今日は区小研・情報教育部の研究授業を公開しました。
このブログ内でも公開授業を行うと予告していましたので、多くの方々に参観して頂きました。ありがとうございました。
私のような主幹教諭が研究授業を行うということは、けっこう珍しいことだと認識しています。どうしても研究授業は若手が受けるものだという慣習が、多くの教育現場にあるように感じます。しかし、今の東京都の状況から考えると、経験者が授業を見せるということが必要だと私は思っています。
最近の東京都の教員採用試験は、小学校で年間1300名もの新任教諭を採用しています。東京都の小学校総数が約1300校ですから、1校に1人以上、新人教諭が存在している計算になります。それが何年も続いているので、教育現場は一気に若返っているのです。
だからこそ、経験者が持てる力をふりしぼって、授業を見せるという行動が必要だと思うのです。
今日、参加してくださった若手教諭の皆さんからは、授業後の研究協議会で、
「子どもの意見を引き出す方法が参考になった」
「子どもたちがどんなことを考えているのかを、どのように把握していくのか参考になった」
「マインドマップを使ってみたいと思った」
「本時の授業案を全脳思考モデルで書いてあったので、授業の流れが分かりやすかった」
というような意見を頂きました。
私の授業から、たくさんの授業イメージをつかみ取ってくれれば、研究授業を行なった甲斐があります。
子どもたちは本当に楽しそうに授業を作ってくれました。
「私たちは学校の看板だ」という意識がみなぎっていました。
とっても嬉しかったのは、授業後の帰りの会で、
「先生は明日の6時間目、出張でいなくなります。」
と伝えた瞬間に、
「え~っ!先生いないんですか~!つまんないよ~!」
と口々に言ってくれたことです。
担任がいなくて、ノビノビできると喜ぶだろうと予想していた私は、意外な反応に素直に喜びました。
「先生がいないとつまんない」なんて言われたら、またまた楽しい授業をしちゃおう!と張り切ってしまいますよね。
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ところで、今回の公開授業には、ずいぶん長い間お会いすることのなかった、私の「親戚の叔父さんご家族」が参観してくれました。
来て下さると知らされていなかったので、授業が終わってホッと参観者を見た瞬間に、「え~っ!叔父さんたちが来ている!!!」とビックリ。このブログで情報を流したからこそ実現した参観でした。
こういうことが、ジョン・ネスビッツ氏が『メガトレンド』の中で言っていた「ハイテック・ハイタッチの共存」というコミュニケーションなんだと思います。
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