そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ほらやっぱり核施設だった

2008-04-25 | アメリカ

昨年10月27日にこのブログで、イスラエルがシリアの施設を空爆したことを書いた。攻撃したイスラエルも、攻撃されたシリアもだんまりを決め込んでいる。

http://blog.goo.ne.jp/okai1179/d/20071027

Suspect_nuke_site_in_syria_razed_afこの時すでに、私はここで北朝鮮の関与を強く疑っている。昨日アメリカが、突如としてこの施設が各施設であったと発表した。だとすると、北朝鮮は6者協議の交渉の最中にも、取り決め内容を裏切っていたことになる。

アメリカが、この発表をしたのは米朝の交渉が行き詰まっていることを物語っている。すべての核開発を明らかにしなかったのである。北朝鮮は国内の、各施設だけでなく、海外への技術協力をも行っていたことを隠しているのである。

一方、ブッシュのタイムリミットも迫っている。何一つとして、外交上の功績、成果を上げること ができなかったブッシュにとって、唯一結果を出せそうだった北朝鮮問題(核開発)の結果を出したいと焦っているのである。

テロ指定国家の解除をちらつかせながら、完全核放棄をさせたいのである。アメリカが望む、北朝鮮の核開発の放棄は、北朝鮮内で作られる核兵器のことではない。日本や韓国、中国にとっては厄介な問題ではあるが、アメリカにとっては中東へのNorth_korea_has_finally_moved_ahead協力・技術提供が最も恐れることなのである。

日本が最重要視する「拉致問題」は、日朝間の個別の問題だと隅に置かれるであろう。今回アメリカが、シリアの核開発に北朝鮮が技術提供したことを発表したのは、とりもなおさずアメリカが相当焦っていることを物語っている。

北朝鮮はというと、ブッシュの時間切れを楽しむかのようにも思える。時間さえ稼げば、金正日の勝ちである。したたかな国である。

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