採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

くたっとした革バッグを補強

2016-06-22 | +縫い物

革のボストンバッグって、新品のうちは革の張りでしゃっきりしていますが、使い込むとくたっとへしゃげてしまうようになります。
中身を詰めれば問題ないのですが、しまっておく時、しゃっきり自立していてくれると、収納しやすいし、何より見た目がカッコいいですよね。

以前作業したボストンバッグ(裏地を付け直した際に補強も加えた)の反省点を踏まえ、新たなバッグに補強をつけてみることにしました。 

革バッグに支え



とても大きな革のボストンバッグ(実は父のもの)。
底の四隅がこすれて色落ちしていたのですが、修理に出して綺麗になって帰ってきました。

でも、くたっとしてちょっと残念な感じ。 

革バッグに支え

補強を試みます。
使うのはこれ。
細い帯状のステンレスワイヤです。
もともとは、ワイパーブレードの補強材で、こつこつ集めました。
(100円ショップのランドリーバッグや車用日よけネットなどにも使われているのでそれを買うと早いです) 

革バッグに支え



この金属2本がきっちりはまるゴムチューブを用意。
これで2本をつなぎます。
(突合せるのではなく、オーバーラップさせる) 

革バッグに支え

3本ほどを、太目のチューブで束ね、またつなげていきます。 
左図で青いのが上写真の黒くて短いチューブ。
赤い部分が下写真の透明/黒の長いチューブに相当 

革バッグに支え

両端をつなげ、輪っかにします。
これを二つ用意。
(太チューブに関しては透明と黒、2種類を使っています)

革バッグに支え

以前補強したバッグは図赤線のように、バッグの輪郭に沿うように、ワイヤを入れました。
こうすると、マチの部分がふっくらせず、カバン全体がピンと突っ張りすぎでした。

革バッグに支え

しゃっきりしすぎ。
側面が突っ張っていると、まるでアタッシェケースのように固い感じです。
(再修理しようとしてまだそのまま)
 
少なくともカバン上側のワイヤは、図青線のように丸くなっていた方がいいようなので、今回は・・・ 

革バッグに支え



こんな風に、バッグの内側4か所(上下左右)にリボンを縫い付け、この輪っかをしばりつけてみました。 
(バッグ輪郭にちょうど内接するように、輪っかのサイズを調節してあります) 

革バッグに支え



ひとまずでけた!
どうでしょう?

一番上の写真と比べると、しゃっきり立っていますよね?

革バッグに支え



ファスナーを開けても、側面が何とか自立するようになりました。

ただ、今回は裏地に縫い込んだ訳ではなく、ワイヤの輪っかそのままを、ゆわえつけただけ、という状態。
荷物の出し入れをする際にひっかからないか、またワイヤが接続用チューブから外れてしまったりしないか、やや心配です。

しかも、使うのは父・・・。
(私の(ムダな)創意工夫の意図が伝わらない可能性が・・・)

ま、不便だったら簡単に取り外せるしね。

=====

要領はつかめたので、他のバッグもワイヤで補強していこう、と思った矢先、
デイバッグの破れかけ修理の依頼がダンナサマから来ました。
補修用の布が必要・・。

布を買うのではなく、手持ちのカバンをドナーとして使えないか、今、家捜し中。
こんなことならあのときあのバッグを捨てなきゃよかったなあ・・。 
何か丈夫な素材はないかしら。
(視力の都合上明るい色希望) 

コメント (2)
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