寒くなり始めると、山茶花が花盛りだが、春の花の椿は、ぼつぼつ、ちらほら咲き出したところである。
昨年咲かなかった久寿玉が、急に、蕾が膨らんだかと思ったら、花を開いた。
淡いピンク地に、紅色の吹掛絞の入った八重椿で、牡丹咲で、非常に優雅である。
正に、Rose of winter 言い得て妙である。
西王母や加茂本阿弥に似た丸い蕾をつけるので、茶花に良いと思うのだが、シンプルを旨とするので、ぶちのガラが邪魔になるのかも知れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/68/a5a71b25dda8db1b3d7586dc3553e34c.jpg)
Camellia japonicaは、フィリピンの植物学者で、モラビア人の宣教師ジョージ・ジョセフ・カメル(Georg Joseph Kamel)から名を取り、ラテン語にKがないのでCに変えて、リンネが命名したという。
ダイアナ・ウェルズは「花の名物語100」で、カメルは、椿とは何の関りもなかったと言っているが、ウィキペディアでは、カメルは椿を記述していたと書いてある。
日本の原産として有名だが、Camellias are famous throughout East Asia; they are known as cháhuā (茶花, 'tea flower') in Chinese, tsubaki (椿) in Japanese, dongbaek-kkot (동백꽃) in Korean, and as hoa trà or hoa chè in Vietnamese.と言うことで、アジア各地に広がっていて、Camelliaの種類は、結構多く、交配によって園芸種がどんどん生まれているので、数知れない程である。
私など、洋椿を結構植えているのだが、先祖返りしたり一部の遺伝子が強調されたりして、花の色や形が変わって咲くことが多いので、面白いことがある。
鎮守の森や鬱蒼とした森林などに、見上げるような大木の椿が植わっていて、白い筒型の蕊の先に黄色い花粉をつけた真っ赤な落ち椿を見て、椿を感じることがあるのだが、これらは殆ど、典型的なヤブツバキで、子供頃の椿の印象は、すべて、この椿であった。
ラッパ型の花弁の後ろから蜜を吸うと甘かったのも、あの頃の懐かしい思い出である。
ところが、園芸品種の椿を栽培し始めると、苗木が小さくて、咲く花の数も少ないので、花の一輪一輪を注意して見るので、椿が、非常に美しい花であることがよく分かる。
この久寿玉も、蕊が複雑に入り組んでいて、どれが雄蕊で雌蕊か分からないのだが、殆ど種の取れない椿もあって、これは、自然交配で、種無しスイカが、生まれるようなものであろうかと思っている。
昨年、殆ど実をつけない式部とタマグリッターズが種をつけたので、その種を蒔いたら芽が出たので、どんな新種が生まれるか、何年先か分からないのだが、楽しみに育てたいと思っている。
ファインダーを覗き見ながら、フォーカスに浮かび上がる花弁の優雅さ美しさに、いつも、深い感動を覚えながら、シャッターを切っている。
ガーデニングを楽しみながら、その造形の素晴らしをフリーズする喜び、椿は、私に、二重の喜びを与えてくれているのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/fd/1f6be70188a7a56974f7baed3088b3a1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/60/ab5a0235e7d302a50f2f3f87efd9dbcd.jpg)
昨年咲かなかった久寿玉が、急に、蕾が膨らんだかと思ったら、花を開いた。
淡いピンク地に、紅色の吹掛絞の入った八重椿で、牡丹咲で、非常に優雅である。
正に、Rose of winter 言い得て妙である。
西王母や加茂本阿弥に似た丸い蕾をつけるので、茶花に良いと思うのだが、シンプルを旨とするので、ぶちのガラが邪魔になるのかも知れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/68/a5a71b25dda8db1b3d7586dc3553e34c.jpg)
Camellia japonicaは、フィリピンの植物学者で、モラビア人の宣教師ジョージ・ジョセフ・カメル(Georg Joseph Kamel)から名を取り、ラテン語にKがないのでCに変えて、リンネが命名したという。
ダイアナ・ウェルズは「花の名物語100」で、カメルは、椿とは何の関りもなかったと言っているが、ウィキペディアでは、カメルは椿を記述していたと書いてある。
日本の原産として有名だが、Camellias are famous throughout East Asia; they are known as cháhuā (茶花, 'tea flower') in Chinese, tsubaki (椿) in Japanese, dongbaek-kkot (동백꽃) in Korean, and as hoa trà or hoa chè in Vietnamese.と言うことで、アジア各地に広がっていて、Camelliaの種類は、結構多く、交配によって園芸種がどんどん生まれているので、数知れない程である。
私など、洋椿を結構植えているのだが、先祖返りしたり一部の遺伝子が強調されたりして、花の色や形が変わって咲くことが多いので、面白いことがある。
鎮守の森や鬱蒼とした森林などに、見上げるような大木の椿が植わっていて、白い筒型の蕊の先に黄色い花粉をつけた真っ赤な落ち椿を見て、椿を感じることがあるのだが、これらは殆ど、典型的なヤブツバキで、子供頃の椿の印象は、すべて、この椿であった。
ラッパ型の花弁の後ろから蜜を吸うと甘かったのも、あの頃の懐かしい思い出である。
ところが、園芸品種の椿を栽培し始めると、苗木が小さくて、咲く花の数も少ないので、花の一輪一輪を注意して見るので、椿が、非常に美しい花であることがよく分かる。
この久寿玉も、蕊が複雑に入り組んでいて、どれが雄蕊で雌蕊か分からないのだが、殆ど種の取れない椿もあって、これは、自然交配で、種無しスイカが、生まれるようなものであろうかと思っている。
昨年、殆ど実をつけない式部とタマグリッターズが種をつけたので、その種を蒔いたら芽が出たので、どんな新種が生まれるか、何年先か分からないのだが、楽しみに育てたいと思っている。
ファインダーを覗き見ながら、フォーカスに浮かび上がる花弁の優雅さ美しさに、いつも、深い感動を覚えながら、シャッターを切っている。
ガーデニングを楽しみながら、その造形の素晴らしをフリーズする喜び、椿は、私に、二重の喜びを与えてくれているのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/fd/1f6be70188a7a56974f7baed3088b3a1.jpg)
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