~あらすじ~
ライブ中に浮気した彼氏につかみかかりバンドをクビにされたデュー。
ジャガー団に拉致されかかった所を救ってくれたサニムらに手ほどきを受け、酔拳・ムエタイ・ヒップホップを組み合わせた泥酔拳を身につけ、巨悪に挑む。
~感想~
華奢な体からは想像もつかない高速かつ容赦無くハードヒットする格闘を見せてくれた「チョコレート・ファイター」でデビューしたジージャー・ヤーニン主演の第二作。が、スティーブン・セガールの沈黙シリーズ同様に彼女の主演作の邦題には勝手に「チョコレート」が付くらしく、監督も別ならストーリー的なつながりもない。そして質的にも著しく落ちるので要注意。
まず「泥酔拳」というクソだせえ邦訳を付けられたオリジナルの格闘術だが、酔拳の要素があるのはデビュー戦だけで、それ以降は酒を飲まないどころか酔った素振りすら見せない。ムエタイはともかくヒップホップはいらないんじゃないかという予想も的中し、端的に言えば足技がカポエラっぽいムエタイに過ぎない。
スローモーションを駆使した演出は悪くないが、ラストバトル以外の打撃はさほどクリーンヒットせず、そもそもカポエラ風の泥酔拳の蹴り技は当たりが弱く、痛さのアピールが足りない。
またストーリーはきわめて単純ながら、無駄に暗く打ち沈んだもので、泥酔拳というおちゃらけた格闘術にはいかにもそぐわず、無駄に冗長なカメラワークで無駄に尺を取っているのもきつい。終盤の立体交差する三本の吊り橋上でのターザン格闘くらいしか見どころは無かったかな……。
評価:★☆ 3
ライブ中に浮気した彼氏につかみかかりバンドをクビにされたデュー。
ジャガー団に拉致されかかった所を救ってくれたサニムらに手ほどきを受け、酔拳・ムエタイ・ヒップホップを組み合わせた泥酔拳を身につけ、巨悪に挑む。
~感想~
華奢な体からは想像もつかない高速かつ容赦無くハードヒットする格闘を見せてくれた「チョコレート・ファイター」でデビューしたジージャー・ヤーニン主演の第二作。が、スティーブン・セガールの沈黙シリーズ同様に彼女の主演作の邦題には勝手に「チョコレート」が付くらしく、監督も別ならストーリー的なつながりもない。そして質的にも著しく落ちるので要注意。
まず「泥酔拳」というクソだせえ邦訳を付けられたオリジナルの格闘術だが、酔拳の要素があるのはデビュー戦だけで、それ以降は酒を飲まないどころか酔った素振りすら見せない。ムエタイはともかくヒップホップはいらないんじゃないかという予想も的中し、端的に言えば足技がカポエラっぽいムエタイに過ぎない。
スローモーションを駆使した演出は悪くないが、ラストバトル以外の打撃はさほどクリーンヒットせず、そもそもカポエラ風の泥酔拳の蹴り技は当たりが弱く、痛さのアピールが足りない。
またストーリーはきわめて単純ながら、無駄に暗く打ち沈んだもので、泥酔拳というおちゃらけた格闘術にはいかにもそぐわず、無駄に冗長なカメラワークで無駄に尺を取っているのもきつい。終盤の立体交差する三本の吊り橋上でのターザン格闘くらいしか見どころは無かったかな……。
評価:★☆ 3