名古屋高裁が、自衛隊のイラク派遣は憲法違反だとする判決を下した。この裁判は北海道出身の箕輪登元郵政大臣、本防衛庁次官が、自衛隊の派遣は憲法違反だと2004年1月訴えたものである。
その後日本各地で、同じ訴えが出されほとんどのところで、憲法判断はおろか売ってそのものを下げる門前払いであった。2ヶ所ほどで合憲判断が出されたものであった。
今回の名古屋高裁は、「イラクで行なわれている自衛隊活動は、戦闘活動を支援するもので、憲法9条に違反する。また、非戦闘地域に限定しているイラク特措法にも反する」とする、画期 的なものであった。
ほとんど棄却を考えていた原告団は驚きを隠さなかったし、待ち受けていた支援者から大きな 拍手が起きた。
この日の報告集会には、原告や支援者たち150人が集まった。原告団代表の大学講師、池住義憲さんは「提訴から4年2カ月経った、憲法9条・平和憲法を持つ国民として誇りを持つ日が訪れた」とあいさつした。
弁護団長の内河恵一弁護士は「戦争のない国をと思っていたが、今こそ引き返す時だ」と話した。
政府自民党は、なんら変わることはない。と、無視する構えである。 この国は法治国家ではないのか?
自衛隊を派遣した、小泉純一郎でさえ「どこが戦闘地域化私も分からない」所へ、自衛隊を派遣したと話している。
今こそ日本は平和憲法に従い、でたらめの情報で一国を銃弾と戦車で破壊させた戦争、石油利権を求めて大量の人を殺害した戦争、アメリカの若者に殺戮を強制した戦争、アメリカ追従の戦争から早々に手を引くべきである。