毎朝、コーヒーをコーヒーメーカーで煎れて、レーズンパンにブルーベリージャムをつけた軽い朝食を取る。
少し前までは、雪印のクリーム状のチーズ・マスカルポーネをパンに塗っていたが、栄養過多の問題もあって止めている。
コーヒーは、コーヒーメーカーで挽いて煎れていたが、この頃では、UCCのブルーマウンテン・ブレンドをドリップして飲んでいる。
ブルーベリージャムについては、色々試みたが、この選択が中々難しく、赤穂の某食品会社のを愛用している。
レーズンブレッドは、近所に良いパン屋さんがあって、ここで買って来たブロックを適当に切り分けているのだが、何故か、有名店のパンにはない味があって気に入っている。
ところで、問題は、家に居る時は、大体大きなマグカップに2~3杯程度に抑えているが、外出すると、殆どの場合、飲み物はコーヒー、それも、ホットコーヒーを飲んでいるが、このコーヒー嗜好習慣である。
これまでに、コーヒーが健康に悪いとか、一杯飲む人より、2~3杯飲む人の方がガンの確率が高いなどと言われたりしていたが、別に、コーヒー嗜好については意識しなかった。
私が、初めて、喫茶店に入ってまともなコーヒーを飲んだのは、大学に入学した年で、河原町の先斗町あたりの店であったような気がする。別に田舎の高校生でもなかったが、あの頃は、殆ど自分たちで喫茶店に出かけるようなこともなかった。
まだ、レコードも高かった頃で、ブルーノ・ワルターのベートーヴェンの新譜が出たと言うのでジャケットを店頭に恭しくディスプレィした名曲喫茶に出かけて耳を澄ませて聞いていた頃であった。
会社に入ってからは、人に会う時など、「お茶でも」と言って喫茶店に出かけるのが普通になり、アメリカに留学してからは、緑茶などないので、薄いアメリカン・コーヒーをお茶代わりにがぶ飲みしていた。
コーヒー習慣の転機が訪れたのは、ブラジルへ赴任してからである。
なにしろ、天下のコーヒー王国ブラジルのことであるから、コーヒーに関しては桁外れの飲酒量である。
ブラジル人が普通に飲んでいるコーヒーは、所謂、エスプレッソで、デザートコーヒー用の小さなデミタスカップでサーブする”カフェジンニョ”なのだが、問題は、濃過ぎるので、砂糖をたっぷり入れて飲むことである。
濃いコーヒーに、コーヒー量に匹敵するくらいの、大匙で時には2~3杯の砂糖を入れて飲むのであるから、最初は、美味しいことはこの上もなかった。
不思議なもので、砂糖だけならこんなに濃い砂糖水は絶対に飲めないが、濃いコーヒーとは相性が良いのか美味しく飲める。
最初は、甘いコーヒーが好きな人は、かき回すが、少し甘ければ良い人は、そのままで、もう少し甘いコーヒーを好む人は一かき、もっと甘い人は二かきと教えられる。
ところが、会社周りなどすると、訪れる先毎にこのコーヒーが出てくるのでで、美味しいなどとは言っておれず、自分の胃の調子の方がおかしくなってくる。
街角のあっちこっちに、バールと言う簡易な飲食用のスタンドがあって、ブラジル人は立ち寄っては、ここでカフェジンニョを楽しんでいる。
注意して注意して、抑えに抑えて、カフェジンニョを避けるようにしていても、ブラジル生活4年ともなるとブラジル生活にどっぷりである。
サンパウロやリオで、高級レストランなどで飲む食後のレギュラーやアメリカン・コーヒーの新鮮さと有難さは格別だったが、どうも、私自身のコーヒーへの嗜好は、このブラジル時代の影響が大きいような気がする。
その後、世界中の色々なところを歩いて色々なコーヒーの味を楽しんで来たが、イタリアのエスプレッソなどラテン系のコーヒーの味に親しみを覚えているのは、やはり、ブラジルでのコーヒー体験の影響かも知れない。
トルコやギリシャ、アラブ系のどろっとしてあとが残るコーヒーや、特異な味のスカンジナビアのコーヒー、オスマントルコが退却する時に残したコーヒー豆を使って素晴らしいコーヒーを開発したウィーンのコーヒー、一寸違うがウイスキーとブレンドしたアイアリッシュ・コーヒー、色々思い出がある。
しかし、一番思い出が深いのは、ヨーロッパ各地で訪れたミッシュランの星つきレストランで、頂いた最後のコーヒーの味で、このコーヒーを飲みながら素晴らしい料理と素晴らしい雰囲気の思い出を噛み締めながら味わう至福の時である。
少し前までは、雪印のクリーム状のチーズ・マスカルポーネをパンに塗っていたが、栄養過多の問題もあって止めている。
コーヒーは、コーヒーメーカーで挽いて煎れていたが、この頃では、UCCのブルーマウンテン・ブレンドをドリップして飲んでいる。
ブルーベリージャムについては、色々試みたが、この選択が中々難しく、赤穂の某食品会社のを愛用している。
レーズンブレッドは、近所に良いパン屋さんがあって、ここで買って来たブロックを適当に切り分けているのだが、何故か、有名店のパンにはない味があって気に入っている。
ところで、問題は、家に居る時は、大体大きなマグカップに2~3杯程度に抑えているが、外出すると、殆どの場合、飲み物はコーヒー、それも、ホットコーヒーを飲んでいるが、このコーヒー嗜好習慣である。
これまでに、コーヒーが健康に悪いとか、一杯飲む人より、2~3杯飲む人の方がガンの確率が高いなどと言われたりしていたが、別に、コーヒー嗜好については意識しなかった。
私が、初めて、喫茶店に入ってまともなコーヒーを飲んだのは、大学に入学した年で、河原町の先斗町あたりの店であったような気がする。別に田舎の高校生でもなかったが、あの頃は、殆ど自分たちで喫茶店に出かけるようなこともなかった。
まだ、レコードも高かった頃で、ブルーノ・ワルターのベートーヴェンの新譜が出たと言うのでジャケットを店頭に恭しくディスプレィした名曲喫茶に出かけて耳を澄ませて聞いていた頃であった。
会社に入ってからは、人に会う時など、「お茶でも」と言って喫茶店に出かけるのが普通になり、アメリカに留学してからは、緑茶などないので、薄いアメリカン・コーヒーをお茶代わりにがぶ飲みしていた。
コーヒー習慣の転機が訪れたのは、ブラジルへ赴任してからである。
なにしろ、天下のコーヒー王国ブラジルのことであるから、コーヒーに関しては桁外れの飲酒量である。
ブラジル人が普通に飲んでいるコーヒーは、所謂、エスプレッソで、デザートコーヒー用の小さなデミタスカップでサーブする”カフェジンニョ”なのだが、問題は、濃過ぎるので、砂糖をたっぷり入れて飲むことである。
濃いコーヒーに、コーヒー量に匹敵するくらいの、大匙で時には2~3杯の砂糖を入れて飲むのであるから、最初は、美味しいことはこの上もなかった。
不思議なもので、砂糖だけならこんなに濃い砂糖水は絶対に飲めないが、濃いコーヒーとは相性が良いのか美味しく飲める。
最初は、甘いコーヒーが好きな人は、かき回すが、少し甘ければ良い人は、そのままで、もう少し甘いコーヒーを好む人は一かき、もっと甘い人は二かきと教えられる。
ところが、会社周りなどすると、訪れる先毎にこのコーヒーが出てくるのでで、美味しいなどとは言っておれず、自分の胃の調子の方がおかしくなってくる。
街角のあっちこっちに、バールと言う簡易な飲食用のスタンドがあって、ブラジル人は立ち寄っては、ここでカフェジンニョを楽しんでいる。
注意して注意して、抑えに抑えて、カフェジンニョを避けるようにしていても、ブラジル生活4年ともなるとブラジル生活にどっぷりである。
サンパウロやリオで、高級レストランなどで飲む食後のレギュラーやアメリカン・コーヒーの新鮮さと有難さは格別だったが、どうも、私自身のコーヒーへの嗜好は、このブラジル時代の影響が大きいような気がする。
その後、世界中の色々なところを歩いて色々なコーヒーの味を楽しんで来たが、イタリアのエスプレッソなどラテン系のコーヒーの味に親しみを覚えているのは、やはり、ブラジルでのコーヒー体験の影響かも知れない。
トルコやギリシャ、アラブ系のどろっとしてあとが残るコーヒーや、特異な味のスカンジナビアのコーヒー、オスマントルコが退却する時に残したコーヒー豆を使って素晴らしいコーヒーを開発したウィーンのコーヒー、一寸違うがウイスキーとブレンドしたアイアリッシュ・コーヒー、色々思い出がある。
しかし、一番思い出が深いのは、ヨーロッパ各地で訪れたミッシュランの星つきレストランで、頂いた最後のコーヒーの味で、このコーヒーを飲みながら素晴らしい料理と素晴らしい雰囲気の思い出を噛み締めながら味わう至福の時である。