東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

民主党の組織病理

2009-12-21 21:58:14 | 社会・経済

組織を衰弱させる原因は有能な人間を識別して上部から排除するシステムである。言いかえれば良質の栄養、サプリメント補給能力である。

組織を蝕む病毒は、健康な組織ではきわめて速い段階で排除される黴菌が組織上層部に楽々と到達していることである。言いかえれば公衆衛生、予防医学の問題である。

民主党はどうも上記両方の欠陥があるようである。民主党の中堅以上に骨のある有為な人材がいないのは、初期段階で意図的に排除する組織風土があるかシステムがあるためだろう。

きわめて不健康な、まともな組織体では考えられないような病毒が上層部で活発に活動しているのも民主党である。小沢一郎などこのごろ、テレビの露出が多くなるにつれて情報が増えてきたが、正常な組織では真っ先に排除されるべき要素が最上層部に達している。


Change To 田中角栄

2009-12-21 18:45:34 | 社会・経済

民主党のチェンジというのは「チェンジ ツー 田中角栄」のことだということを小沢一郎の言動が示している。

選挙中訴えてきたことは全く別の印象を国民に与えている。民主党は直ちに下野して衆議院総選挙を本音で戦うべきだろう。

田中角栄の陳情政治の復活そのものだよ。そうして大きいのも小さいのもすべて自分のところに陳情してこなければ受け付けないのだ。田中角栄のスタイルを100パーセント踏襲しているではないか。

そうすることによって、野党、反対者を干し上げる。民主主義でもないでもない、後進国の暗黒政治である。利益誘導政治だ。

反対意見、反対勢力を金の力で排除する。政治がもっともやってはいけないことである。

バック ツー 田中角栄、半世紀の逆戻りだ。チェンジには違いないがね。国民のだれ一人としてこんなことは望んでいない。少々おつむに問題のある民主党支持者でも、だまされたと怒るであろう。

世論調査で支持率が大幅に低下しているが、来週以降もっともっと下がるだろう。

そして全盛期の田中角栄と同様、陳情をどう評価、処理したかを国民に明らかにしていない。

知っているのは目白の池のコイと悪徳秘書軍団、それに田中真紀子くらいと言うからひどいものであった。

先日は「事業仕分け」でちょうちん持ちの学者を大量に動員して事業仕分けをした。予算全体の1パーセントにも満たない案件をいじくりまわして若干の視聴率をかせぎ、支持率を稼いだ。

今度の、小沢一郎が陳情を受け付けた膨大な案件はすべて公開の場で事業仕分けをして国民に公開するのだろうな。そうしなければ前回の事業仕分けは何だったのか、ということになる。

田中角栄の時は陳情に訪れる角栄私邸が目白にあったことから、「目白の意向」と言われた。国民の意向じゃなかったんだよ。「小沢の意向」と「国民の意向」は等式では結ばれない。不等式で結ばれている。相反すると考えるべきだろう。

そろそろ民主党政権と言う幕間狂言はマクを引くべきだろう。

ま、親分のスタイルをまったく踏襲して破らないところは「師の道を破らず」で感心なことだと誉めておこうよ。


歴史のお勉強、インチョン上陸作戦

2009-12-19 19:40:46 | 社会・経済

インチョンは仁川のことだ。仁川上陸作戦とは1950年9月マッカーサーが北朝鮮軍に対して取った反攻作戦である。現在ハブ空港だ、どうだこうだと田舎政治家が回らぬ舌で議論しているところである。

北朝鮮軍はすでに釜山郊外にせまり、南朝鮮軍を海へ追い落とそうとしていた。そのままいけば、今でも半島全体は金正日の支配下にあることになる。

仁川港は潮の満ち干の差が8メートルもあり、上陸作戦は不可能であると考えられていた。マッカーサーは朝鮮半島を熟知している旧日本軍将校の指導のもとに上陸作戦を策定、敢行した。

その結果北朝鮮軍は分断されて敗走を重ねてピョンヤンも一旦陥落したのではなかったかな。そこでチャイナの毛沢東が人海戦術で「義勇軍」を繰り出してきた。その後戦局は一進一退となり、38度線で休戦協定が結ばれて以後50年以上その状態が続いているわけだ。

自民党は速やかに21世紀のインチョン上陸作戦を策定して敢行すべきである。


インチョン敵前強襲上陸作戦を決行せよ

2009-12-19 09:20:34 | 社会・経済

小沢一郎が「天の声」をだした。頃も良し、公設第一秘書が小沢一郎が出す資格もない「天の声」を出したことで裁判が始まった。

ぬけぬけと「国民全体の声です」と猫なで声でぬかした。頃やよし、自民党もマニフェストを紙屑のように破り捨てた、として総選挙を要求した。国民をだましたのである。国民は民主党のマニフェストに投票した。実際はそればかりとはいえないが、民主党が政権に就いて以来行ってきた強権的態度を「マニフェストで国民の賛同を得ている」と正当化して反対意見を押しつぶしてきた。

岩手の山猿に出せるのは猿叫であっても、国民の声ではない。

& 「国民の声」集約過程も全くのでたらめである。小沢の要求について質問をしても、側近でも回答できないというのだ。小沢一人が心得ているわけである。

あげくに、この要求は民主党員ではなくて小沢の個人的ブレーンが作文したものだという説もある。

第一民主党に陳情に来た声を集約したものなら「国民の声」ではないだろう。思いあがるな。

民主党などに陳情に行かない国民大多数の意見をどう考えるのか。

反転攻勢の時期はもう少し先かと思ったが、昨今の情勢を見ると自民党は直ちに仁川上陸作戦を敢行して可である。

つづく


岩手の山猿をトコトンからかえ

2009-12-16 18:31:09 | 社会・経済

小沢一郎の先日の羽毛田宮内庁長官攻撃の記者会見。あんなことで簡単に逆上するようなら、岩手の山猿が発狂するまで、ラッキョウの皮をむかせてやれ。

自民党はさっそくプロジェクトチームを作ったらいい。

国会に真相経緯究明委員会を作り、民主党の党、内閣の全員を証人喚問したらいい。

小沢が「私が会見を実現するように政府に圧力をかけたことはない」とぬけぬけとうそをついた。これも国会の証人喚問で追求すべきだ。


国益ではない、小沢個人益、党派益だ

2009-12-15 09:05:20 | 社会・経済

国益のためというなら、例外的に陛下は御自身を犠牲にされることもあるだろう。

今回のことは、小沢の個人的利益、個人的政治権力のため、民主党の党派の利益のためにチャイナのいいなりになっていることが最大の問題である。

小沢の「政治主導」で陛下が習という男に謁見をたまわったからといって、日中関係の懸案、とげが一つでも前進したのか。

小沢一郎が非常識な600人を超える朝貢団を連れていったお礼にコキントウは異例の140人の素性のまだはっきりとしない新人議員一人一人とツーショット(小沢自身がコキントウに礼を述べたときに使った言葉)サービスをしたことで契約成立かと思ったら、チャイナは更に素性の知れない習とかいう男の謁見を要求してきた。

ツーショットサービスは朝貢団に対する謝意ではなくて、習の謁見要求の見返りだったのだ。こんなに露骨明白なことはない。民主党議員は死神からキス オブ デスをたまわるであろう。事務所やホームページにツーショットは飾らないほうがいい。

あるいは、これは向こうの要求ではなくて、小沢一郎のほうからサービスで言いだした可能性も非常に高い。ご機嫌取りにね。昨日の会見で小沢が狂乱したのも、こういう事情があったからかもしれない。

チベット、ウイグル族に虐殺、侵略の限りをつくし、自国民に対しても一党独裁の恐怖政治を敷く独裁者が日本の間に合わせの新人議員百人と一人一人写真に収まる。たしかに異例だ。その意図を警戒する心構えもなくて政治家をするな。

写真を取ってもらったやつらは感涙にむせんだことだろうよ。

平成の道鏡には引導を渡すことが必要である。


鳩山由紀夫日中関係に汗をかいたのか

2009-12-15 07:33:56 | 社会・経済

鳩山一郎が道鏡小沢一郎事件で日中関係は重要だから天皇への謁見をアレンジしたというが、日中関係が大事なら自分が懸案の解決に一つでも努力をしたのか。

チャイナが重要なら、政治的懸案解決に努力するのは政治家しかいないだろう。尖閣、油田問題、毒餃子、ウイグル族、チベット、少数民族人権問題でチャイナに意見を言ったことがあるのか。

鳩山の話は小沢を援護したものだ。小沢が600人と言う非常識な朝貢団を連れていったときに、これらの問題を交渉するように小沢に指導したのか。


小沢一郎天皇の政治利用という批判に答えよ

2009-12-14 20:08:39 | 社会・経済

今日の午後7時のNHKニュースで小沢一郎の凶悪獰猛な面相とやくざのごとくすごんだ言動に驚いた人も多いだろう。茶の間にああいうのはよくない。小沢の人格研究にはいい材料になるがね。

習近平とかいう男が天皇に謁見を強要し、小沢、鳩山がアシストしたという話題だが、問題は天皇の政治利用であるとして世間の非難があることだ。それにまず答えることだ。われわれ国民もどんな屁理屈が出てくるか興味がある。

批判をするなら辞表を出してからしろ、と宮内庁長官を恫喝して発言を封殺しようとするしかやることがないのか。そんなことは問題の本質ではないだろう。また、官僚がコメントを出したのを越権であるという批判で本論の目くらましが出来るものではない。国民をなめるなよ。

自民党の谷垣総裁、阿部元首相、それに民主党内でも批判が出ている。それらの意見に対して反論してみろ。権力をかさにきて役人を脅しつけるしか能がないのか。

宮内庁長官が批判しなくても、天皇陛下のスケジュールは公表されて、従来の慣例を踏みにじっていることは外部の人間にも明らかになる。長官が黙っていれば問題が起こらないと考えているなら小沢一郎は大バカ者だ。

もっとも、この政治利用についての小沢の反論はあったのかもしれない。NHKが宮内庁長官非難のところだけを取り上げたのかもしれない。そうならNHKは全部放映しなさい。

あるいは、日本のマスコミは馬鹿だから宮内庁長官のことばかり小沢に質問して、政治利用かどうかについての小沢の見解は聞かなかったのかもしれない。そうなら、マスコミは直ちに、質問を追加すべきである。

& 政治家の言動というのはたまにテレビでしか見ないんだが、なかでも小沢一郎はこれまでテレビの露出度が少ないから記者会見なんかあまり見た記憶がない。季節外れのマフラーをして腰ぎんちゃくに守られながら国会の廊下を歩く姿がときたまテレビに映るくらいだ。

記者会見でもぶすっとしていてアイソはよくないが、今日みたいに本性むき出しの躁状態というのは初めて見たよ。

こんなのが日本の政治の枢要な位置にいるということは背筋が寒くなるような気がする。

なにが、今日小沢一郎の「ハメを外した狂乱興奮ぶり」の原因なのだろうが。小沢もこれでオワだね(オワリくさいね)。


アメリカは毎年グアム移転の予算を計上していたのか

2009-12-14 17:56:49 | 社会・経済

アメリカは18日までにイエスかノーか返事しろという。イエスかノーか返事をしろと至極当然の交渉をして戦犯で絞首刑になった大将がいた。山下奉文大将である。

もっとも、あれはイギリス相手だったが、シンガポールで日本軍に降伏するかどうかはっきりしろと言っただけでつるされた。ま、戦犯裁判なんてのはこんなものである。

日本の新聞は自分でも分からんことを平気で書くのにいつもあきれている。18日と言うのはグアム移転費用をアメリカの予算に計上する締め切りらしいが、アメリカは合意以来毎年予算を計上していたのかね。読者として記事で明確に報道、情報提供するように要求する。

そうすれば宅配で一月購読してやってもいい。

アメリカは13年間毎年予算を計上していたんだな。それなら、今年も計上しておけばよい。なぜ、今年だけ脅しに使うのだ。

& インターネットを検索していたら、この記事の前と後に(検索結果のリストの)、海兵隊のグアム移転の経費が満額予算に計上された(アメリカ議会で採択された)とある。二、三時間前のアップだ。

アメリカは散々日本を脅かしながら結局予定通り予算化しているわけだ。国民新党の顔の膨らんだ男がワシントンに行って向こうの役人に言われたことはまったくあてにはならなかったわけだ。

マイクの前に得意顔で立っていたが、とんだ赤っ恥ものだ。