いわゆる「鯛焼き」のことを、韓国では「붕어빵」(フナ焼き)と呼ぶ。
△「・・・・・」
ただ、当然のことながら、形状も味も微妙に異なっており、韓国の
鯛焼きは、いわば「韓国式鯛焼き」として韓国化し、韓国人に
愛され続けている。
韓国の大手日刊紙、中央日報が、その二つの食べ物をテーマに
短い記事を掲載していた。
短い割りに、読み応えのある記事だったので、ここでは、記事を
3段落に分け、翻訳練習させてもらうことにした。
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■[food&TIP] 한국엔 붕어빵, 일본엔 도미빵
韓国にはフナ焼き、日本にはタイ焼き
(中央日報 11月16日)
붕어빵은 1930년대 일본에서 한국으로 건너왔다.
일본에선 도미빵(다이야키)이라 불렸지만 한국에선
붕어빵으로 불러왔다. 일본인에게 친근한 물고기가
도미, 한국인에게 친근한 물고기는 붕어였기 때문이다.
「フナ焼き」は1930年代に日本から韓国に渡って来た。
日本では「タイ焼き」と呼ばれていたが、韓国では「フナ焼き」と
いう名称になった。日本人にとっては鯛が親しみ深い魚だが、
韓国人にはフナの方が親しみ深い魚だったためだ。
일본 도미빵은 꼬리까지 팥이 꽉 차 있다. 또 한국에선
겨울에만 먹지만 일본에선 365일 먹는 간식이다.
日本の鯛焼きは、尻尾部分にまで餡が詰っている。また、韓国では
冬にだけ食べるが、日本では年中、食べるおやつだ。
원조는 일본이지만 붕어빵을 수출하고 있는 것은
한국이다. 한류 붐을 타고 중국· 태국 등에 붕어빵
기계를 보낼 정도로 인기다.
発祥の地は日本でも、「フナ焼き」を輸出しているのは韓国だ。
韓流ブームに乗って、中国やタイなどに「フナ焼き」の機械を輸出
するほどの人気ぶりだ。
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ところで、「ヲタク」がこの記事を読み応えがあると考えたポイントは、
段落に沿って以下の3点。
①韓国メディアが「フナ焼き」を日本由来だと紹介していた。
鯛焼きが韓国(朝鮮半島)に持ち込まれた時期が、本当に
1930年代だったのかどうかについては何とも言えないが、
一般に、韓国メディアが韓国化した日本由来の文物を、率直に
日本由来と認めることはあまりない。
②「フナ焼き」は、主に冬に食べられるおやつである。
韓国で暮らしたことのない「ヲタク」にとっては、初耳だった。
③「フナ焼き」の機械は、中国や東南アジアに輸出されている。
これも、「ヲタク」には初耳だった。海外市場に活路を見出そう
とする韓国経済の特徴が、こんなところにも現れている。
△「どうでもいいことだが、
なぜ、サルが鯛焼きに反応しなければ
ならないんだ?」
△「そんなことより、ヲタクさんッ!中国語の
歌を歌う長髪のヲタクさんもすてきですねッ!」
(終わり)
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