何しに学校に戻ってきたんだろう?

今日、私は東京都教職員研修センターで1日がかりの研修を受けていました。
う~ん、それはそれは厳しい研修で、私を含めて参加した先生方はみんな精神的にフラフラでした。しかし、こうして研修センターに来たからこそ得られる大きな財産であり、私の心の中に育った芽が、学校現場で必ず活かされると感じています。

私の留守を守ってくれた先生方、そして私がいなくても、自分たちで楽しく学んでくれているクラスの子どもたちに感謝します。


ところで、17時に研修が終わって、いくつかの業者さんと電話で打ち合わせをしながら足は学校に向かいました。

18時前に学校到着、「おはようございま~す!」と職員室入室。
小さな仕事ですが、今日中にやっておいた方が良いことをすませて帰ろうと思っていました。

しかし、研究授業で悩んでいる先生たちが、一生懸命に指導案を作っている姿を目にしまして、「研究授業は買ってでもするんだ!」と日ごろ言っている私の立場上、あちらこちらに話しかけては相談に乗る、愚痴を聞く、そんなことに熱中している自分がいました。

私と同じ中学年研究分科会の指導案をパラパラめくっていると、どうも違和感を感じ、
「あれ?この本時案や発問計画を見ると、小グループでの学び合いがないんだけど、それはやめたの?」
と聞いてみる。すると、
「え?!書いたはずなんですけど・・・・・しまった!直していないものを印刷してしまいました!」
と発覚。大あわてで印刷しなおすことになりましたが、間違いを発見できてOK!でした。

次に、来月、区小研の研究授業を行う2人の先生に、
「協議会の会場はどうする? どこがいい? 指導案はどうなっている?」
とおせっかい。ちょっと話した結果、協議会会場は決定。ところが、若手の授業発表者が、
「どうも研究会の方針と考え方が合わない」
とジレンマに陥っているようなので、いろいろと聞いてあげました。その上で指導案を見せてもらうと、研究テーマと指導案がマッチしていないように感じたので、ちょっとだけアドバイス。
「先生の言っていることも分かるけど、研究というのはその研究部会の方針というものがあるんだから、その趣旨から大きくはずれてはいけないんじゃないの? でも、こうして研究授業を受けなかったら批判も受けられなかったんだから、プラスに考えていこうよ。」

その先生、頑張る意欲が出たみたい


他にも、英語の授業をどうするかという話題で、
「そうだっ! 5年生の英語の授業で、キャンプファイヤー風に遊んじゃおうかな!」
「ABCをモジモジ君ふうに、みんなで身体表現していくコミュニケーションもやろうかな!」
「5年生は英語で劇をやらせるといいんじゃないかな!」
など、次々と語っている自分がいました。



たぶん、厳しい研修を受けてきた余波が、私の脳内を活性化していたんだと思います。




【本の紹介】
8月30日に発刊されたばかりの本です。
高学年を担任する先生は読んでもよいかもしれない一書です。
6年生で指導する『やまなし』を解釈する時に、少し参考になると思います。

デクノボー宮沢賢治の叫び
山折哲雄,吉田 司
朝日新聞出版

このアイテムの詳細を見る




読んでいただきありがとうございます。
今日もまた応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
コメント ( 0 ) | Trackback (  )