71歳の浪速のおばちゃん(おばあちゃん?)が、ひったくり犯を捕まえた。7日の朝8時ころ、大阪生野区の路上で、71歳のおばちゃんが、自転車でパートの出かける途中でひったくりにあって、カバンをとられてしまった。
なんとこの、71歳のおばちゃんは「とられたのが悔しくて、絶対取り返したる」と、350メートルも追いかけて犯人を捕まえて警察にさし出した。この浪速のおばちゃんがすごいのは、追いかける途中、パート先に寄って社長に手伝わせているところである。
犯人を捕まえるよりも、「悔しい」が先だったことが、浪速のおばちゃんらしい。捕まえてみると、犯人は32歳の無職で住所不定の男だった。懐には、わずか2円しかなかったそうである。
因みに、とられたおばちゃんのカバンには110円しか入っていなかったそうである。自転車のチェーンが外れてもたついた犯人は、おなかが減って動けなかったようである。
金と仕事のない情けない若者(32歳であるが)と、元気なおばちゃんのなんとも、世相を反映した話である。
なんとも、浪速のおばちゃんの執念はすごい。大阪に行く時には気をつけよう!