中川昭一財務大臣が、ローマで酩酊のヘロヘロ記者会見をやった。笑っちゃうほどの、情けな い醜態会見である。この男はしばらく前から、アルコール依存症の傾向が顕著であった。国会で、官僚の書いた文章を20数か所も読み間違えていた。
この醜態会見は、世界各国に皮肉たっぷりのコメントともに、発信されている。本人は薬の飲みすぎや風邪だっととか言い訳しているが、今回のような強行スケジュールで、アルコール依存症の人間がやる行為はたった一つである。飲酒であることは間違いない。
国内では、支持率が10%を切ってただでさえ危ないアホー政権がどうなるかで、持ちきりである。次はどうするかや予算だけはなんとかなど、完全に混乱状態である。
ところで、中川が出かけて行ったローマのG7の内容について何を言ってきたのか、すっかりかすんでしまっている。本当はこちらの方が重要なことなのである。
中川大臣は、IMFへの融資を行ってきたのである。何と1000億ドルの金額である。外貨準備を活用すると言っているが、1000億ドルは約9兆円強である。外貨準備金の多くは、アメリカ国際である。一体どう活用するつもりであるのか不明のままである。
ヘロヘロ会見の直前に、ローマ市内でストローンIMF専務理事と、融資の調印をしている。国家予算の15%近い金額を、ポンとIMFに融資したのである。その後飲んだのだろう。
中川はヘロヘロ会見で、融資の原資を突っ込まれるのを回避したのではないだろうか? と、思いたくなるほど、メディアはこのことには触れようとしない。何のためのG7だったのか、何しに行ったのか。次年度の予算はどうなるのかは、おかげで尋ねられることもない。