風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

モンゴルに来たら、南ゴビへ

2004年05月15日 | チンゲル亭過去日記

どこが一番お勧めですかと、モンゴルの人に聞いてみました。

一様に、『南ゴビ』と答えが返ってきます。
地平線から月が昇り、日が沈むのだそうです。
ゴビとはモンゴル語で、まばらな短い草が生えている土地という意味だそうです。
私もはじめは、ゴビ=砂漠と思っていました。
けれど、砂漠はほんの一部で山、森林、泉、大草原、砂地とさまざまな形で生態系が広がり、初夏でも氷が残っている場所があったり、2千メートルの山もあります。したがって珍しい動植物も多いということです。

恐竜の化石も多く、いろんな宝石を含む鉱石もたくさんあるようです。
飛行機で2泊3日でも、バスで2週間の旅もさまざまな楽しみ方があるようです。

こちらでは、個人的に人を集めてツァーを組み、サイドビジネスをする人が多く、職場でも、いろんな人から、お誘いがかかるようです。
また、ビジネス抜きで、長い夏休みを、家族や親戚、海外に出ている娘や息子の帰国にあわせて、旅行を計画する人も居て、その人たちからもお誘いが罹ります。
日本人が加わると、お金を出してくれるとの期待含みのある人、親しくなって、私たちを楽しませたいと純粋に思ってくれている人、様々です。

また、学生は、夏の間の通訳やガイドが唯一のアルバイトなので、旅行社に登録をするのですが、チャンスがあれば、個人的にも仕事が無いかと、懸命に探しています。
去年の今頃は、話のついでに通訳はないかと尋ねられたものだそうです。

知り合いの日本人が、車で3週間の旅を予定していて、通訳と運転の出来る若い人を探していたのですが、早速名乗りが挙がったようです。

日本のように、何ヶ月も前に予約をする必要が無いので、私たちはのんびりしています。
昨年は、サーズの影響で、観光業は打撃を受けました。
今年は、昨年来られなかった人がたくさん待ち兼ねていることでしょう。

乗馬の大好きな知り合いは、てぐすね引いて待っているらしいです。
彼女は、市内観光には目もくれず、直接馬に乗れるゲルに行き、一日何十キロも馬で次のゲルに移動するのだそうです。
乗馬の堪能な人のためのツァーは、随分前から盛んだったそうです。
このところ安全規制が強くなって、思うように馬を走らせられなくなったとぼやいていました。

さて、私たちの旅は、まず、どこに行くことになるのでしょう?
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