風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

痛みは、アラート

2020年08月07日 | 体を整える
ひざの痛みが消えてきて、階段の登りは、痛みが無くなりました。

歩くのが、快調なので、いつものペースで歩いているつもりでも、時間短縮となり、遅れそうだった電車に楽々で、乗れました。

体が発する警告は、一か所しか痛みを発しないそうです。
ですから、左膝の痛みが取れてくると、右股関節の違和感へと移動していました。

本当の悪いところへと、近づいているわけなのですね。

先生も、体の動きについて、とてもよく反応するようになってきたと、褒めて頂きました。

股関節の、違和感の出発点は、一瞬だけ、感じました。
そこへ、力と気を集める体操を教えようとしたのですが、入口のところで、違和感を捉えきれなくて、すぐに消えてしまうため、一点に集中しながら、塊を取り除くための体操が完結しませんでした。

こんな時は、しがみつかないで、一旦退いて、また最初から取り組むことといたします。


ほんのかすかなのですが、右股関節の違和感にたどり着いたのは、画期的なことです。
今まで、そこにあったのに、わからなかったことを、やっと認識できたのですから。

股関節廻しをして見ると、可動域がふえていました。
それにともなって、まがっていた脚も、だんだんとまっすぐに近くなっていきます。

痛みとは、不思議な現象です。
そして、それは、アラートです。

アラートは、痛みが起こった場所ではなく、もうこれ以上庇い切れなくなった端っこの場所です。
そこから、たどってきた反対の道筋を通って、核心へと、戻っていきます。

その道しるべを、失いながら、見つけながら、修繕していけば、行かねばならないところ、故障の出発点へと戻って、最後の仕事をすることができます。

それが、治癒。

コメント