風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

続その事件とは 

2004年05月22日 | チンゲル亭過去日記

盗られるなら、私の財布のほうがよかったのに。
でも、一枚も写真を撮ってないうちだったので、良かったじゃないと、私は真剣に思うのです。

そう思っている私は、夫に対して十分な慰めの言葉をかけてあげられなかったと、今日になって少々反省しています。

昨日は、私にとってこれ以上は無いいい日で、しかも娘からの荷物も届いたのですから、ものが無くなった位では、びくともしなかったのです。

夫は、これだけバッグが切られているのに、体に傷が無くてよかった。と、言ってくれたというのに。
私は、ずいぶん身勝手だなぁ。お気楽というか、苦労して働いてないものだから、お金やものに執着が無いというか、夫の働きに感謝が無いというか。

もっと、惜しがってあげればよかったなぁ。
しかも、初めてといっていいほどの病気で、落ち込んでいるときに。
弱り目に祟り目というのはこのことか。

しかし、夫のカメラは無事で、私のバッグが切られた上に財布かデジカメが盗られていたとしたら、夫の心配は極限に達したかもしれません。
先日、白タクに仕方なく乗ってしまったこともあって、もしかしたら、単独外出禁止令にまで発展したかもしれません。

娘は、中国の2年間の派遣期間に旅行先のホテルの鍵が壊れていたために、留守に空き巣が入って筆記用具とそれを入れた巾着が盗まれただけだったのは、幸運だったんだねと言っていました。

今朝、お休みの日にしては、早い時間に電話をもらいました。
はっきりと、予想したより長い来蒙期間を告げてくれたのは、父親へのエールだったようです。
優しい娘を持って、よかったねぇ。
電話の後ろで、甘えん坊の鼓太郎の鳴き声が聞こえました。
娘の声を聞く夫は、うれしそうに照れていました。

一日のことを書くのに、4日分もスペースをとりました。
読むのに疲れたことでしょう。私も、書くのにずいぶん迷ったせいもあり、疲れました。
画像もやっぱり、アップできません。

ほんとは撮ってはいけない美術館の迫力ある絵画も見せたいのに。
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その事件とは

2004年05月22日 | チンゲル亭過去日記

この事件は、書こうか、書くまいか、迷いました。
まず、気がついたのは、2番目のギャラリーで。
疲れて、いすに座ったとき、ショルダーバッグが切られているのに気がつきました。
あれ?劣化したのかな。ちょうど中に入れてあった、ガイドブックの縦のラインに沿って切れていたので、そう思っていたのです。

あわてて中を見ましたが、無くなったものはありません。もうすこし、歩いてからその穴から何か落ちていたかもしれません。

よかったなぁ。守り神がついていたなぁと喜んで帰宅したのです。

ここで、ほんとの事件です。
夫からの電話、その辺にカメラの入った小豆色の袋はないかという問い合わせ。
後ろからは、学生のにぎやかな笑い声が聞こえる。
祝賀会の晴れ姿を撮ろうとして、カメラの無いことに気がついた。
もしかして、家においてきたかもしれないと、先に帰ったいた私に尋ねてきたのでした。

いくら探しても、ありません。
リュックに入れてしょっていたのが、おろしたときにファスナーが少しあいていたというのです。
ちゃんと閉めなかったのかなぁとおもって、念のため電話をしたというのです。

そのときは、まだ、家のなかを探せば、ふと置いて忘れているのを見つけ出せると思っていたのです。

夫帰宅、やはりありません。もともと物が少ないのですから、無くなりようが無いのです。

あ、盗られたんだ!あのときだ。夫のリュックには傷がなく、まんまとズームつきのデジカメを盗られ、私のショルダーには、二本の切り傷があり、何も盗られていなかったのです。

今まで、すりなどに一度も会ったことが無いので、ほんとに気がつかないことってあるのだろうかと思っていたのですが、あるのですね。

まったく気がつかったどころか、明らかにナイフで切られた後を見ても、劣化して裂けたのかもと思ってしまったのです。
中を確認して、盗られたものが無いとわかったら、本を入れておくという知恵が勝った!と単純に喜ぶ私。

娘にもらってきた、ナイロン製のショルダーバッグは、ちょうどいい大きさで、軽いので、重宝なのです。
切られるよ、もっと丈夫なものにと何度も言われたので、外側に、地球の歩き方をいつも入れて歩いていたのです。
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ほんとにたのしかった!その2

2004年05月22日 | チンゲル亭過去日記

ギャラリーとギャラリーの間に、夫の赴任先大学の卒業式を見物に行きました。

その朝になって、初めて、そうと知ったのです。
職員の間には、おそらく予定表のようなものが渡されているはずですが、夫は、職員ではないので、その日になって、わかるのです。
わかるチャンスはあっても、自分の専門以外のことについては、興味の無い人なので、情報を認識しないのだと思います。

それで、1番目の美術館で一人になってからしばらくして、携帯に連絡があったのです。
デール姿のお嬢さんたちがたくさんいるから、写真を撮らないかい?と。

歩いて5分ほどのところなので、夫と待ち合わせをして、会場の広場に着いたときはもうすでに式は終わっていました。
花束を持って三々五々写真を撮り合い、地面にはシャンパンの瓶がごろごろと転がっていました。

よその大学だったら、オチラレーと声をかけて、お嬢さんたちの晴れ姿を写真に撮らせてもらうところなのだけれど、ここは、夫の守備範囲なので、差し控えました。
それで、遠景の写真ばかりになりました。

夫は、直接学生を教えてないので、声をかける学生も居ず、せっかく持ってきたカメラも出さずじまい。夫のカメラは、ズームがついているのになぁ。

広場は、中庭になっているので、狭い通路を通って外に出ねばなりません。
もみくちゃになりながら、外に出て、夫はお祝いの会場のレストランへ、私は、もう一度電話をかけて、彼女と待ち合わせて、次のギャラリーへと分かれたのです。

その、狭い通路で、 事件はおきていた 
が、二人ともちっとも気がつかなかったのです。

さて、私にとっては、楽しい楽しい時間がまだ続いています。

二番目のギャラリーの近くが、二番目の桜の場所でした。
彼女も、喜んでついて来ました。
これって、桜?ちょっと自信が無い。
写真がまだ、アップにできません。もう容量オーバーになってきたのかなぁ。
わけがわかりません。

そして、今日のうれしいとどめは、娘からの荷物が届いたことです。
買い物の苦手な娘が、時間をかけて買い集め、やっとのことで、送ってくれた荷物です。

ありがとう

私には、モンゴルでも守り神がついてきていると、ほかほか、の気分でした。
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今日はほんとにたのしかった!

2004年05月22日 | チンゲル亭過去日記

Tha UB Postという英字新聞から、Art gallery of union of mongorian artists.
Modern art gallery.
という二つの、何かがあることがわかりました。

花ちゃんが、日本語科の3年生を捕まえてくれて、めでたく、心強く出かけられることになりました。

彼女は、偶然にもゲストに出かけたときに、ゲルについて説明してくれて学生さんでした。
まず、モダンのほうへ。

絵を見ながらのおしゃべりが、ものすごく弾んでいる。なんで?こんな若いお嬢さんと息が合ってるよ。なんで?

ある絵の前で、「これ、私のお父さんが描きました。」
あらぁ、そーうなのーォと、声がひっくり返るくらい驚いた。

聞けば、お兄さんもお姉さんも件p家なのだそうです。で、あなたは?とつい聞いてしまった。
しまった!彼女は日本語科の学生だよ。案の定、私は母に似て、絵はかけません。という悪びれない答えが返ってきた。

写真を撮っているとき、すみこさんこちらから撮ったらどうですかといわれてとってみたら、うん、いい感じ。
油の光沢があるので、フラッシュがハレーションを起こしてしまうのを、ちょうどいい角度を指示してくれたり、これなんだろう?という独り言に、なんだかいい感じに答えが返ってくる。

はぁー しあわせ

私って絵を見るのが自分で思っている以上に好きだったことに気がついた。

はじめは、一人で行くつもりだったのが、連れができただけでもうれしいのに。
彼女も楽しんでいる様子、授業があると聞いていたので、もうそろそろ行きなさいと言ったら、今日はいいです。という答えが返ってきた。
押し問答の末、携帯の番号を教えて、用事が終わったら電話をかけて居場所を確かめると約束をして、大学に押し戻した。

教室で、みんなに話したら、あなたより日本語の上手な学生がいるのになぜ?と羨ましがられたそうです。

次のギャラリーに,再度待ち合わせをして、彼女と向かいました。
そこは、画廊のようなところで、さまざまなジャンルの30枚ほどの絵が並んでいました。力作ばかり。

ここにも、彼女のお父さんの絵が1枚と、お兄さんの絵が2枚展示されていました。
うれしそうな彼女の顔を、それぞれの絵の前で写真を撮りました。

このギャラリーが、テレビで見た展覧会だったら、出来すぎです。
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