風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

台風6号のニュース

2004年06月21日 | チンゲル亭過去日記

徳島に上陸した6号が北上中というニュース。
風速25メートル、自主避難、3,000戸以上が停電、空や海で運行停止,大鳴戸橋は通行止め。
高松や高知でも同じような状態のようです。
北上したら、神戸や大阪はだいじょうぶかしらん。

こちらでも、昨夜は長い間雷が鳴り響き、雨が降り続きました。
今はやんでいますが、灰色の雲が空を覆っています。

夫の出張中は雨にはあわなかったようですが、今、現地はどうなのでしょう。
今朝は、出したデータがおかしいので、現地から機械を持ってくるように指示をして職場に出かけました。

帰りの12時間の列車は、女性と同じコンパートメントの切符が最後の1枚だったそうです。
それで、リラックスできない12時間だったので、どうやら、背中の筋肉を傷めたようです。

自費で出かけた仕事だったら、もう一晩ホテルをとって予定を延長したのでしょうが、今回は、モンゴル人の技術者があらかじめ決めた契約金の中で、まかなわなければならないので、夫が先に帰るのが一番経済的なのです。

もともと、今回の仕事は夫本来の仕事から外れているので、ことわっても良かったのです。
行かなかったら、データが取れなかっただろうと言っていました。

こういった場合のお金については、日本人が出すことが多いのです。夫がおかねをを出して外人用のホテルに泊まったり、コンパートメントを一部屋取る形で、帰宅すれば、楽だったのです。それをしてしまうと、モンゴル人の先生(写真の人)に、収入が入らないことになってしまうので、それをしなかったようです。

大学の職員といえども、助教授より下の先生たちは、薄給で授業のコマ数を確保するか、企業からの仕事を探してこなければ、収入を増やすことが出来ないのです。

教授によっては、日本のように企業との密接な関係を保ち教室にお金の落ちる方法をちゃんと講じて、卒業生の受け入れ先を確保している人も居ますが、まだ、教えるだけという教授の方が多いようです。
まして、部下のことに心を砕いている人が、少ないのです。

心身ともに回復していないときに、強行軍をし、その上、データが思うようなものでなくて、踏んだり蹴ったりの夫です。
今夜は、とっときの魚のレトルトを、日本茶も入れてあげて、昨日頂いた、日本からの和菓子を頂くことにしましょう。

それより次女の誕生日、電話しよう!
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ホテルの予約

2004年06月20日 | チンゲル亭過去日記

7月にUBに来る、お客様のホテルを予約に行ってきました。
まず、ずっと前に部屋を下見しておいた、家の近くのホテル。
部屋の清潔さや施設、明るさなどは及第点でしたが、サービスについてはよく分からなかったので、ホテルの指導にいらっしゃっていた知り合いに尋ねてありました。

サービスについては、ウランバートルホテルを初めとする4つほどの名前を挙げてくれました。
家の近くのホテルは、その中に入っていて、女性の経営者で悪くはないという評価でした。シングルで69ドル。

ナーダムの後なので、部屋は空いているということでした。
そして次のウランバートルホテルは、時々夕食に来るときのサービスはモンゴルでは、なかなかのものでした。
そして、オペラ座、国会議事堂、公園の近くで、一番環境の良い場所にアあるホテルです。

こちらでは、部屋を見ていなかったので、見せてもらいました。
シングルは、1日すべて込みの値段で69ドル。心地よく整頓されていますし、バスタブがありましたが、ビジネスホテル並みの狭い部屋でした。
ツインとツインデラックスを次に下見しました。

ツインは、シングルの感じからあまり抜け出さない程度でした。
次にツインデラックスは、ベッドが二つで、程よいゆとりがあり、もう一部屋同じ広さで、リビングルーム付き、浴室はすこし広めに取ってあり、玄関というのかゆとりのスペースがあり、廊下に出る部屋のドアを開けても、それぞれの部屋のドアが見えるだけで、快適でした。

それで、136ドル!夫の名刺を見せたら、15%引きということで、一人60ドルということに為りました。

早速予定を入れて、おさえておきました。
成田ーUB間とUB<tブスグル間の飛行機、ホテルの部屋を予約できて、一安心。
あとの観光については、3日前に予定を決定すれば、すべてOKです。
ホテルは、何かの手違いがあったとしても、家に泊まっていただけるスペースは充分あるし。
中身はそれぞれに充分ゆとりのある日程なので、1日2日の遅れ、変更は問題なし。

後は、待つばかりです。
知り合いが、そろそろ旅行を始めたので、その情報をいただきながら、モンゴル堪能といきますか!
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雨とかみなり

2004年06月20日 | チンゲル亭過去日記

昨夕、お散歩中に雨にあって、あわててハナを急がせて帰宅。
すぐにやむ雨と分かっても、家から3分ほどしか離れてなかったせいもあって、雨宿りという気分ではなかったのです。

青年たちが、狭い屋根の下で、5人もかたまって雨宿りをする前をハナと通りました。
モンゴルには居ない犬種なので、彼らは一様にものめずらしげに眺めていました。

アパートの1階に住む白人女性と鉢合わせをして、ハナはしきりに愛想を振りまいている。
本当に人間の好きなハナでした。

ハナグッヅのなかに、ちゃんとバスタオルも入れてくれたので、ゴシゴシと雨を吹いてあげます。
足の裏用の雑巾もあって、外から帰ると足を拭いて、手綱をはずしたら、ごほうびのビスケットの置いてある場所に一目散。
まて! ヨシッ!で、パクリ!と食べる様子は、気持ちが良い。

前回お預かりしたときより、ずいぶんと元気になっていました。
珍しいにおいをかぎながら、日本に居るときよりも散歩が大好きになったおかげで、歩く距離が長くなったせいでしょうか。
「おばあさんだから、ねてばかり」というのを、かなり返上しているようです。

パソコンに向かっていると、期待に満ちた目をして遊んでくれとばかりに誘いに来たりするのです。

部屋の中をひとしきり追い鰍ッ回したり、ぬいぐるみのとりっこをしたり、疲れると、ビスケットのそばで、完全停止。
押しても引いてもびくともしない。
私は、当然のことながら、ご主人様ではないと分かっているので、こうなると、命令は耳に入らないようです。

しかたなく、ビスケットをあげるのですが、どちらが偉いのか分からない状態です。(笑)

台所で支度が始まると、ぴたりとそばにくっついて、離れず、何かおいしいものはもらえないかと期待して待っているのです。

そんな表情がかわいくてたまりません。
誰もが、会うとすぐにファンになってしまうハナでした。

きのうは、すこしウンチがやわらかめでしたが、今日は元通りに回復で一安心。
厳しく、大事に育てられたハナ。今年11才、モンゴルの短い夏の暑さが体調に悪影響しませんように。
日本に帰っても、元気ですごせますように。

そして、夜半には、ピカピカと雷が遠くで光っているようでした。
けさは、また、道路に水がたまり、草が更に茂ったようです。
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調査完了

2004年06月19日 | チンゲル亭過去日記

16日UB発20時。翌朝8時に国境の町に到着。
モンゴル人用のホテルに(シャワーなし、トイレは外)1泊。
見ず知らずの隣の部屋から、アルヒを持って飲みにこられ、そして、2日目の仕事をして、夜の列車に乗ってまた、12時間かけてUB着。
11時近くになって、やっと帰宅。

つかれきった顔で帰ってきました。
ハナのお出迎えで、固い顔が緩みました。

食事の後、ぐっすりと昼寝。

仕事のことについての、記述および写真はご法度なのですが、らくだやモンゴル人の優秀な技術者の写真だけですが、短期間アップします。

現場では、このような様子なんだなぁ。私も、はじめて写真を見ました。
今までは、徹夜、キャンプ、強行軍何のそのでしたが、こんな何もないところへ行って、往復夜行列車なんてもう耐えられる年ではないように思います。

今まで、よく、何事もなく何ヶ月にも渡っての野外の調査や仕事をこなしてきたなぁと感心しました。
改めて、頑丈な人だったんだなぁと思います。

現地はその前日まで30度以上になっていたようですが、一行が到着したときは、かなり温度が下がり、運転手さんから、上着を買わねばならなかったそうです。

温度差が一日のうちでも、かなりの変化のあるところへの出張は、これから要注意です。
さいわい、技術者が優秀に育ってくれたので、この次は、一緒になっていくことはなくなるでしょう。
そのことを期待しつつ、門外不出の写真アップです。
なんだか、らくだなんかに乗っていると、遊びに行ったみたいですが。。。
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バギー君

2004年06月19日 | チンゲル亭過去日記

昨日は、バトミントンの練習の後、選手のバギー君とマドーチンさんが家に立ち寄りました。
 バギー君は,19才。バトミントンを始めて5年になる長身の好青年です。
UBにバトミントンを指導に来ているシニアの家に合宿しているのです。
今日は、先生が仕事の打ち合わせのため、一緒に帰宅できないので、マドーチンと先に帰ることになったので、家にお誘いしました。

味噌汁もご飯もOKで、おいしいといって気持ちよく食べてくれました。
食後はさっさと立ち上がって、お皿を洗いはじめたのです。
食事も、おなかすいてるだろうから、先にどうぞといっても、私が席に着くまで手をつけようとせず、バトミントンだけでなくきちんと躾されていました。

今日から我が家に来ているハナのことを、はじめは浮ェっていたのですが、ハナを実際に目にして、あっという間にファンになってしまいました。
私の目を盗んで、お菓子をやったりもしていましたけどね。(笑)

明日帰ってくる夫のために焼いてあった、ちょっと色のつきすぎたシュークリームに素直に反応し、舌鼓を打ってくれました。

9時に練習が終わって、11時の門限ですから、あっというまに時が過ぎました。マドーチンと二人あわてて帰っていきました。

料理のにおいがするので、閉じてあった台所続きの部屋を見せてほしいといったり、リビングから見える夫の部屋の机の上や、広い洗面所を好奇心たっぷりで眺めていきました。

一つ一つ、おー!と驚きの声を上げている彼の様子はかわいいのですが、なんだか、それを見ている私は、偉そうにしているみたいで、変な気分。

日本語を覚えたいかれは、私の日本語を一生懸命に聞き取ろうとしています。
そして、今日教えてもらった言葉を忘れそうになると何度でも聞きなおしたりしています。
マドーチンも、息子にたいするように、わずらわしがりもせず、教えている様子はほほえましく、好感が持てました。

彼らを送りがてら、ハナの今日最後の散歩にでて、私がお風呂に入っている間にハナはもうすでに眠っていました。ハナの赤い毛布の上で。。。
おやすみ、ハナ。
今日も、一日平和でした。
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ホ<~ー

2004年06月19日 | チンゲル亭過去日記

モンゴル・日本人材開発センター2周年記念事業の公開講座「日本人のためのモンゴル民族音楽講座~ホーミー」に出席しました。

文化大学のオドスレン先生によると、ホーミーは健康によく、決して血圧が上がるようなことはありません。
肺の悪い人は治る。喉の肉がなくなる。ということでした。
夫の、いびきに効くかもしれないなぁ。

そして、更に良いことは、性格を穏やかにやさしく変えることが出来、心を制御できるようになる。感動しながら唄うと更に上達し更に深い感動を味わえるということでした。
驚いたことには、女性もホーミーを歌えるということでした。

ほーみーは、発声の方法により、12種類のかたちがあります。

発声の仕方も教えていただきましたが、丹田に力を入れるということだけが具体的な指示で、あとは、このようにと実例を示されるだけなのです。

そうしたら、隣からホーミーの声がする。マドーチンさんは、ホーミーの声が出るのです。
日本にいたときに、日本人(現在3人が唄える)に教えてもらったとのこと。
驚いた!
彼女は、今馬頭琴も習っているのです。

馬に、ホーミーに、馬頭琴、まるで牧民だと思ったら、実際に草原のゲルに住む友達の仕事の手伝いもやっているというのです。
料理といったものではなく、放牧した馬を集めることができるのです。
そして、よく手伝ってくれるからといって、彼女専用の馬も、あちこちの知り合いのところに用意されているのでした。

マドーチン(馬使い)というニックネームは、まごうことのないものでした!

彼女は、娘の日本での知り合いということでしたから、特別かもしれませんが、お目にかかって、3回目にして家に泊まりに来ませんかとお誘いしたのです。
日本では、ありえないことですから、これはモンゴル・マジックでしょうか。

講座に偶然ご一緒した、日本人のお二人も誘って、家で夕食をすることになりました。

夫がいないのを幸いに、女4人のおしゃべりが延々と続きました。
久しぶりの、女だけのおしゃべりを堪能し、やがて、マドーチンさんと二人に。
またまた、話が盛り上がって、何時だったのだろう眠りに落ちたのは。

しゃべるというのは、私にとって大事な仕事だと思ったことでした。
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JOCV NEWS 6月1日号より

2004年06月17日 | チンゲル亭過去日記

☆全国初 京都市が教員採用で協力隊経験者枠を設けた(5名以内)
     願書受付6月18日まで
   詳細 http://www.edu.city.kyoto.jp/kyoshokuin/toppage2.htm

☆らいぶらりい
    「私、南の島で先生しました」♂恂?@歩ー翔雲社\1、575ー
    「夫婦で暮らしたラオスースローライフの二年間」
         菊地 良一・菊地 晶子 めこん    \1,575

☆Kiroroが、キルギス共和国で音楽交流
    中古のスメ[ツ用品や楽器、文房具などを日本国内で集めて途上国へ
    寄贈する事業「世界の笑顔のために」プログラムの親善使節に、
    Kiroroさんが任命されキルギス共和国を訪問しました。
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ザミン・ウード へ

2004年06月16日 | チンゲル亭過去日記
大学の先生二人と井戸掘りを請け負った会社の人とで、出張に出かけました。
行く先は、国境の町ザミンウード。

UBに来てすぐだったら、一人で留守番なんて浮ュて出来なかったのでしょうが、今は私もここに慣れてきて、一応門番も居るアパートなので、夫も連れて行くことは考えなかったようです。
仕事ですから、女性一人が混じっても邪魔なだけなので、初めてのお留守番です。

今、バトミントンの練習から帰ってきたところで夜の11時近くです。
7時から始まって、9時に終わってもまだ明るく、「喉越しのよいものを。。。」といって寄り道をして帰りました。

今日から、練習日が、水、金に変わったばかりで、ちょうど夫が留守になる日に、夜長を楽しく激しくバトミントンに興じ、冷たいものを飲んで、いい気分で帰ってきました。

暗くなってから、一人で鍵を開けて家に入るのは初めてで、浮「かなと思ったのですが、運動で高揚した気持ちの上に冷たい喉越しが功を奏して、何にも感じませんでした。
今日はお湯の出も良いし、ぐっすり眠れることでしょう。

こんなことを言っていたら、女一人でモンゴルに来ている人たちにわらわれてしまうことでしょう。

今日、気持ちが特にハイなのは、バトミントンをしたこともありますが、食事を一緒にしたのが、日本で娘の知り合いだった方で、マドーチン(馬使い)と呼ばれるほど、馬の扱いのうまい人だったからです。

彼女Kさんはもちろん日本人です。10年前から、モンゴルに通い始め、あげくのはて住むことになったの人なのです。

話が盛り上がり、とうとう明日は泊まりに来てもらうことになりました。
明日の夜は、どんなに盛り上がることやら。
たのしみだぁ。
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嬉しいニュース

2004年06月16日 | チンゲル亭過去日記

昨日は、うれしいニュースが続々。
まず、友人に4人目のお孫さんの誕生。
叔父といとこの来蒙が決定。
長女の来蒙も決定!

その間に、UBに大雨。緑が潤ったと喜んでいると、雹に!
13日の夕方にも雨が降り、このところ、草原の草はのびのびしているのでしょう。
チンゲル亭の庭も、外に出るたびに緑が伸びています。

今年は、雨が多いのでしょうか。

草原のゲルは、水の便の良いところに立てますから、あまりに雨が多いとフェルトで出来たゲルは、湿気を含んで、コンディションが良くないのです。
テレルジに行く途中の水場にすぐ近くに建設中のツーリストキャンプは、木製のバンガローのようなものが並んでいました。
湿気を帯びてかびないためでしょう。
それを教えてくださった方は、やはり、木製よりフェルトのゲルのほうが気持ちが良くて、好きだと言っていました。

ただ、UBに雷と雹をもたらした雲は、どのあたりまで雨を降らせたのでしょうか?
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ストレッチ

2004年06月15日 | チンゲル亭過去日記

エアロビ・インストラクターのYさんのお誘いで、ストレッチをを教えていただきました。
場所が、Yさんの自宅ということで、定員5人のところを4人が参加。
バトミントンでひざの上の、乗馬で足の付け根の筋肉痛があったので、ストレッチで緩和されると、楽しみに参加です。

モンゴル人のお友達は、初めての体験で緊張気味で、ストレッチになったのかどうか心配でしたが、とても楽しかった次はいつ?と尋ねられたぐらいでした。
ペアでするストレッチは、先生によると、性格が良く出るそうです。
友人は、気を使い、自分の事を顧みず一生懸命やってくれます。モンゴル人らしくないですねぇと言われ、彼女は赤面していました。

体は、24歳を100とすると、50歳を過ぎると上半身は70、下半身は40に落ちるそうです。
あまりの落差に、驚き、ストレッチの重要性を改めて感じ、今日のプログラムに感謝です。

こちらに来る前、出勤途中の平らな床でつまずきそうに何度かなりました。
平らなところで、おっとっとと、なったことを恥ずかしがるだけで居たのですが、足首の柔軟性とか、太ももの筋力が衰えたせいだと分かりました。

今日の参加者は中高年ということで、先生の専門のエアロビはやらなくて、柔軟体操に終始しました。
気がつくと2時間半が経過していました!

すっかりほぐされ、私ってこんなに軽かったの?とうれしくなりました。
参加しなかった夫にも早速、伝授しなくてはね。
さて、どれだけ、わたしの言葉に素直に応じてくれるか問題です。

初めての、風引きで、自分の体を省みるチャンスが与えられたばかりですから、その気でやってくれるかもしれません。

さて、今日はどういう言葉かけから、はじめたら彼の気持ちにヒットするのか、臍を曲げるとてこでも動かないからなぁ。。。

「そんなに言うならしょうがないなぁ・・・」という譲歩の絶対無い人である。(笑)(笑)(笑)

私って、こんな夫に良く付き合ってきたわぁ。
「あんたの、操縦が下手なんじゃろう」と、長姉なら言いそうだな。
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