風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夫の風邪

2004年05月17日 | チンゲル亭過去日記

さて、夕飯ですが、残りご飯もないので、仕方なくパンを買いにいき、チーズとトマトきゅうり、ベーコンを挟んで、ャbトのお湯でレモンティーを入れて飲みました。

ご心配をおかけしましたが、夫の熱も昨夕から下がり、喉の違和感を残すまでに回復しました。
おかゆや、おじやの必要がなくなってからの断水ですから、幸運でした。

結婚以来2度目の発熱なものですから、今回熱が下がってはじめて平熱を認識することができました。
7度台の熱で、大変に苦しがったものですから、平熱が低いのかとも疑ったのですが、そうではなくて、6度3分でした。
なんだか、元気すぎるのも、危険なことがあるのですねぇ。肝心な平熱がわからないのですから。

健康管理員のSさんに、総合ビタミン剤を勧められ、7度台ではバファリンは飲みませんと指導されました。
今回の軽い風邪のお蔭で、平熱を知ることができました。
これからも、平熱は?と尋ねられることのないようにありたいと思うのです。体調の変化を高をくくらないで、いたわってあげる年齢になって来たことを、夫自身も理解してくれたのではないかと思います。

さて、今日の断水は、夜の8時まで続きました。
暖房が切れてから、悩みの種だった、お湯の熱いのが出るようになりました。
いつまでも続くことは期待できないから、今のうち、楽しもうっと。

乾燥した肌に、エキストラバージンオイルの入浴剤で、乾燥によるかゆみが取れ、潤いを取り戻しました。ウキ、ウキ。

お風呂が楽しみにできるのはうれしいです。帰国したら、温泉には絶対行きたいです。
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立山の滝

2004年05月17日 | チンゲル亭過去日記

NHKの朝の放送で、立山の雪解けを見せてもらいました。
称名滝とこの時期だけ現れるハノキ滝の二つが合流し、轟音を立てて流れ落ちる様子は、壮大でした。

潤うなぁ、日本だなぁ

モンゴルにも、ひとつだけ滝があります。
幅5から10メートル、高さ24メートルという日本ではこじんまりした規模ですが、当地では有名な観光地になっています。

海のないモンゴルでも、海は想像できても、轟音をあげて何十メートルも落ちる圧涛Iな水量を思い描くことができないのではないだろうか。

花ちゃんを、日本に連れて行って、滝の水しぶきの当たる場所に連れて行ったとしたら、どんな顔をするのだろう?

地質の調査などで、地方に出かけた時、川に出合うと、この先水があるかどうかわからないからといって、必ず水を汲んでいくそうです。
かなり濁っているのですが、沸かして飲むから大丈夫なのだそうです!

そして、汚れたものは必ず桶に水を汲んでから洗い、川には流さないで土に帰すのです。

UBでも、周辺には地方から集まってきた人たちのゲル集落があります。
そこには、水道の設備はないので、給水車の水を汲みに出かけ、限られた水で生活をしています。

空が曇ってきたら、日本では、あわてて洗濯物を取り込み、傘を取りに戻りますが、こちらでは、その必要はほとんどありません。
まず、雨は降らないし、降ってもぬれるほどは降らないのです。

地面は乾き、春の嵐が吹くと前が見えなくなります。
捨てられた、ャ椛ワが空に舞い上がります。
それでも、日本ほどの汚れがつかないのは、空気が乾いているおかげなのでしょう。汚れがこびりつかないのです。

モンゴルは、予想以上にきれいなのです。

朝、水のたっぷりの映像を見たと思ったら、お昼ご飯の支度をしようとしたら、断水です。
冷蔵庫の飲み水用のタンクから水をもらって、スパゲティをぎりぎりの水でゆでました。
茹で水で、お皿を洗いました。当たり前といえば、当たり前のことですが。

水の無いモンゴルに来ても蛇口をひねれば水の出る生活をしていると、つい、水のありがたさを忘れがちになっています。
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