能動性を高めるテレビの見かた

テレビを見るなといっても、ここまで日常生活に定着したメディアを封じることは難しいはずです。世の中には「TVウォッチャー」という肩書まで存在するような時代です。効果的なテレビの見かたを持っているかどうかという視点も大事なのではないかと思います。

テレビからの情報は一方的に流れてきます。そこにはテレビ局側の意図があり、何も考えずに見ていれば、知らないうちに情報洗脳状態になることもあり得ます。

デジタルゲームもまた同じ。ゲームの世界は、そのゲームを作ったクリエイターの持っている創造性の範疇から出ることはないと思えます。ゲームに熱中している子は、そのゲームからの働きかけに対応しているだけで、自らの意思をもってゲームに働きかけ、そのプログラムを超えるようなゲームプレーヤーになっているなどどいうことはないのではないでしょうか。

話を戻して、能動的なテレビの見かたを提案します。これは本を読むことに似ている感覚のテレビの見かたです。地デジテレビに変わって、1週間のの番組表を表示する機能のあるテレビも登場しています。ここに出ている情報は、新聞紙面の番組欄よりも詳しい場合があります。そこで・・・・・

(1)視聴目標を立てる
 テレビ番組を見る時も、読書を始める時と同じだと思います。何も考えずにボーっと見るのもストレス解消に役立ちますから、そんな時があっても良いと思います。否定はしません。私もそういうボーっと見ていたい時が多いです(笑)。
 視聴目標を立てるということは、番組から何かを得ようとしている能動性が働きます。読書をする前にも、目次や前書き、後書き、本の帯などから読書目標を立てれば効果が上がります。同じように、テレビを見る時にも、目標があるかないかで成果が違ってくるようにい思えます。


(2)見ながらメモを取る
 我が家のテレビの周りには、必ずポストイットとペンが置いてあります。いつでもメモを取れるように準備しているわけです。「記憶は逃げていく。つかまえないと消えてしまう。」という感覚で、これだ!と感じたことをメモするようにしています。
 視聴目標が高い時には、番組を見ながらマインドマップにかいていくことも多いです。たとえば下記のマインドマップは、夢を実現していく法則についてテレビで特集していたものをマインドマップ化したものです。私の心の中には強く印象に残っていて、教室での指導やバレーチームでの指導に役立っています。見た番組をマップ化する作業は素晴らしい学習効果があります。


(3)気になる情報はすぐにインターネットで調べる
テレビ視聴から入ってきた情報は、すぐにインターネットで調べることをお勧めします。
少しでも興味を持ったことを、時間をおかずにすぐに調べられる時代です。活用しない手はありません。もしかしたら番組で放映しているほどすごくないと気づくこともあるでしょうし、番組以上に貴重な情報をつかむことができるかもしれません。

(4)見て参考になったことを、翌日、友達に語る
これは意識しないでも、誰でもやっていることでしょう。昨日見たドラマに感動した、昨日見たスポーツ試合のエピソードを語る。何気なく行っているこの作業が最高の復習効果となっています。
私は「教室で学んだことを、惜しみなく友達に教えてあげなさい。」といつも呼びかけていますが、分かりやすく人に教えることができて学習は完成します。テレビ番組視聴も、感動したことや参考になったことを、人に伝えることができて、自分自身の財産になると思います。

(5)実践できそうなことは、すぐに実践する
番組の内容で、自分にもすぐにできそうなことは、まず実践してみて答えを得る姿勢を持つこと。これをお勧めします。ただし、自分の中に一定の価値基準がないと危険です。なぜならば、たとえば通販番組に感動してしまった人がいたとしたら、すぐに実践したら過剰な買い物魔になってしまうかもしれません。
道徳的に判断して、良いと思えることは実践に移せば効果はあるように感じます。


以上、我ながら「こじつけ論」の域を脱しない話題を書いた気がして恥ずかしい気分もするのですが、あらゆることを活用する視点がこれからの時代には必要だと感じますので、文章にしてみました。



ちなみに、最近私が上記の方法で新しくつかんだ情報はこちらです。


ESC(地球シュミレーションセンター)

若き精鋭研究者方が集っている組織です。



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