採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2016:山形の品種(不調)

2016-06-18 | +ニンニク

数年前から、山形の”最上赤ニンニク”というものを植えています。

葉っぱは福地よりも濃い緑色。
冬の間は元気に育ちますが、どうも玉が太りません。

ニンニクは一定の低温を経験すると貯蔵葉(鱗茎になるもの)が形成されるのだそうです。
この低温要求日数は、品種によって異なるようなのですが、この山形の品種は低温要求の度合いが強い気がします。

昨シーズンは、植え付け後ずっとあたたかく、年内いっぱい冬らしからぬ気候でした。
そんな気象条件で、山形ニンニクがどうなったかというと・・・ 

ニンニク(山形最上赤ニンニク)



ネギ?

なんとも悲惨な出来映えです。 

ニンニク(山形最上赤ニンニク)



いくつか剥いてみると、中心に一球のみ出来上がっている模様。

ニンニク(山形最上赤ニンニク)



これも一球。
(こういうのを中心球というのだそうです) 

ニンニク(山形最上赤ニンニク)



これなどは、皮を剥いても剥いても鱗片がみあたりません。
あちゃー 

いやはや、悲惨な出来映えでした。

年によっては/ものによっては、比較的綺麗な形のニンニクが出来るので、諦めて断絶してしまうのは惜しいです。

ある研究によると、タネニンニクを一定期間冷蔵してから植え付けることで、貯蔵葉(球)形成が誘導されるのだそうです。
(2~5°Cで4週間くらい冷蔵しておくといいみたい。)
来シーズンは、9月上旬から一ヶ月、冷蔵庫にしまっておいてみようかな。


=====

ニンニク収穫作業に伴って、どうしようもないクズニンニクが結構沢山出てきます。
(↑この一球タイプとか)
捨ててしまえば話は早いですが、なかなかそう簡単に思い切れなかったり、ね・・・。

フレッシュなうちならばかなり小粒でも皮むきも簡単。
でも乾いてしまっても、少し皮を破るようにして根っこを切って、もしくは縦二つにカットしてから油で炒めるようにすると、簡単に皮が向けます。
 

クズニンニク処理法



皮を剥いたもの、剥いていないものミックスの状態で、少量の油を加えて加熱。
しばらくすると、皮が自然にするりと剥がれてくるので、箸でつまみ出します。 
(皮が剥けているかいないかは、焦げ目でわかります。皮は焦げ目がつきますが、中味はあまり焦げません) 

クズニンニク処理法



(根元をカットしておかないと皮が剥けません)

数分炒めると、すっかり皮がなくなります。 

クズニンニク処理法



ベランダのバジルと合わせてピュレ状に。

クズニンニク処理法



切って茹でたジャガイモに和えて軽く炒めたり、パン粉と混ぜてハーブパン粉にしたりして使う予定です。
(すぐ使わない分は冷凍) 

 

コメント
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