熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・ツユクサ咲き始める

2018年05月28日 | わが庭の歳時記
   いつの間にか、木陰に、ツユクサがひっそりと咲き始めた。
   アジサイと同じで、わが庭では、この花が咲くと梅雨になる。
   雑草なので、いつも途中で間引いてしまうので、邪魔にならないところに残ったツユクサだけが咲くのだが、そんなに邪険にしながらも、自分では、好きな花だと思っている。
   
   
   
   
   

   ところが、この花は、朝に咲いてスグに萎む。
   花おりおりによると、花弁の中はドロドロに溶けて成分は吸収されて、次の花へ回されるリサイクルの花だ言うのである。
   写真になる無傷の花は少ないのだが、夏には貴重なやや濃い目のスカイブルーが優雅で良い。
   ブラジルでよく見ていたアクアマリンの濃い色のブルーは、少しこのブルーに似ていて美しい。

   私の田園生活の思い出は、幼少の頃から阪神間で過ごした高校時代に終わっているのだが、殆どは、宝塚での中学校時代までである。
   子供の頃は、日が暮れるまで野山や田畑を駆け巡って、くんずほぐれつ、くたくたになって家に帰ってバタンキュー、勉強などした記憶がない。
   童謡の故郷や赤とんぼ、七つの子などの世界にどっぷり、ドジョウすくいやザリガニ釣り、モズの巣から雛を取ったり、とにかく、自然の野山が遊び場であり、小動物たちが、友達であった。
   しかし、その時、群れ咲いていたこのツユクサが、殆ど消えてしまい、軒下に巣を作って、毎年の訪れを楽しみにしていた燕の数が、一気に減ってしまったと言う。
   地方に行くとまだ残っているのであろうが、前にいた千葉でも、この鎌倉の田舎でも、小川に入って小鮒を取ったり、蛍を追う子供の姿は皆無になってしまった。
   種の消滅のみならず、自然からどんどん隔離されていくこの不幸。

   ところで、西洋アサガオのヘブンリーブルーを意図して、種を蒔いたのだが、一株しか芽を出さなかった。
   咲くのかどうか分からないが、育ててみようと思う。
   

   昨年、挿し木した椿が根付いたので、小さな鉢に移植した。
   至宝、シュプリームシャンパン、シュプリームエレガンス、

   それに、種まきしていた実生の苗も移植した。
   どの木の種だったか忘れたが、どうせ、雑種だから、どんな花が咲くか、咲いての楽しみである。
   どちらにしても、花が咲くのは、4~5年先の話であろうが、気の長い話である。
   
   
   
コメント
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