小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

2014文春についてなんやかや

2014年12月13日 | ミステリ界隈
01.米澤穂信 満願  ★★★★★ 10
02.下村敦史 闇に香る嘘  ★★★☆ 7
03.麻耶雄嵩 さよなら神様  ★★★★ 8
04.連城三紀彦 小さな異邦人  ★★★★☆ 9
05.東野圭吾 虚ろな十字架  ★★☆ 5
06.葉真中顕 絶叫
07.黒川博行 後妻業
08.吉田修一 怒り
09.藤井太洋 オービタル・クラウド
09.月村了衛 機龍警察 未亡旅団


乱歩賞はとりあえず2位キターー!!
このミスランクインから文学寄りの作品を上位に入れ替える近代文春スタイルと、乱歩賞はとりあえず2位(05、01、93、91、90、88、84年)の古代文春スタイルが悪魔合体だ! 俺達の文春が帰ってきたぜ!! 大勝利や!

このミスが洩らした東野圭吾を拾う(13、12、11、04年)のは「虚ろな十字架」がこのミス19位に滑りこんでしまい、3年連続で惜しくも途絶えてしまった。
かつての伝統芸能である折原一はとりあえずランクイン(03、02、01、98、95、91、90、88年 ※このミスor本ミスはランク外で文春だけランクインをカウント)もやってくれれば完璧だったがそれは来年に期待しよう。

冷静に見れば「闇に香る嘘」はこのミス3位にも入っており、文春2位は(珍しく)妥当ではあるのだが。
これだけ(個人的に)盛り上がれるなら毎年オワコンとくさしている文春の存在意義はまだあるのかもと思ったり。
コメント