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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

とある科学の超電磁砲T 第14話 『竜王の顎(ドラゴンストライク)』感想: 八岐の大蛇のような竜王による決着、そして美しくもどこかこそばゆいw大団円!

2020-05-16 00:05:07 | 超電磁砲/禁書目録
おおー、ようやく来たね、竜王の顎!

冒頭からいきなり上条さんのターンで、美琴の暴走を鎮めたわけだけど。。。

いやー、これ、尺的にいうと、本当は、この竜王の顎による決着までが前回だったんだろうな。

だって、ちょうど前回の黒子によるアバンの5分間をちょうど埋めるくらいの長さだったから。

きっと、コロナがなければ、そういう作りだったんだろうなぁ、と思ったり。


しかし、竜王の顎、あれ、ドラゴンは8体、あったよね?、八岐の大蛇のように。

禁書の初期の頃は、ドラゴンの頭は一つだけ顕現していたと思うのだけど、超電磁砲では、すでに大覇星祭の時点で、8体も顕現していたのか。

ちなみに、禁書の新約の最期の描写では、確かもっと粒子状のものじゃなかったっけ?

ともあれ、竜王の顎で、見事、鬼神・美琴を抑えることができた。

気がつけば、あっという間に削板も消えていて、美琴と上条さんの二人きりになっていた。

いや、この場面もそうだけど、こういう細かい描写で、禁書目録の進行と矛盾しないようにしているのは、地味に上手い、というか姑息w

だって、黒子や佐天さん、初春の記憶についても、結局、みさきちがさらに書き換えているわけでしょ。

その結果、今回の騒動は、全部、テロへの対処、ということにされてしまった。

メンタルアウト、恐るべし!

もっとも、婚后さんたちは、普通に記憶があるので、もしかしたら、黒子たちの記憶と齟齬が生じる可能性はあるわけだけど。

でもまぁ、複数の人の記憶の照合なんて、よほどのことがない限り、なされないわけだから、このまま時間が経てば、あんな感じだったね―、というくらいで、整合性がついてしまうのだろうなぁ、と。

今更ながら気づいたけど、だから、みさきちvs木原幻生、黒子vs警策、上条vs鬼神美琴、という具合に、独立した3つの戦いが描かれたんだな、と。

実のところ、みさきち以外、他の場面でなにが起こっていたか、全部を掌握している人はいなかった、ということだよね。

実際、暴走した美琴のそばには、上条さんと削板しかいなかったわけで。

あれだけの大騒ぎだったら、アンチスキルが現れて当然なのだけど、それも、みさきちが、事前に彼らの行動を美琴から離れたところでおこなうようにしてしまっていたし。

それに、学園都市の危機というなら、本来なら、半ば物見遊山的にアクセラレータが出張ってきてもおかしくないのだけど、それもミサカネットワークが乗っ取られて、ラストオーダーまで倒れてしまったことで、アクセラレータも行動不能になってしまい、その結果、あの鬼神・美琴のところに現れたのは、レベル5では削板のみ、ということ。

・・・という具合に、禁書本編との流れと矛盾しないような、場面調整が実に巧妙になされていることに気づいて、ホント、感心している。

まぁ、その結果、最後は、上条さんの一人舞台になり、また上条さんに助けらてしまった美琴が、再び激しく心を射抜けれてしまったのはいうまでもないわけでw

で、そのまま、大覇星祭の後夜祭にまで一直線に進むのがいいよね。

なんたって、最後は、フォークダンス!ですからw

ちゃんと、美琴がラブコメしているのだからw

実際は、佐天さんのナイスアシスト!だったわけだけど。

そのあたり、きちんと大団円!にするのが上手いよね。

で、次回は、エピローグ的に、みさきちと警策が、ともにドリーのことを思い出して、そもそも今回の事件がどうして起こったのか、について、おそらくは警策の視点から、説明されることになるのだろうな。

うん、ホント、推理小説の定形に沿ったような展開で驚いているw


あとは、婚后さんって、やっぱ、いい人だよなー、とw

彼女については、この超電磁砲の無印と2期での経験の積み重ねがあったからこそ、今回、自発的に美琴の力になりたいと思って動いたわけで、そうして人間的にきちんと成長した姿が描かれていたのは素晴らしい。

それに、湾内さんたちに助けられたことを知らされて、迷惑をかけて申し訳ない…というのではなく、ありがとう!と思っているのがいいよね。

ちゃんと友だちどうしの、信頼関係になっていて。

うん、この病室にいた婚后さんの場面は、意外とジーンと来たのだったw


ということで、ホント、盛りだくさんだった終幕。

作画も良かった。

いやー、面白かった!

まぁ、せっかくみさきちのことを見直した美琴を、そうなることまで見越して、トイレに籠城した!なんて記憶操作をするみさきちも大概だけどさw

やっぱり、レールガン、面白いなぁ、というか、楽しいんだよね、これは!

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