトの要あり)あると言ったそうです。ちょっと、ほっとしました。

来週からも、この仕事を続けたいですかと再確認しましたら、トゥールさんはすでに確認していてくれました。
来週も、白い車が、SAVE THE CHILDRENまで運んでくれることになりました。
今日のエンジン音は、この寒さにもかかわらず快調でした。

北へ向かってハイリャスを通って施設への新しい道路が整備されたので、20分で到着するようになりました。
工事中は、迂回したり渋滞するため10時に家を出ても、11時にやっと間に合う日もありました。
10時から3時までの時間契約のバットスフさんにとっては、ガソリン代が余分に必要になるので、工事中は彼女にとって辛かったのでした。
その代わり、3時までの約束を、かなり早い時間に切り上げ、ほかの用事を作らないようにしたのですが。

タクシーをそのたびに乗り捨てるのが、どれだけ気が楽か。
けれど、UBでは、冬になるとタクシーの走っている台数が極端に少なくなります。
暖房付きの駐車場を借りる費用が莫大なため、そして、暖機運転にも、通常に走るにも余計にガソリンを食うために、冬は、町から車が少なくなってどこかで、冬眠しているようです。

人を雇うのは気を使うけれど、マイナスの中を車を待つ、時間に間に合、一番に安全を買ったと思うと、贅沢ではないと思える今の状況です。
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