風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

マンチョクさん

2006年12月29日 | チンゲル亭裏日記

地質学部の大学院生のマンチョクさんは、来年日本留学を目指して、4月に試験を控えているそうです。

先日の新年を迎える会(シンジリーン)で久しぶりに会いました。
相変わらず控えめで、笑顔のかわいい女性です。
帰りに暇なときに遊びにいらっしゃいというと、明日行きたいといいました。こんなにはっきり言うのは、初めてで、驚きました。

日本語の勉強を再開したがっているので、その相談だろうと思いました。
2月に、初めて家に来たときはほとんどしゃべれなかったのですが、日本語を使って意思を伝えようとしていることが分かり、私のモンゴル語の単語会話よりはずいぶん進んでいました。

誰か先生は居るのと尋ねたら、先生はあなたですという返事。
よく聞いてみると、モンゴル日本センターが去年ラジオ放送をしていたときのテキストとCDで独学でここまで進んできたとのことでした。

英語はかなり話せるので、日本での勉強は英語になるでしょうが、日常会話は日本語が出来たほうがよいのですから、一生懸命です。

授業やセミナーなどで忙しい毎日で、4月頃から家に来て日本語をしゃべる時間が持てなくなっていたのです。
それでも、ずっと、私と話をしたいと思っていてくれたようで、通じにくい二人の会話ですが、その思いはちゃんと伝わってきて、うれしかったのです。
慎み深く遠慮がちですが、学問への探究心はとても強いものがあります。
先生たちの間では、その控えめなところは、評価されなくて、もっと前に出なさいといつも言われていましたが、半年以上も前会ったきりの彼女とちっとも変わっていませんでした。

大陸的でドライな人たちの中に居て、少々疲れ気味だったのが、ちょっと息を吹き返した感があります。

   別れたあとがさわやかで
   過ぎた時間が
   少しも惜しくない人が
   一番いい

(誰の詩でしたっけ。ついこの間読んだばかりなのに、しょうがないなぁ。)

年明けの3週間の休みの間の練習予定を決めて、帰って行きました。
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通訳問題

2006年12月29日 | チンゲル亭裏日記

これで、最後の通訳さんと思っていた大学院生は、今日で、辞めてもらうことになったそうです。

まじめだったのは、始めのうちで、遅刻、欠勤、自分の好きな仕事しかしない、そして、”Sorry"の一言で終わらせる。
教授の部屋で仕事をしていることで、嵩にきて学生に偉そうにする。
一時は、通訳中に教授と夫を差し置いて、平気で電話に出たりメールをしたりしていたけれど、注意したら、後でかけますと言って電話を切ったり、メールをしなくなったと喜んでいたのです。
Sorryというだけまだまし、と言っていた夫もいろいろあったらしく、とうとう堪忍袋の緒が切れたようです。
それで、今月の給料と1週間分を余分に渡して、解雇ということになりました。(契約は、1週間前に告げるということになっているので)

古風な習慣を身に付けつつましく控えめな女性も数多く居て、ほんとに見習わねばと思わせる女性にも会いました。
反対に、ドライで大陸的で、目の前のことしか考えず将来の展望など何もない、今がよければよいという人にもたくさん出会って、失望することも何度かありました。

具体的に、次のあてがあるわけではないのですが、もう、限界のような話しぶりでした。
そのような様子は、教授も見知っているはずですが、ごく普通のことと受け止めているようで、あまり指導をしない様子。
仕事をなんと思っているんだ。

ゆっくり、年末を過ごして、新年から心機一転、考えるそうです。
最後を、気持ちよく過ごせる通訳さんやーい。
今は、観光シーズンではないので、優秀な人も遊んでいる可能性があります。
よい人を見つけましょう。
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クリスマスの鼓太郎

2006年12月29日 | 日本から


こたろうー かわいいよ~。

珍しく、ヒイラギのはっばをむしゃむしゃするんだって?
おいいしいの?
お姉ちゃんが、喉に引っかかるのじゃないかと心配してるよ。大丈夫?


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