そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ほくそ笑む中国

2008-04-28 | 政治と金

チベット問題では、中国はすでに多くの手を打っている。その最たるものが、ダライ・ラマ14世の後継になるべき人物「パンチェン・ラマ11世」を拘束しているからである。

わずか6歳のパンチェン・ラマ11世は中国政府に拘束(実質、逮捕投獄)、7年が経過する。http://www.geocities.jp/t_s_n_j/panchen_lama/index.html

宗教的儀式にのっとって決められたわずか6歳の少年は、拘束された中でどのような成長をしているか、あるいは中国政府がどのような「教育」をしているか080423は、想像に難くない。

その一方で、中国政府は別のパンチェン・ラマをでっちあげている。つまり、すでに70歳を過ぎ たダライ・ラマに時間的圧力をかけているのである。

非暴力のチベット仏教徒たちは、したたかな漢族政権にとってすでに死にたいの様相を呈しているのである。ひと時、彼らが暴徒と化したとしても、武器もなければ戦術もないから鎮圧は時間の問題である。

Tibflagチベット制圧は1951年の、毛沢東が17条協定を押し付けた時から、脈々と続けられている、いわば国家的命題である。ウイグルへの見せしめでもなる。チベットを満州人など、すでに漢族 に同化された50ほどの小さな民族の一つとしたいのである。

漢族特有の人海戦術と、長期的な制圧は時間を経過するにしたがって、成功への道が開けてくる。中国政府は、ひと時の嵐さえ過ぎればとほくそ笑んでいる。

これは、西欧思想と東洋人のとの考え方の違いでもある。北朝鮮のアメリカとのやり取りでもみられる。もちろん、チベット人も東洋人である。

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