風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ウヤンガさん

2006年12月17日 | UBから
1989年 作曲家ノジャンツンノロヴと馬頭琴奏者のバトチョロンが、女性の馬頭琴奏者を育てようと、3人の女性に白羽の矢を当てました。
そのうちの二人が、ジャンツンロヴの娘のオーガントヤとウヤンガでした。
ウヤンガの選ばれた理由は音楽一家に育ったことと、おてんばウヤンガといわれるくらい元気だったからだそうです。

1990年 音楽舞踏学校入学
1992年 国立馬頭琴交響楽団が民主化などで混乱している時期に創設
1993年 ウヤンガさんが入団

『彼女は、すばらしい楽器に出会って、ラッキーな人生です。
人生のすべてを表現できることは、幸せです。
モンゴル民族とともに歩んできたこの楽器は、今でも女性の奏者が少ないのです。
馬頭琴は、弦を押さえるのにとても力が要るので、男性には平気なことでも、女性には辛いことのようです。
そして、馬頭琴そのものの演奏法も、練習によるしかなく忍耐力が必要なのです。

馬頭琴を知ったことにより正しい道に進むことが出来、人生の豊かさを知ることが出来たと思います。』と言っていました。

2006年 女性として始めてのソロコンサート
    CD DVD発売
    
CD DVDについて、すべて生演奏 自分の選曲 魅力をすべて引き出している、1曲目の「モンゴルの調べ」は、1982年に場とチョロンが1回だけ演奏したことがあるだけで、
楽譜の無いところから、初めたそうです。
そのほか、モンゴルの音楽のほかに、「アベ・マリア」「シンドラーのリスト」など、海外のクラシックも楽団と演奏しています。

ウヤンガさんに、とても魅力を感じたのですが、字面ではあらわせないものや、私の表現力ではとても現せないすばらしさがあって、書けば書くほど遠くなってきました。

一度、彼女の演奏を聴き、お話をする機会を持てるとよいなぁとおもいます。
日本公演のときは、楽団を率いる指揮者のバトチョロンのほかに、ウヤンガさんも注目されたし。



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