~あらすじ~
韓国からタイへ移住しテコンドー道場を営むムン一家。
タイ王国の秘宝を窃盗団から取り戻したことから、窃盗団につけ狙われる。
子供たちを友人のもとへ預けるがそこにも魔の手が忍び寄り……。
ジージャー・ヤーニン主演第三作!
~感想~
ジージャー脇役じゃねえか!!
主役はテコンドー一家でありジージャーは疎開先の友人の姪という役柄で、タイと合作だから向こうの有名なアクション女優でも出しとくか程度の、いてもいなくてもいいどころか明白にいらない子である。
アクション的にはよくあるカンフー映画のテコンドー版で普通に観られるものだが、ストーリーは一から十まで破綻しており、タイ王国の秘宝(時価3千万ドルの短剣)を狙う窃盗団は警備員は銃殺しておきながらテコンドー一家を相手にすると急に武道精神に目覚めて素手で戦ったり、盗んだ短剣をしまった箱を窃盗団のボスが小脇に抱えて急ぐでもなく徒歩で帰ったり、その途中にテコンドー一家の長男とぶつかってうっかり短剣を落としたところを目撃されたり、長男が帰宅してテレビでその短剣が盗まれたものだと気づきあわてて引き返したらボスがまだ悠長に帰宅中で余裕で追いついたり、白昼堂々長男とボスの格闘が始まったのに周囲の人々はほとんど無反応だったり、ボスは3千万ドルの短剣を武器として使い出したり、一方テコンドー一家の母親は窃盗団の車に偶然ぶつけられたら後ろに幼児が乗っているのに謝罪と賠償を要求するニダと追跡を始めたり、短剣を取り返された窃盗団は一家への復讐を狙うのだがいくらテコンドー一家だとはいえ婦女子に撃退される程度の刺客に素手で襲撃させたり、決死の覚悟で滝に飛び込んだけど間に合わなかったり、幼児が時限爆弾を解除したり、ラストバトルで窮地に駆けつけるのがジージャーではなく二頭の象だったり、長男は短剣で4回斬られてるのに全くのノーダメージで必殺トルネードを放ったりともう、ツッコミ不在で次から次へと繰り出されるボケの嵐に圧倒されるばかりだった。
いやもう本当にこの映画に限った話じゃないんだけど銃を使えよ銃を!!
それにしてもジージャーが中盤でザコキャラに敗北する役どころの映画に「チョコレート」を冠して主演第三作とうたう日本の配給元は、信頼その他もろもろを失ってでも目先の金が1円でも多く欲しいんだろうなと呆れ返ることしきりである。
評価:★☆ 3
韓国からタイへ移住しテコンドー道場を営むムン一家。
タイ王国の秘宝を窃盗団から取り戻したことから、窃盗団につけ狙われる。
子供たちを友人のもとへ預けるがそこにも魔の手が忍び寄り……。
ジージャー・ヤーニン主演第三作!
~感想~
ジージャー脇役じゃねえか!!
主役はテコンドー一家でありジージャーは疎開先の友人の姪という役柄で、タイと合作だから向こうの有名なアクション女優でも出しとくか程度の、いてもいなくてもいいどころか明白にいらない子である。
アクション的にはよくあるカンフー映画のテコンドー版で普通に観られるものだが、ストーリーは一から十まで破綻しており、タイ王国の秘宝(時価3千万ドルの短剣)を狙う窃盗団は警備員は銃殺しておきながらテコンドー一家を相手にすると急に武道精神に目覚めて素手で戦ったり、盗んだ短剣をしまった箱を窃盗団のボスが小脇に抱えて急ぐでもなく徒歩で帰ったり、その途中にテコンドー一家の長男とぶつかってうっかり短剣を落としたところを目撃されたり、長男が帰宅してテレビでその短剣が盗まれたものだと気づきあわてて引き返したらボスがまだ悠長に帰宅中で余裕で追いついたり、白昼堂々長男とボスの格闘が始まったのに周囲の人々はほとんど無反応だったり、ボスは3千万ドルの短剣を武器として使い出したり、一方テコンドー一家の母親は窃盗団の車に偶然ぶつけられたら後ろに幼児が乗っているのに謝罪と賠償を要求するニダと追跡を始めたり、短剣を取り返された窃盗団は一家への復讐を狙うのだがいくらテコンドー一家だとはいえ婦女子に撃退される程度の刺客に素手で襲撃させたり、決死の覚悟で滝に飛び込んだけど間に合わなかったり、幼児が時限爆弾を解除したり、ラストバトルで窮地に駆けつけるのがジージャーではなく二頭の象だったり、長男は短剣で4回斬られてるのに全くのノーダメージで必殺トルネードを放ったりともう、ツッコミ不在で次から次へと繰り出されるボケの嵐に圧倒されるばかりだった。
いやもう本当にこの映画に限った話じゃないんだけど銃を使えよ銃を!!
それにしてもジージャーが中盤でザコキャラに敗北する役どころの映画に「チョコレート」を冠して主演第三作とうたう日本の配給元は、信頼その他もろもろを失ってでも目先の金が1円でも多く欲しいんだろうなと呆れ返ることしきりである。
評価:★☆ 3