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ゲーム感想-『チャイルド・オブ・ライト』

2017年08月24日 | ゲーム
~あらすじ~
オーストリアの公爵令嬢オーロラは見知らぬ場所で目を覚ます。そこは闇の女王に太陽と月と星を奪われたレムリアという国。
3つの光を取り戻し、元の世界に帰るためオーロラは旅に出る。


~感想~
絵本や水彩画のような透明感ある、そして独創的な風景がまず映える。本番は飛行能力を得てからで、全くのノーリスクで画面内を自由に飛び回れるのは素晴らしい。
システムはオーソドックスなRPGで、安価なだけはありシンプルな作りながら、工夫が凝らされている。
戦闘システムで一番の特色は、素早さに応じてFF風のリアルタイムで行われるが、行動選択から実行まで準備時間が挟まれ、その間に攻撃を受けると(敵味方ともに)100%行動失敗するというもの。また右スティックで戦闘中も画面を自在に動かせるサブキャラで敵の行動を遅延させたり、味方を回復することもでき、敵の攻撃を妨害するか、回復で耐えるか、行動から実行まで遅い全体攻撃をどのタイミングで放つか等々、戦術性は意外と高い。
戦闘に出せるのは2人だけだがパーティーメンバーと自由に入れ替えでき、それぞれ物理攻撃役、回復役、補助役と様々で、魔法の属性と敵の相性も頭を悩ませる。
惜しむらくはボリュームが薄く、クリア後の追加要素は「強くてニューゲーム」のみと寂しいが、値段相応かそれ以上の面白さは味わえるだろう。


評価:★★★ 6
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