夏休みの成果は早くも出ている

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この夏休み、昨年以上に辰巳ジャンプの練習に時間をかけました。私の休暇はほとんどバレーボールの練習に費やしました。理由はただひとつ、4年生のこの時期にどれだけ技術や体力を伸ばせるかで、2年後の6年生になった時のバレーボールレベルに影響があるからです。子どもたちは大きな夢を心に抱いています。私はここ数年間、子どもも大人も変わらず、接触する人すべてに「夢を持とう!」「高いゴールイメージを持とう!」と言い続けていますから、純粋に夢を見続けている辰巳ジャンプの子どもたちの力になる責任があると思っています。

暑かった夏休みの間に、休まずに練習してきた子たちは、見違えるような成長をしています。一人一人のことをくわしく書けば、いくらでも書けるのですが、それは秋の大会での活躍で見ていただくことにしましょう。

ひと言だけ、評価の言葉を書くとすれば、「バレーボールらしくなってきた」となります。これまではサーブを打たれたら終わり、チャンスボールも自分たちのミスでピンチに早変わりというチームでした。今日の練習では、打てないと思ったらフェイントに切り替えて相手コートに落としたり、トスをあげてほしい位置を大きな声でセッターに指示したりという習慣が身についていました。

大会までまだ1カ月以上もありますから、まだまだ伸びるでしょう。
けっこう面白い試合をすることができるような気がしています。
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【本の紹介】 『空気は読まない』

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空気は 読まない
鎌田 實
集英社

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今日の辰巳ジャンプの練習で、たった5分間の休憩中に4年生セッターのNさんが読書をしていました。熱心に読んでいるので、とても良いことだと思い、何も話しかけないようにしていました。

休憩が終わり、練習開始というその時、Nさんから私に、
「先生、この本、良い本だよ。」
と『空気は読まない』(鎌田實 著)を渡されました。

こういう時に役立つのが「速読法」です。読む時間は10分しかない。子どもたちを「手つなぎ鬼」で楽しくトレーニングさせながら、一気に内容をつかみました。「手つなぎ鬼」が終わって、「はい、読めたよ。ありがとう。」とNさんに返すと、「え~っ!もう読めたんですかっ?!」と驚いていましたが、大まかなあらすじはつかみました。それだけでもこの本について語れるのです。

私の速読について、どうやって読むのかと疑問を持っている方もいると思いますので、触りだけ紹介しておきます。

(1)本の概要をつかむ
 題名・表紙・目次・まえがき・あとがき・本の帯と見る。一気にバラバラっとめくって何度も出てくるキーワードをつかむ。こうした作業をして概要をつかみます。

(2)目標を決める
 この本から何を得るのか、目標を決めます。今回の「空気は読まない」はどのような目標を立てたのかというと、
「KYという時代のキーワードが私の心にひっかかったので、そうではない逆の意味の本なんだろう。KYを打ち破る内容を読み取ろう。」
と決めてから読み始めました。

(3)テンポ良くページをめくる
猛暑の体育館。バレーボールの練習中という過酷な状況の中でしたから、効率は上がらないと判断。普段なら見開き2ページを2秒ほど眺めて情報を得ていますが、今回は1ページ2秒程度で脳内に入れた感じでした。

(4)本当ならば・・・・・
 本来ならば、読み終わったこの時点で、仕入れた情報をメモマインドマップに書きとめることをします。今日は練習中だったので・・・・「脳内マインドマップ化」ですね。脳はフル回転です。

(5)紹介者との会話
 本を紹介してくれた人が近くにいれば、すぐに読後の交流をすると良いでしょう。今日の私はNさんに、
「この本を読んで、どこが一番心に残ったの?」
と聞いてみました。するとNさんは章の題名を言ってくれました。癌にかかった先生が命がけの授業をしていく章です。学校内に敬虔な空気を作っていく挑戦が書かれている内容です。私は内容で把握していたので、Nさんから章の題名を言われても、その章をイメージすることはできませんでした。しかし、もう一度ページを開いてみて、「ああ、この章か。」と内容を思い出したのです。

読後の紹介者との会話。一番大事です。


この本を紹介してもらって一番の収穫は、私が鎌田實先生のことを知ったということです。
今は「ゆるくつながる」ということが大きな力となる時代です。会ったことはないが知っているというだけで、いつか実際にいっしょにお仕事をすることが実現する時代です。


情報を得るとは、自分の生き方にいかに栄養分を取り込んでいくかという感覚を、これからの若い方々は持っていた方が良いのではないでしょうか。
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【本の紹介】 「デジタル教育は日本を滅ぼす」

緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
田原総一朗
ポプラ社

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ご存知、田原総一朗さんが書かれた「緊急提言!」の本です。
題名にはデジタル教育と書かれていますが、教育のデジタル化に対する反対意見だけではなく、田原さんの数多い人脈からの情報によって書かれた教育全般にわたる警鐘の本です。

目次にある各章を紹介すると分かりやすいと思いますので書いておきます。

第1章 教育の現場からの警告、デジタル教育時代の危機

第2章 学校とは何なのか! 教育とは何なのか!

第3章 迷走した戦後の教育改革 「詰め込み」から「ゆとり」へ

第4章 見直される教育改革 21世紀型新時代の教育へ

最終章 先進的なデジタル教科書が日本を滅ぼすその理由

あとがき 本気で日本の教育を考える


この8月25日に発刊され、26日に第2版が出ている本です。
教師は必ず読んでおいたほうが良いでしょう。


私は情報教育という分野で授業研究に取り組み、いち早く「インターネット活用」や「電子黒板」を教室に導入する活動をしてきましたが、実は「教科書のデジタル化」には反対の立場です。これは脳科学の視点からの反対意見です。脳科学を学び、自分自身の身体で脳活性化の人体実験をしてみた結果、指を使って字を書く、絵を描くという行為がいかに大切かということを感じたからです。

国は2015年を目標に、教育のデジタル化を強く推し進める可能性が出てきましたが、そのような時代背景に対して、自分自身の「意思」を持つためにも、このような本にも目を通しておく必要があるのではないでしょうか。


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