小金沢ライブラリー

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映画感想―『デビル』

2009年10月07日 | 映画感想

~あらすじ~
ニューヨークの実直な警官トムの家に下宿人としてやってきた、快活なアイルランド青年ローリー。
しかし、その天使の笑顔の裏側には、国際手配されたIRAのテロリスト、“エンジェル”という悪魔の顔が隠されていた。


~感想~
調子の悪い=イマイチなときのブラピは品川に見えてしかたない傾向があるが、この映画では終始、品川に見えてしまっていた。
つまるところ、わざわざ映画にするまでもないような平板な話で、ストーリー的には見るべきところはない。
アイルランド紛争を描く序盤こそ引きつけるものの、以降は哀しい背景を持つ男の演技を品川にできるはずもなく、盛り上がるようで盛り上がらない中途半端な物語をゆったりとしたペースで流され、熱狂的なファンならば「翳のあるブラピかっこいい!」となるだろうが、興味のない僕としては「翳のある品川△(さんかっけー)ッス」と半笑いで済ませるしかなかった。
総じてきわめて退屈な映画であり、こういった映画の楽しみかたがわからない僕は、本当のところ映画好きではないのかもしれないという思いを強くした。


評価:★ 2
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