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~あらすじ~
巨大軍事企業の社長で、発明家としての顔も持つトニー・スターク。彼はある日、アフガニスタンで自社新型兵器のデモ実験を成功させるが、テロリスト集団の襲撃に遭い、囚われの身となってしまう。しかし、彼は一味の目を盗んで飛行可能なパワードスーツを開発、それを装着して脱出し、生還を果たす。彼は発明した兵器がテロリストの手に渡っていた現実を嘆き、自らの手ですべての兵器を葬ることを決意するが……。
~感想~
ダサかっこいいヒーローが素敵な良作。
まず主人公に起用されたロバート・ダウニー・Jrが大正解。うらぶれた中年親父を好演している。
ストーリーはアメコミ原作だけはある強引さで、テロリストに拉致された主人公が、洞窟の中で最新鋭ミサイルを造らされるのだが、ミサイルに見せかけてパワードスーツを作製して脱出という荒唐無稽さがいっそすがすがしい。
しかもこの主人公、人目を盗んでパワードスーツの改良にいそしみ、自らを実験台に試験も行い、単身で戦いにもおもむくというはちゃめちゃぶりで、その試行錯誤の過程もまた面白い。
まさに現実味よりも夢と楽しさを追い求めた映画なので、細かいことは気にせず、ダサかっこいいアイアンマンの勇姿を堪能すべし。
評価:★★★☆ 7