福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国のタバコ訴訟

2011年03月06日 |  〇文化・歴史



12年間の「タバコ訴訟」に二審判決
(ヤフー韓国・ネット世論調査 3月6日現在)

末期の肺がん患者らがタバコ製造会社を相手取り損害賠償を
請求した、いわゆる「タバコ訴訟」で、ソウル高裁は12年ぶりに
「タバコ会社に賠償責任なし」との判決を下しましたが、議論の
余地は依然、残されたままです。今回の裁判所の判決について、
あなたはどう思いますか?

①反対(会社に賠償責任あり)   54.1%
②賛成(会社に賠償責任なし)   45.0%
③その他                0.8%

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

誰が見てもわかる通り、最近、「ヲタク」はタバコ問題に粘着し
始めている。

今日もまた、韓国のタバコ問題にまつわる話題にこだわって
みた。

韓国では、この2月、これまで12年間にわたって争われてきた
「タバコ裁判」で、ソウル高裁の控訴審判決が下った。

末期の肺がん患者やその家族・遺族らが国家とタバコ会社
(KT&G)を相手に提訴していた損害賠償裁判で、ソウル高等
裁判所は、原告敗訴の第一審判決を支持し、原告の控訴を
棄却した。

原告らの肺がんと喫煙との「個別的な因果関係」が立証されて
いない点が、原告敗訴の主たる理由だった。

確かに、一般的にタバコが肺がんの原因になるとは言っても、
タバコを吸い続けても肺がんはおろか、肺気腫にもかからない
人もいれば、タバコを吸わなくても肺がんや肺気腫にかかる
人もいる。

タバコ会社は、もうずいぶん前から、タバコの吸いすぎが
各種の肺病を誘発する可能性があることなどについて
警告している。

タバコが理由で自分が病気になったことを個別に科学的に
証明し、なおかつ、タバコの製造と販売をめぐる国家と
タバコ会社の違法行為を明らかにすることなど、どう考えても
不可能に近い。

勝ち目のなさそうな「タバコ裁判」ではあるが、世界的な
タバコ規制の流れの中、こうした裁判が、韓国における
タバコ規制や禁煙サポート体制の前進に大きく寄与した
ことは間違いない。

今後、もしこの問題が、最高裁(「大法院」)の場で争われる
ことになれば、タバコ問題が、さらに大きな社会的関心を
集めることになるだろう。

現在、合法的に製造・販売されている上に、一時代前までは
れっきとした「嗜好品」であったタバコを、中毒性のある
反健康的な害物として社会から追放して行く取り組みは、
日本でも韓国でも、決して簡単な取り組みではない。

特に、一旦、ニコチン依存症になった喫煙者が、完全に禁煙する
ことは、非喫煙者には理解できない苦しみが伴う。

「ヲタク」が考えるに、国や地方自治体には、タバコ規制の
強化とともに、ぜひとも、禁煙サポート体制を充実させて行って
ほしいものである。


・・ ・・ ・・


禁煙補助剤の力を借りながら、何とか禁煙3日目を迎えて
いる「ヲタク」である。

この3日間、つまらないことで八つ当たりしては、家族に
大きな迷惑をかけている。

申し訳ないやら、情けないやら・・・。

出口が近いことを信じて、何とかがんばりぬきたい。






△「今夜は、私がアーメンの『解脱』を
歌ってあげます

ニコチン中毒の泥沼から
抜け出ようとするヲタクさんには、
ピッタリの曲ですね・・・。うふふふ










△「え?まだ吸ってないの?
そんなにタバコが恐いの?

君ってさぁ、意外とチキンじゃん




(終わり)



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