益々、日本株に対して強気になった。10年の上げ相場だ。
理由は次の四つ、
①企業がどんな不況でも利益を生める体質になった
②日本株の所有者が利益志向に変わった
③株価上昇に伴い眠っている個人資金が株市場に流入する
④グローバルベースで、需要超過供給不足の成長経済
こんな威勢の良い話を、さわかみ投信の澤上篤人代表取締役は、日経主催の「長期投資と企業の中長期戦略フォーラム」で語った。
日本企業は、成熟段階に入った日本経済においても、コストダウンの努力の結果、如何なる不況の段階に入っても利益を生み出せる体質になったので、景気が少し上向けば追加利益を計上できるだけではなく、今後長期的に見て不安が全くなくなった。
かって、日本株は、持ち合いや政策保有や機関投資家等の保有する安定株主が70%以上の株式を保有していたが、今日では、個人や外人株主保有率が50%をオーバーするなど株主構成が大きく変化し、企業業績や利益に敏感な利益志向の傾向が濃厚になって来た。
従って、成長性に乏しい、業績の悪い会社はどんどん株主から排除されて行き、良い会社と悪い会社が峻別されて行き、企業が、益々、株主に対して注意し始めると同時に成長と業績の向上に努力することになる。
もう3年もすると、株式で儲けた人間が周りに増えるので、それに触発されて、低利の預貯金に見切りをつけて、眠っていた個人資産が株にまわる。
13年で外資が57兆円入っただけでも大変なインパクトがあったが、1000兆円のうち10%入っても100兆円なので、その影響は非常に大きい。
現在、世界経済はインフレ気味の長期成長段階に入っている。
成長期の日本と同じで、モノが欲しくて仕方のない消費志向の強い膨大な消費者が中国はじめ世界中に充満しており、供給が追いつかないのが現状である。
日本企業にとって、このグローバルな成長に乗って貢献する絶好のチャンスであり、前途は洋々である。
世界的な視点から優良な会社を見つけて、長期投資家に徹することが涵養である。
安くなったら買う。一寸上がって売りたくなったら売っても良いが、その金で、下がったらまた買う。
下がったら買う。上がったら売る。このリズムが大切で、長期投資家に徹するのである。
たしか、こんな話を澤上氏は、一気に喋ったと思うのだが、その後、聴衆から質問を受けていたが、退席したのでその後の推移は分からない。
私の正直な感想だが、株屋の発想と言う感じで、経済や経営に対する考え方は全く視点が違うので、そんな考え方も出来のかと思って聞いていた。
株については、良く分からないが、私はバフェット流に優良株を見つけてバリュー株投資に徹するのが良いと思っているのだが、何時も短期で処分して損ばかりしている。
このフォーラムは、澤上氏の前に、三原淳雄氏の「マネーの国際化と長期投資」に続いて、旭化成の伊藤一郎副社長と新日鉄の谷口進一専務の夫々旭化成と新日鉄の企業プレゼンテーションがあった。
とにかく、大変な盛況で、別のモニター室やロビーも聴衆で一杯であったが、大体中年以上の人々で、どうも、この辺りがアクティブな一般投資家のようであると思って見ていた。
私は、新日鉄の動向と言うか戦略を直接聞きたくて出かけて行ったので、実際には、株の動向などあまり気にはならなかったが、熱心にメモを取るお年寄や中年婦人の多いのにはビックリした。
経済予測など当たる筈がないとガルブレイスが言っていたので、参考にしか聞いていないが、何れにしろ、経済理論そっちのけで、嗅覚と言うのか非常に癖があって偏った見方をしている二人の株専門の評論家の考え方には違和感を感じざるを得なかった。
理由は次の四つ、
①企業がどんな不況でも利益を生める体質になった
②日本株の所有者が利益志向に変わった
③株価上昇に伴い眠っている個人資金が株市場に流入する
④グローバルベースで、需要超過供給不足の成長経済
こんな威勢の良い話を、さわかみ投信の澤上篤人代表取締役は、日経主催の「長期投資と企業の中長期戦略フォーラム」で語った。
日本企業は、成熟段階に入った日本経済においても、コストダウンの努力の結果、如何なる不況の段階に入っても利益を生み出せる体質になったので、景気が少し上向けば追加利益を計上できるだけではなく、今後長期的に見て不安が全くなくなった。
かって、日本株は、持ち合いや政策保有や機関投資家等の保有する安定株主が70%以上の株式を保有していたが、今日では、個人や外人株主保有率が50%をオーバーするなど株主構成が大きく変化し、企業業績や利益に敏感な利益志向の傾向が濃厚になって来た。
従って、成長性に乏しい、業績の悪い会社はどんどん株主から排除されて行き、良い会社と悪い会社が峻別されて行き、企業が、益々、株主に対して注意し始めると同時に成長と業績の向上に努力することになる。
もう3年もすると、株式で儲けた人間が周りに増えるので、それに触発されて、低利の預貯金に見切りをつけて、眠っていた個人資産が株にまわる。
13年で外資が57兆円入っただけでも大変なインパクトがあったが、1000兆円のうち10%入っても100兆円なので、その影響は非常に大きい。
現在、世界経済はインフレ気味の長期成長段階に入っている。
成長期の日本と同じで、モノが欲しくて仕方のない消費志向の強い膨大な消費者が中国はじめ世界中に充満しており、供給が追いつかないのが現状である。
日本企業にとって、このグローバルな成長に乗って貢献する絶好のチャンスであり、前途は洋々である。
世界的な視点から優良な会社を見つけて、長期投資家に徹することが涵養である。
安くなったら買う。一寸上がって売りたくなったら売っても良いが、その金で、下がったらまた買う。
下がったら買う。上がったら売る。このリズムが大切で、長期投資家に徹するのである。
たしか、こんな話を澤上氏は、一気に喋ったと思うのだが、その後、聴衆から質問を受けていたが、退席したのでその後の推移は分からない。
私の正直な感想だが、株屋の発想と言う感じで、経済や経営に対する考え方は全く視点が違うので、そんな考え方も出来のかと思って聞いていた。
株については、良く分からないが、私はバフェット流に優良株を見つけてバリュー株投資に徹するのが良いと思っているのだが、何時も短期で処分して損ばかりしている。
このフォーラムは、澤上氏の前に、三原淳雄氏の「マネーの国際化と長期投資」に続いて、旭化成の伊藤一郎副社長と新日鉄の谷口進一専務の夫々旭化成と新日鉄の企業プレゼンテーションがあった。
とにかく、大変な盛況で、別のモニター室やロビーも聴衆で一杯であったが、大体中年以上の人々で、どうも、この辺りがアクティブな一般投資家のようであると思って見ていた。
私は、新日鉄の動向と言うか戦略を直接聞きたくて出かけて行ったので、実際には、株の動向などあまり気にはならなかったが、熱心にメモを取るお年寄や中年婦人の多いのにはビックリした。
経済予測など当たる筈がないとガルブレイスが言っていたので、参考にしか聞いていないが、何れにしろ、経済理論そっちのけで、嗅覚と言うのか非常に癖があって偏った見方をしている二人の株専門の評論家の考え方には違和感を感じざるを得なかった。